4:50起床。F原さん(家人の他は今日が初対面)が車で迎えに来てくれて、5:40に出発。わが家は、家人に次女、果太、葉子と私。永福−三鷹間でいきなり事故による渋滞となるが、20分ほどで通り抜けることができた。もう一度事故に遭遇するが、これは車線が広くなってからだから、ほとんど影響を受けずにすむ。
F原さんが「さびれた」富士吉田を見ることを提案してくれたので、そこにも寄る。なるほど、立派な商店街と裏道には相当数の飲み屋(共に「だった」ところも。土曜だからか、土曜なのにか、それとも時間が早いからなのかはわからないが、ほとんどシャッターが下りていた)があり、それが現時進行形で朽ちていっている感じがする。
由緒ある建物というのではなく、日本各地のどこにでもあった商店街(の長さは大したものだが)で、また古さも中途半端だから、観光の目玉にするには難しそうなのだけれど、その中途半端さが妙な雰囲気を醸し出しているのだ。時間をかけて歩き回りたくなってしまうが、これはひとりの時でないと、ね。
F原さんのリゾートマンションに着いて、おやつ休憩。一通りマンションの使い方(というのもヘンだが、備品なども一部を除いて自由に使っていいのだと)を説明してくれたあと、山中湖一周(これも詳細な説明付きで、途中、富士吉田の時と同じく自分は車を先回りさせて、私たちにはミニハイキングも)と平野から山に入った、山中湖が一望できるところまで連れて行ってくれる。
富士山は対岸からは何とか見えていたが、ここに来た時は雲におおわれてしまっていた。残念だが、今日の天気だったら、これでも上出来なんだろう。この場所は穴場で、F原さんも一度は通り過ぎてしまったのだが、くやしいなぁ、とまた湖畔まで戻って再挑戦してくれる。別の場所は車が何台も止まっていたが、ここは狭いところを抜けないと行けないので、眺望を我が物にできるというわけなのだ(孫が寝てしまって次女は車から離れられなかった)。
昼食にしたいと言うと、おすすめレストランの1つに車を止め、食事くらいは一緒にと思っていたのに、F原さんは「じゃあこれで」と帰って行ってしまった。わが家のために、ここまでサービスしてくれて、有難いが申し訳ない気にもなる。ということは、いかに家人がF原さん(は、家人が週2回出向いている会社の経営者なんである)のもとで真面目に仕事をしているかということでもあるのだが。
食事後は、レストラン近くの浜で遊ぶが、家人はボートに乗れとしきりに営業されてるし、もう少し自然な雰囲気の所を探そうということになる。東に向かって歩いていくが、私有地ばかりでなかなかそういう場所にはならず(2人の幼児連れだから時間がかかるのだ。それに最初のうちはサイクリングロードが途切れているから危なっかしいったら)、半ばあきらめかけたところで、なんとか「日本の渚百選 夕焼けの渚」という標識にぶつかって、広い浜でゆっくり遊ぶことができた。ここは人もいないし、景観も◎(観光案内所でもらった「山中湖周辺ドライブマップ」だと、この「夕焼けの渚」の位置が1.5キロほど東にずれているのだ。ひどい)。
道路を隔てた文学の森には「かくれんぼ広場」という、よく考えて作られた公園があって、孫たちはここでもたっぷり遊んだ。小径ひとつにしても落ち着いた感じで、大人が散策しても気持ちがいい場所になっている。
仕事の関係で遅れて到着する真ちゃんを迎えにいく前に、マンションに帰る案も出たが、歩く距離と時間を考えて引き返すことにする。が、次女が果太を抱いたので行きよりも時間がかからず、バス停にも早くついてしまい、なら浅間神社に行ってと欲張ったことまで考えるが、でもやっぱり少し行ったら急に大人も疲れてきて、手近な場所で待つことに。
真ちゃんのバスは、そう遅れることなく到着するが、もう歩きたくなくなっていて、食事も帰り道にあるところに変更。国道を曲がり、真っ暗になった道をだらだらと上って(これが長くて、くたびれるのだ)やっとマンションに帰り着く。
リゾートマンション(管理は旅館並)なので、大浴場やトレーニング室などがあり(F原さんは自室の風呂を物置にしてしまっていたが、そりゃそうだ)、貸し切り状態の風呂で体を伸ばす。果太は泡風呂を恐がって近寄ろうともしない。毎度のことながら、この臆病さにはあきれるし、ゆかいだ(果太にとっては大問題なのだろうけど)。
孫が寝てしまって静かになったので本を開くが、頭に入らず。コーヒーだけがやたらうまくって、でも、眠気を覚ますには至らず、だから早々に寝てしまう。
★どうでもニュース
犬に8000億円を NY富豪女性が遺志(朝日新聞)
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