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ブックリブックス(目録) 注文方法 目録の見方・本の状態
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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
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■2004.4.30(金) 読書会
 

解体工事終わる。基礎部分の撤去にずいぶん手間取っていたが、それはアパートのではなく、その前にあった工場のものだったらしい。

自転車で新橋へ。母へ返済金。

2回サボりが続いた読書会に出席(25分の遅刻)。課題図書は『免疫、生命の渦』(西原克成著)。レポーターはT氏。著者も出席の他計16人。

西原説はユニークなだけでなく説得力がある。なのに、何故認知されないのだろう。前回(2003.1.10)の時と同じ疑問がわく。今回は本も読んでないのに、つい失礼な発言をしてしまった。反省。


■2004.4.29(木) 映画『コールドマウンテン』
 

楽天地シネマ8-8へ。少し早めに行ったのに10:00の回はすでにほぼ満席。

強烈な反戦のメッセージを持った映画だが、恋愛映画の部分は意外にも肩すかし。決して悪くはないのだが、大作映画的散漫さから抜けられなかったいうか。

書きたいことは沢山あるのに、気力が……。

従妹が遊びに来ていて、夜はみんなで天千代へ。鰻と天麩羅。


■2004.4.26(月) テレビ『鼓童meets玉三郎』
 

路地を挟んだ家(小さなアパート)の取り壊しがはじまる。古い木造だからか、こんなに近いのに振動も騒音も思ったほどではなくほっとする。けれど、車輌や人の出入りがあってやっぱり落ち着かない。

昨日の夜は、風呂から出たあとNHK教育テレビで『鼓童meets玉三郎』。

はじまってから1時間以上も過ぎていたし、本気で見る気などまったくなかったので(この時点では何をやっているのかもわかっていなかった)、最初はトロの相手で忙しくしていたのだが、トロはあぐらの上で寝てしまうし、私もトロはどうでもよくなって、テレビに夢中になっていた。最近朝が早くてつらいのに、結局最後(0:25)まで。

集団で何かを作り上げていく過程というのは、なんであれとにかく面白い。玉三郎がただものじゃないってこともよーくわかりましたぞな。でも眠い。


■2004.4.25(日) 思いあたれば、ぼけ?
 

毎朝トロの「顔ノック」で起こされるのだが、今日はいつもより早くないか。あー、イテーよ。爪を切らなきゃな、と思いながら目覚まし時計(トロがいるのでいらないのだが、一応確認用)に手を伸ばす。あれ、何かヘンだと思ったら、文字盤のガラスがはずれている。

実は昨日掃除をした時、丸いガラス版が畳に落ちていた。でも、気にもしなかった。って、なんで気にしないんだ。こんなものが落ちていて。いや、何かなとは思ったような? あやふやというのがどうもねぇ。それにそれはどこに置いたんだか。ってすぐに見つかったけどね。

これは今日のことだが、階段を掃除していたら手すりがはずれてしまった。手すりは5メートル位の棒で、4ヶ所ある支えがはめ込んであり、さらにネジで止めてあるのだが、調べると3本のネジがなくなっていた。見えないように下側から止めてあるとはいえ、ネジはいつ落ちたのだろう。というか、普通階段ににネジが落ちていたら疑問に思うはずだよね。それも3本も。まあ、落ちたのは別々になんだろうけど。

う〜ん。少し考えればわかることなのに、なんで思考が停止してしまうんだ。こういうのも(も、です。他にも思いあたるふしがあるから)ぼけのはじまりなのかも。

日曜日なのにダラダラと仕事。カメラデータの整理も。大量すぎて、というよりWindowsに慣れてなくて、これはほとんど終わらなかった。

山下家の3人来る。のどかな日。

夜は、買い物かごの修正プログラムの入れ替えを家人にしてもらう。

以前、目録の表示が規定数を超えた場合に、ただ「次ページ」となるのではなく、あと何ページあるのかわかるようにしてほしいという要望を出していて、何日か前にプログラムを修正したという連絡をもらっていたのだ。

動作確認や、ついでに細かい手直しも。どうだ。ずいぶんよくなったではないか。ってまだアップは先なのだが。


■2004.4.24(土) 夏みかん
 

新聞を読みながらゆっくり朝食をとったあと、昨日届いた『アサヒカメラ』を眺めていたら、あっという間に2時間が経過。あ、でもこんなふうに朝のんびりするのっていいよね。

自転車で新橋まで行き、すぐ銀座へ引き返す。今日は風が冷たい。叔母夫婦(+従妹)がやっている菊正で食事。母、妹、甥、家人、次女と。

食事をしながら、夏みかんが好物なのに手に入らないという話をしていたら、叔母がその夏みかんを目の前に差し出すではないか。びっくりしましたよ。マーマレードづくりが好きなので、友達が送ってくれるのだという。そのマーマレードもいただく。一人で興奮していたら、さらに剥いた夏みかんにマーマレードを入れた小鉢までもってきてくれた。あーこれこれ、この味。夏みかんだ、って大はしゃぎ。

そういえば2カ月位前、家人の友達も夏みかんをマーマレードにしてもってきてくれたっけ。今や夏みかんはマーマレード用なんだろうか。確かに夏みかんのマーマレードっておいしいんだけどさ。そのまま食べる猛者はいないのか。って、何わめいてるんだ。はしゃぎすぎです。

買えずに見逃していた『サンデー毎日』(3.14号)の「今大ブームのネット古書店」の記事を妹にもらう。前に話したのを覚えてくれていて、図書館でコピーをとってきてくれたのだという。なかなか気の利く妹であるよ。

記事の半分くらいは知らないことであった。だからってすぐブックリブックスの役に立ちはしないんだが。ただ、本気でやらないとダメなのかなとは……。

14:30には解散、古本屋など寄りながら帰る。


■2004.4.21(水) 鳩の巣作り・続報
 

「あんたって、なんて甲斐性なしなんだろうね。私も私だよ、巣も満足に作れない最低の鳩を相手に選んじまったんだから……」

どうやら日曜日で、鳩は巣作りをあきらめたようだ。ごくろーさんでした。1週間以上も苦労したっていうのにねぇ。罪作りな換気扇であります。

わかったこと。鳩たちはあれだけの小枝をどこからか集めてくるのに、落ちてしまった小枝には見向きもしない。

わからないこと。何故見向きしないんだ? 私が一まとめにしてやったのに。用心深いのか馬鹿なのか。

ところでどうでもいいのだけど、巣作りに失敗した鳩が、毎年同じ鳩ということはないよね? はじめて浮かんだ疑問なんだけど、急に心配になってきた。

メダカの産卵がはじまる。夏みたいな陽気だものね。トロの抜け毛も半端じゃない。


■2004.4.18(日) 映画『任侠男一匹』『博奕打ち 不死身の勝負』
 

家人に仕事の予定がなくなったので、閉館の知らせをもらっていた中野武蔵野ホールへ行くことにする。JRで中野へ。ブラブラして昼食、映画、またブラブラと東中野まで。そこでお茶してから夕食という行程。

やくざ映画の二本立ては、もしかすると30年ぶりくらいか。懐かしさと共に、その頃結構な量のやくざ映画を見ながらも、多少辟易していたことを思い出した。当時、映画仲間の間ではやくざ映画がもてはやされていて、私もそれにのってはいたが、どこかなじめずにいたのだった。

我慢に我慢を重ね最後にはそれを解き放つあのうんざりワンパターンに、それがプログラムピクチャーの魅力だと熱く語る仲間がどこかうらやましくもあった。もっともそれはやくざ映画に限ったことではなく、どうも何事に対してもオタクになれるほどの集中力や持続力が、もともと私にはないのだ。

当時すでに学生運動の熱気は冷めつつあり、しらけ気分が蔓延してはいたが、やくざ映画に政治的図式を当てはめる視点を今は中野武蔵野ホールの支配人であるI氏に教えられ、その新鮮さには狂喜した。しかし、それを自分がやってみても上滑りするばかりで、つまり中身がないのだから当然の帰結なのだった。しらけ気分どころか、私はもっとお気楽にフラフラしていたのである。あの頃、一体何を考えていたのかと思う。ってわざわざ恥をさらすこともないのでやめる。

『任侠男一匹』はきれいなプリントだったが、『博奕打ち 不死身の勝負』は土砂降り状態の上、コマ落ちもひどく、セリフが切れてしまうところが何カ所かあった。フイルムの状態が悪いというお詫びの画面を用意しているのに、上映前に映画館の人がわざわざ客席に向かって頭を下げたのはそういうことだったのか、と合点した。

結局フイルムは、途中4、5回は切れただろうか。1度切れると映写技師がフィルムを繋ぐのに3分ほどかかる。始まって間がない時に立て続けに切れたので、終映は何時になるのだろうかと案じたが、コマ落ち分と相殺されて辻褄があってしまったとか。時間を確認すればよかった。で、支配人に文句の葉書を出したりしてね。

でも、映画は楽しかった。というか、昔の映画はどれも無条件で楽しいのだ。ジジイになってしまったってことなんだけど。

中野の街には独特の面白さがある。フジヤカメラもいいし、中野ブロードウエイはうらぶれているのか活気があるのかわからないのだが、それも魅力のうちなんだろう。家人は2枚100円の中古CDに夢中になっていた。CDだけでなく他にも掘り出し物がいくらでもありそうな雰囲気がある。そんな不思議な場所なのに、2年に1度来るくらいでは、つい駆け足になってしまうのだ。駆け足でこの面白さなのだから、通い詰めたら、どうよ? いや、じじいにはそれは無理なんじゃ。

2軒のブックオフにも寄ったが、近くにあるブックオフとは置いてある本が少しずつ違っていて、全体の雰囲気もかなり違う感じがする。映画の本もそれほど多くはないが棚を特定できるくらいはあるし、人文科学系の本も充実している。洋書まであるではないか。我が下町よりは住人が知的?なのかカッコつけてるのか。その下町のブックオフにも帰り道なので、またのぞいてしまう。

今日もまた終日遊んでしまったぞ。


■2004.4.17(土) 映画『チルソクの夏』『オーシャン・オブ・ファイアー』
 

中途半端な予定しか立てないでぐずぐずしていたら、見ようと思っている映画は初回がすべて間に合わない時間になっていた。それじゃあ、先に掃除を済ませ昼は新宿で食べてから映画、と家人と新算段。

シネマミラノで『チルソクの夏』。前の回で舞台挨拶があったらしく、関係者の席が用意されていた。だけど、空いているとはいえ、そのままにしておくことはないと思うがねぇ。

私が見た回は空いていたのに、次の回は劇場の外にまで列ができていた。この落差は? 小さな劇場だとこういうこともあるのだろう。そのため、帰りはいつもと違う階段に誘導される。シネマミラノにはもう何度も来ているが、こんな立派な内階段(非常階段)は知らなかった。

映画は予告編の印象から稚拙なものと決めてかかっていたが、始まったら単純に楽しんでいた。青春映画なんだけど、おじさんおばさんの青春映画で、私にもそんなには遠くない世代の話だからかもしれない。主人公たちを通して昔の自分が、別の形ではあるが見えるときがあった。けれど、気恥ずかしくはなく、のびやかですがすがしい。

日本と韓国にある差別や韓国の歴史的状況が、必然的背景になっているが、そこにも気負いは感じられない。どうしたらこんなに素直な映画がつくれるのかと感心する。

家人は下関の出身なので、単純に喜んでいた。私の知っている場所もいくつも出てくる。それだけで身近な気持ちになれるのだが、反面、あの頃あそこはあんな景色ではなかったよ、とかの雑念も。

次に見るつもりだった『タイムリミット』は、『恋愛適齢期』のあとの2回上映になっていて時間があわない。人が入らないんだろうな。てことは今日見逃したらもうおしまいか。まあ、それはどうでもいいんだけど、でも朝わざわざ、東急レクリエーションのホームページをチェックしたんだけどな。そういえば楽天地でもつい最近同じようなことがあった。興行側のホームページに対する認識が低いのは本当に困る。

家人が先に帰り一人になったので、先週見つけた1000円の散髪屋に行って時間をつぶすことにした。もっとも正味10分だから、往復とブラブラ散歩をしても、って私の散歩はすぐ横道に入ってしまったりするので、映画館へ戻る道は早足でないと間に合わなくなっていた。

ミラノ座で『オーシャン・オブ・ファイアー』。

見所は、ラストの野生馬の群を撮したシーン。ここは美しい。ってこんなところを褒めているようではね。

まずなにより、レースの、結末の付け方がひどい。レースものだからこれは致命傷だよね。他にも不満はあるが、あと一つだけ。インディアンの血を引く主人公が、アラビア砂漠に乗り込み馬で砂漠を横断するレースに参加するのはきわめて現代的な側面であるのに、対インディアンの反省にとどまっているのは残念としか言いようがない。

映画館を出たら、ぴあのアンケートを頼まれる。だいぶ前にも一度答えたことがあるが、総合評価を点数で、あとストーリー、演出、音楽と採点させられるのは変わっていないようだ。しかし、こういう風に細切れに聞かれても、映画を見て感じた一番大切な部分は抜け落ちてしまうんだがなぁ。

あと、次に見たい映画も聞かれたが、これまたすぐに答えられず困った。今日みたいに見る映画をいい加減に決めてる人間には答えられないんであるよ。


■2004.4.15(木) 鳩の巣作り  15冊アップ(計387冊)
 

1週間ほど前から3階の出窓の上にある換気扇の所に、鳩が巣を作りをはじめた。

換気扇と書いたが、正確には越してきたときの改装で不要になり内側から塞いでしまった跡である。覆いは残っているから何もしなくても雨風がしのげるので、鳩にとっては魅力的なのだろう。ここに越して7年になるが、いままでに4組ほど巣作りに挑戦していった。

だけど、元は換気扇だから下の部分は10センチ位しかない。出窓の上部も斜めで換気扇までは少しだが隙間があるし、まわりもすべりやすく、巣作りにはまるで向かない場所なのである。

しかし、今度のつがいもなかなか諦めきれないようだ。朝起きて外にでると、換気扇を中心に小枝が100本近く散らばって落ちていた。今朝は特に多い。

トロが声を聞きつけて外をのぞきたがるので、出窓を開けて顔を出させてやる。鳩は驚いて一旦は逃げるのだが、いつのまにか帰ってきている。これ以上の手出しができないことがわかっているのだろう。

そこはやめて他を探した方がいいよと教えてやりたいが、話が通じたとして、果たして人間の言うことを鳩はどのくらい信用してくれるだろうか。


■2004.4.12(月) リンクの申し出 カウンター1297
 

書き忘れたが、9日に「OldBookMark-古本屋散策の栞」さんから、ブックリブックスをリンクしたというメールをいただいた。ありがたいことである。注文はちっともこないが、広告を出した甲斐があったというものだ。

「OldBookMark」は、頭の固い私にはおしゃれすぎてわかりにくいところもあるが、よく考えられた素晴らしいサイトだ。本を探したい人はぜひここをのぞくべし、ってうちのようなボロサイトが有名サイトを宣伝してもあんまり意味はないのでしょうが。

googleの広告の効果がすごいのはよくわかったが、ブックリブックスにそれを迎え撃つ体勢ができていないのだから、しばらく一時撤退(広告料金をへらすと自動的に広告が表示される回数が減る)して様子をみることにした。有り体に言うと、金がないのだ。

広告の文句もキーワードと勘違いして作っていたし、サイトの方もいろいろ気になるところがあるので直していく。手をつけだすときりがない。まだまだですな。


■2004.4.11(日) 17冊アップ(計372冊) カウンター1224
 

先週(4/2-6)は義母の入院で家人が下関へ急遽帰ったりと、あわてることがあったが、それにしても最優先課題の目録アップが15日ぶりではねぇ。時間が空くと作業能率も悪くなるから、なんとか習慣づけたいのだが。

完全な筋肉痛。山歩きをしたわけじゃないのに。掃除をしてたら体がほぐれてきたが、今日はもうぐてぐてしていよう。

夜、トロと風呂に入る。


■2004.4.10(土) 横浜 カウンター965
 

横浜のプレイバッカーズの公演に家人が行くというので、時間まで付き合うことにした。横浜は2年ぶりだが、中華街や元町となるとたぶん25年前になる。

今年の2月1日に開通したみなとみらい線に乗る。新しいだけあり、振動が驚くほど少ない快適な地下鉄である。最近はやりの落下防止ホーム(何て言うのだ?)にはなっていないが、だからか全体にゆったりした感じがする。初乗りは180円と高めだが、距離と運賃の関係は都営地下鉄並のようだ。

中華街をさんざん歩き、食事をしてから公演の時間までは元町。その後は一人で山下公園、また中華街、赤レンガ倉庫、みなとみらい……と、もうここまできたら横浜まで歩かないでどうする。

桜木町から高島町への高架下は、途中からしか見ていないが、どちら側も壁や柱に延々とペイントアート(これも何て言うのだ? 名前を知らないと文が書けないねぇ)が続いていて、壮観。あきれながらも、ずうーっと見てしまった。写真も何枚も撮ってしまう。とくに気に入ったものがあったというのではないのだが、ある種のエネルギーのようなものに反応してしまったとのだろう。

平沼町ではブックオフを発見。店から出てきたら、もう暗くなっていた。夜でもTシャツ1枚でいいのだから気持がいい。けど、さすがに足取りは重くなってきた。

よく考えないでJRに乗ってしまったので、帰りは両国からまた歩かなければならない。食事をし、途中のブックオフも律儀にのぞいたりしたものだから、家に帰ったら頭痛がするくらいくたびれていた。遊びすぎです。


■2004.4.9(金) 自衛隊は何故撤退できないのか? カウンター739
 

自衛隊をイラクから撤退させると、歴史的汚点になるとか笑い者になると発言している政治家が何人もいる。人命を優先することが何故汚点なのだろう。撤退はテロに屈することになるというが、誘拐は卑屈であるにしても、テロからはギリギリ踏みとどまっているではないか。

1977年のダッカ日航機ハイジャック事件では、赤軍派を釈放し身代金まで払う超法規的措置をとって欧米から非難されたが、国民はそれでも納得したのではなかったか。

退避勧告を無視して行ったという言い分は道理だが、であるならその前に憲法を無視して行ったのは、どこのどなたでしたでしょうか? 私は現憲法には不満(九条はいいと思っている)だが、憲法あっての政府がそれを守ろうとしないのでは話にならない。今回の事件は撤退の大義名分にもなるのだが、というか、自衛隊を何が何でも派遣させたかったわけだから、こんなことではへこたれるはずもないのだろうな。

国民もどうかしてるよ。国の方針がアメリカの方を向いているか国民に向いているのか、今回こそはっきりしたのだから、小泉さんの口先の魔術にごまかされないようにしなくては。いや、魔術なんて持ち上げすぎでした。最近は「わからない」の連発だし。

最悪の事態にならないことを。


■2004.4.8(木) カウンター551 イラクで日本人が拘束される
 

カウンターが一挙に551になっていた(22:00)。しかし、喜んでばかりもいられない。カウンターのクリック数だけ広告料を払わなければならないわけだから。注文がこないことにはなぁ。といったって自分が客になったとしてもこの品揃えではね。

というわけで、またせっせと目録づくりに励むしかない、という結論。


■2004.4.7(水) googleに広告
 

googleの「ブックリブックス」は、あれから検索されたり、されなかったり。何故なんだ。理由がさっぱりわからない。

ということで、googleに直接広告を出すことにした。

目録が貧弱だから、来た人にあきれられたら逆効果なんだけど、早速登録手続きををする。登録画面の文章がわかりにくく(読解力がないだけ)えらく苦労する(といっても実際の作業は同居人まかせ)が、なんとか終了。さすがgoogle、一通りチェックしているうちに、もう広告をクリックして覗いてくれた人がいた。


■2004.4.4(日) 映画『殺人の追憶』『ぼくは怖くない』
 

シネマスクエアとうきゅう『殺人の追憶』は9:00の回へ。朝一は1000円だからか、満席に近い入り。割引のことは知らず入場もギリギリだったので、人が沢山なのにはおどろいた。

未解決の事件(実話)では話が盛り上がらないのではないかと心配したが、まったくの杞憂だった。刑事たちの造形が、時代背景や地域性も織り交ぜて、絶妙の面白さに仕上がっていた。

食事のあと、テアトルタイムズスクエアへ。『ぼくは怖くない』も素晴らしかった。イタリアの田園風景の中で子供たちが輝いていた。麦畑での移動撮影のなんと心地よいことか。

映画館の通路から新宿御苑の桜が見える。雨だったが、12階から見下ろす桜というのもなかなかのもの。

そういえば開店2カ月目……。カウンターもやっと200。この前、メルマガに広告を載せてもらったので少しは誰かが見てくれたと思うが、ほとんどが自分だからなぁ。いろいろあって目録のアップもすっかり怠けてしまっている。遊んでばかりでなんだけど、なんだか疲れてしまっているのだった。

本当なら今日開店の方が格好が付いたかも。2004.2.4と数字の並びにこだわってみたのだが、2004.4.4だって悪くない、ってどーでもいいか。でもまあ、早めに開店して正解だったろう。なんせグズ助だから、無理矢理開店していなかったら、とてもここまでできてたいたとは思えないし。


■2004.4.3(土) 映画『クイール』『ラブ・アクチュアリ』
 

掃除をしていると汗ばんでくる陽気だ。

109シネマズ木場で『クイール』。見る予定はなかったが、崔監督ということで。

このテの作品は犬を見ているだけで飽きないが、映画のデキとしてはどうか。ナレーションがリレーされていく構成も、どうしてもという必然性がないから違和感だけが残る。

映画にのれなかったのは、隣の席にとんでもない女性がいたせいもある。マナーモードにというお知らせを無視して携帯を鳴らし、しかも慌てるでもなくそのままロビーに出ていった(そんなもん見てないで映画に集中しろよ)。犬が映ればその度に「可愛い」と声を出すし、びっくりだったのは明るくなってからで、床にポップコーンを大量にばらまいていた。

同伴の彼氏は何も感じないのだろうか。って余計なことだけどさ。席を移りたくなったが、指定席方式(それも中央の席)だったから何となく躊躇してしまった。

ところで、あなたは盲導犬に賛成? 目の不自由な人にとっては切実な問題なのだろうけど、私はどうしても盲導犬にさせられた犬が可哀想に思えてしまうのだ。

配達もあったので新橋にも行く。いつもは通らない道で妹に会う。相談しておきたいことがあったのに、逃げるようにして別れてしまった。会話時間正味3分也。なんでだろ。母は不在。

本屋で時間をつぶしてから、みゆき座で『ラブ・アクチュアリ』。これは最高。オムニバス映画のようなもので、一つ一つは他愛ない話なのだが、まとめ方がうまい。ヒュー・グラントの英国首相なんてそれだけで洒落ている。しかも独身だから恋物語になるのは当然で、でもそれだけじゃなく、アメリカ大統領にキツイ一発をくらわせるんだから、イギリス人でなくても喝采をおくりたくなる。

行く先々で桜が満開。もう葉桜のところもある。今週は街路樹も一斉に芽吹き出した感じである。 


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