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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
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■2005.3.31(木) 18冊アップ(計780冊)

 

マーケットプレイスで2ヶ月経っても売れなかったものの連絡が、続々と入ってくる。機械的に再出品してしまってもいいのだが、一応は今の状況も把握しておきたいしで、なんだかんだと時間をとられてしまう。


■2005.3.30(水)

 

今日もヒマ。で、少し片づけ。

オークションに出してしまうつもりでいた折りたたみ自転車だが、配送料もかかりそうだし、なにより乗りにくいのを売りつけるのは気が引けるので、それはあきらめ、自分で使うことにする。

けど、遠出はできないし……鍵をかけないでおくから、誰か持って行ってくれないだろうか。

サッカーW杯、バーレーン戦。オウンゴールで辛勝。


■2005.3.29(火)

 

長女、朝、スペインへ。

昨日からの雨で梅の花がほとんど落ちてしまう。花びらだけでなく、付け根(何と言うのだ)から落下してしまう方が多いくらいで、これではまた実が出来ないのではないかと心配になる。

今日は、仕事は引き取りばかり。新規は今のところFAXが一枚入っただけ。ひでー。

回文のメルマガ発行。今月中に出さないと廃刊になってしまうのに、メンテナンスで新規発行は受付停止になっている。そんなー。あれ、でも、ログインできて、発行画面にも行けて……手続き出来てしまったけど?


■2005.3.28(月) 18冊アップ(計780冊)

 

弘美ちゃん、京ちゃんが子供を連れて遊びに来る。トロが目的?だったのに、沙耶ちゃんが猫アレルギー(ではないかと)になってしまい、目のまわりがはれてしまう。


■2005.3.27(日) 映画『バンジージャンプする』『アビエイター』

 

新橋に全員で集まりがあるのを無視して新宿へ。この集まりがあるから今日の小学校のクラス会は欠席したんじゃなかったっけ。うん、まーね。

武蔵野館2で『バンジージャンプする』。

イ・ビョンホンとイ・ウンジュのなんとなくなつかしくなる学生時代の恋物語が、途中から教え子である男子生徒との恋になる。そうか、そういうこともあるだろうなと、もちろんそれは輪廻転生それ自体のことでなく思うのだが、ラストはどうか。

人生はやり直せばいいのだろうか。そうではないし、だいいち二人が好きであるという前提の前には、同性であることがそれほど問題なのだとも思えないのだ。

ミラノ座で『アビエイター』(The Aviator)。

スケールの大きな力作で168分があっという間。マーティン・スコセッシの腕はもちろんだが、ハワード・ヒューズの魅力ある半生ならではだろう。

『地獄の天使』の撮影シーン(見たくなるよね)、ケイト・ブランシェットのキャサリン・ヘプバーン、飛行最高速度記録への挑戦、巨大飛行艇ハーキュリーズなどなど。見せ場が書ききれないくらいある。

映画的快感に満ちたフルコースではあるが、物足りなさも。大富豪すぎて自分を投影しにくいということももちろんあるのだが、彼が狂気から抜け出すあたりは、わかりにくい。やはり他人には踏み入れられない部分だからだろう。

公聴会で反対に相手をやっつけても、実はそこからが地獄ではなかったか。狂気からは本当に抜け出せたのだろうか。あえてこの先に触れていないのは、当然の帰結か(それに映画としては時間切れだ)。

そういえばアレック・ボールドウィンを見たのは久しぶり。パンナムの社長役は恰幅がよくなったからなんでしょうな。

早めに帰り、家で入力作業。


■2005.3.26(土) 映画『ローレライ』『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』

 

掃除。長女の友達で最近フランスから帰ったY部ちゃんと我が家の4人+孫と近所のFUNで食事。ランチ500円にドリンクが105円で5人なのにたったの3025円という安さ。しかもデザート付。

別れてそのまま錦糸町へ。楽天地シネマ8-2で『ローレライ』。

I井氏が葉書で「恥を知れ!」と書いていたが、たしかにこれは……。小説やマンガならまだしも、これだけくさいセリフを生身の人間に次から次へと吐かれてしまうと……。

設定が奇抜なのはいいとしても、歴史に大胆に介入しているのだから余計説得力が欲しいところだ。人間のドラマがそれを全部邪魔しているのだ。

で、もし人間のドラマを排除したとしたら、信管抜きの魚雷でアメリカ艦隊をやっつけるなんて話が成立するだろうか。原作を読んでみたくなる。

特撮は健闘しているだけに残念。

良品計画で本の収納について悩んでいるうちに、もう次の映画の時間。

楽天地シネマ8-4で『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』 (Bridget Jones: The Edge of Reason)。

レニー・ゼルウィガーが相変わらず太めのブリジットを好演。太めは役作りでなく、彼女の体質そのもの? だったらブリジット役が続いた方が居心地がいいとかね? 

ただ話の方は、続編でバージョンアップ?させたものだから、身近なOLの物語からは離れてしまった。それになにより、ブリジットはモテすぎです。

ヨドバシを駆け足で見て帰る。LANケーブルに平べったいものがあった。これなら2階や3階へ外を経由して配線できるかも。


■2005.3.25(金) 勉強会

 

勉強会(19:20遅刻〜21:00)に出席するため高田馬場へ。

テキストは小林和之の『「おろかもの」の正義論』。S川氏の素晴らしい報告にもかかわらず、未読の私は何しに行ったのやら、という感じ。反省。


■2005.3.21(月) 映画『ビヨンドtheシー〜夢見るように歌えば〜』『鉄人28号』

 

家人と新宿武蔵野館3で『ビヨンドtheシー〜夢見るように歌えば〜』(Beyond the Sea)。

ボビー・ダーリンの伝記映画だが、ケヴィン・スペイシーが全部歌って踊っての映画(クレジットタイトルの曲目のほとんどすべてがperformed by Kevin Spaceyになっていた)。ついでにというか、だから監督、脚本も。

ボビー・ダーリンよりはサンドラ・ディーの方がまだ知っている私だから、似てるのかどうかはまったくわからないのだが、ここまで堂々とやられては脱帽するしかない。『レイ』のジェイミー・フォックスもすごかったが、これはまた別の意味で賞賛に値する。

不自然なのは確信犯で、歳が合わないことを映画の中で弁解したりする。というのは、ボビー・ダーリン自身が自分の伝記映画を死後に撮っているという妙な構成になっているからだ。少年時代のボビーと二人だけで37歳の生涯を活写してしまうのであるから仕方ないのだけど。出生の秘密にこだわったからなのだろうけど、この構成はやりすぎのような気がする。

サンドラ・ディーとの離婚にもふれていないは、「思い出は月光のようなもの、自由にやっていい」(繰り返されるセリフ)だから?

食事のあと一人で、シネマミラノへ。『鉄人28号』。

なにしろ鉄人の場合は12歳の正太郎くんがメインだからなー。それを大人の目で幼稚と片づけるのは気が引けるんだけど、登場人物すべてと、いい加減なラストに至るまで全部に文句が言いたくなる。もう少し脚本の段階でなんとかならなかったんかい!

一番ひどいのは、正太郎だけでなくマッドサイエンティストまでが親子問題を引きずってることで、見てる方は嫌気がさす。

心配してた特撮は、おっ、けっこうすごいじゃん!って思ったけど、これが尻つぼみで、最後の方ではただのアニメになっていた。まさか、予算切れ?

ンなのにパンフレットを買ってしまった。文句だらけなのも愛着のなせるワザということで。ごめん。でもパンフはいきなり間違えていて、漫画「鉄人28号」初の単行本表紙、とあるのは単行本でなくコミクス版。見りゃすぐわかるだろー、っても若い人だったら知ってるはずがないか。

客の入りはイマイチだったが、パンフレットだけでなくキャラクターグッズは売れていた。オッサンがピンバッジ全種類というのはわかるんだけど、下敷きが欲しいとぐずっていた小学校高学年の女の子もいて、受ける要素はあるのだなー、と。


■2005.3.20(日)

 

掃除。自転車で新橋へ。母、妹夫妻に甥、家人で「徳寿」のあとお茶のお決まりコース(健さんは食事のみ)。

みんなと別れ、シモジマで本の保存・発送用のポリ袋を買う。途中、神保町のはずれの古本屋、帰り道はブックオフに寄るが、昼間のんびりしすぎたので時間がまるで足らず、駆け足。


■2005.3.19(土) 映画『プリティー・プリンセス2 ロイヤル・ウエディング』『シャーク・テイル

 

新宿武蔵野館2で『プリティー・プリンセス2 ロイヤル・ウエディング』(The Princess Diaries 2 - Royal Engagement)。期待通りのつまらなさ。無害映画というのはねー。

手術ミスで歌えなくなったと数年前に訴訟を起こしていたジューリー・アンドリュースが歌っている。彼女としてはこれでは不本意なんでしょうね。歌ではなく語りなんだそうな。

次は、ミラノ座で『シャーク・テイル』(Shark Tale)。今日はお子さま番組だ。アニメなのに豪華キャストで、字幕にも俳優の名前がでっかく出てくる。映画好きならそういうところを楽しめばいいんだろうけど、のれない。

自分がさえない日なのかも。


■2005.3.18(金)

 

暖かくなった。梅も満開。今年は蜂も沢山来ている(普段はどこにいるのだ)から、実も期待できるかも。

朝刊の天気図は前線が通過しているのに晴れマーク。実際いい天気。こんなこともあるんだ。と思っていたら午後急に暗くなって雨。でもすぐ止んでしまった。もっともほとんど家の中だし、表に出ても路地裏だから空だってほんの一部しか見えないわけで。で、こんなこと言ってるのは連休前で気分的に余裕があるからなんであーる。


■2005.3.17(木) 長女の帰宅

 

スペインから長女が仕事で帰る(18:15)。帰ったととたん美容院へ行ってしまう。次女にたのんで予約を入れていたんだと。飛行機が遅れるかもしれないのに、気がしれん。わざわざ日本でカットすることもないと思うが、向こうはヘタクソなんだろうか。

相変わらず騒がしいヤツ。トロも迷惑そうにしてた。半年前にも仕事で帰ったばかりだから新鮮味に欠けるしな。もっとも今回は仕事で大阪や横浜に泊まるとかで、そうは家にいないそうだ。


■2005.3.15(火) 確定申告

 

一番で、税務署へ。申告書提出。5人の受付のところに、さらに10人ほどの列が出来ていた。さすが最終日。提出だけだから待ち時間というほどのものではなかったが、来年はもっと早くすませたい。あー、やれやれだ。


■2005.3.13(日) 仕事場の模様替え

 

昼から家人と娘に来客。

14時近くまで仕事。気晴らしにブックオフに行ったあと、やりたかった仕事場の模様替え。蛸足配線だし、乱雑の極みなので4時間くらいかかってしまう。くたびれて足がじんじんしている。

二つの机と引き出しの向きをかえただけなんだが、椅子に座ったまま三台のパソコンの操作ができるようになった。いい感じだ。

梅がいくつか咲き出す。外出の時、瞬間的に雪。


■2005.3.12(土) 申告書作り
 

後がないので申告の作業。昼間は仕事もしたが1日がかりである。

時間がかかるのは決算書。一年前のことを覚えていれば何でもないのだが、それがかなりあやふやなのだ。毎年記憶が曖昧になっている。やばい。

申告書に移って、株式の譲渡がある場合は所定の用紙が必要なことに気づく。月曜日に税務署まで行くことを観念したが、HPに別の用で行き、そこで申告用紙が手に入ることがわかる(そこで記入しプリントアウトする仕組み)。電子申告も可能らしいが、提出しなければならない書類もあるし、わからない点もあり不安なので今年は見送ることに。

控用の引き写しの手間は省けたが、初体験HP申告故の余計な時間も。

HP申告はとても便利だが、減価償却資産のうち消却残があっても本年度の償却費のないものは記入しなくてよかったり(記録としては不完全になるのでは?)、申告書で計算式が省かれているものがあるところなど改善の余地もあるようだ。


■2005.3.10(木)
 

今週前半はS社のセッターが故障で昔世話になっていた製版屋へ頼みに行ったりで、混乱気味。仕事が少ないから混乱してもなんてことなく済んでしまうのだけど。でも申告にまで手が回らない。困った。

梅が昨日一輪だけ咲く。今日は一斉に、のはずがそれっきり。今年は気をもたせるなー。去年が早すぎたのだろうけど。メダカも急に元気になる。


■2005.3.6(日) 映画『ひまわり』『アレキサンダー』
 

母の所へ行くつもりだったが、電話でどうでもいいと言ってきた。今年になってからずっとこんな感じ。声は元気なのだが本調子ではないのだろうと、中止。もっとも私はどうせ銀座まで自転車で行くから同じなんだが、無理に顔を出すこともないか。

シャンテシネ1で『ひまわり』(I Girasoli)。

英語吹き替え版(本人の?)なので、タイトルもSunflowerになっていた。2年前の東急文化会館閉館企画でも取り上げられていたが、今回はソフィア・ローレン100作目の出演映画『微笑みに出遭う街角』の記念興行。初回のみの上映だが、料金が安いこともあってまあまあの入り。中年のおっさんが多い(ソフィア・ローレンのファンなのか!?)、って私も中年組の一人だった。

考えてみたら、ソフィア・ローレンの映画ははじめてではないかと。昔は恐いおばさんのイメージがあって、だからと避けてきたわけではないのだが。でもまあ、こちらも歳をとったせいか印象はずいぶんと違った。けど、私は子供をひどく叱ってたにせよリュドミラ・サベリーエワをとるな、ってくっだらねー。

映画の前半は子供っぽい展開で、これが名作なのかと心配したが、一応考えさせられる内容にはなっていた。

冷戦下のソ連ロケで、であるから当時としては最新の原子力発電所(目の前に住んでいるんだから恐い)や長いエスカレーターに真新しい団地など、国力誇示があからさま。ってもちろんこれはイタリア映画なんだけど、ロケとの交換条件だったとかね。

本屋、古本屋をはしごしつつ木場へ戻る。

109シネマズ木場シアター6で『アレキサンダー』(Alexander)。

ペルシャとの大決戦が早い時期に来てしまうこともあって、映画としてみると、まとまりはいま一つ。

が、映画はスペクタクルシーンではなく(これも素晴らしい)、アレキサンダーと共に彼の描く世界国家という理想を掴み取ろうとする。これが映画としての迷走を生む、というかそれが主眼なのだ。だからアレキサンダーを東征に駆り立て、インドで瓦解していく様に、不思議ないらだちをおぼえるのだが、それも含めて絶妙の空間を生んでいたと言ったらうがちすぎだろうか。

というわけで、長尺(173分)なのにまるで退屈しなかったが、結末は当然あっけない。


■2005.3.5(土)
 

家で仕事、片づけ、申告準備。どれも中途半端ではかどらず。


■2005.3.3(木) 41冊アップ(計762冊)
 

ちょいとがんばってみました。でももう息切れ。申告しなくっちゃ。


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