サインの真贋度について

本に書かれているサインが本物かどうかを、見分けることは店主にはほとんど不可能です。とはいえ、これこそがお客様の一番知りたい情報ではないかと思いましたので、あえて「サインの真贋度」なるものを設定し、明記すことにしました。

「真贋度:A」は、入手経路がはっきりしているものや信頼できるものに限っています。つまり、店主の目の前で本人にサインしていただいたものや、サイン会、大手書店等でのサイン本販売、あるいは信頼できる出版社から直接入手したものだけを「真贋度:A」にしています。

「真贋度:B」は、古本屋や新古書店、または知人等などから入手したもので、どういう状況でサインがされたかを確認できなかったものです。

店主は偽物とは思っていませんが(そうだとわかっていて入手したりはしませんので)、絶対本物とは言い切れないものに付けました。

落款(ここまで用意するのは相当な値段が付くものでなければしないでしょうし)がある本や、かなり信頼がおけると思われる古本屋から入手したもの、などの理由から、「真贋度:A」にしたくなる誘惑にはしょっちゅうかられるのですが、入手経路という唯一確実な判断材料にはこだわっていこうと思っています。

「真贋度:C」は、少し特殊なケース?で、本物か偽物かというより、サイン自体が判読不能で誰の手によるのか、また何が書いてあるのかが判然としないものに付けました。ですので、点数がそうあるわけではありません。入手経路は「真贋度:B」と同じです。

いたずらという可能性がなきにしもあらず、でしょうか。が、もしかしたら関係者ならわかる場合もあるかもしれないですよね(わかる方には情報をいただけるとありがたいです)。判明した場合は「真贋度:B」判定に変更(あるいはいたずらで抹殺も?)するつもりでいます。

サインについては、店主もいろいろな方法で情報を仕入れるようにしていますが、年と共にサインが変化してしてきていたり、中にはまったく違ったサインにしてしまった人もいるようです。これはこれでまた別の楽しみが生まれたりもするのですが、サイン本を売る側としては悩みが尽きません。

ご購入にあたっては画像をご覧になって、自己責任で注文してくださるよう、重ねてお願いします。

(2010/07/16、2010/09/09改・2011/12/15改・2012/06/23改・2012/08/30改)

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