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ブックリブックス(目録) 注文方法 目録の見方・本の状態
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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。一応、最近のものについては映画の内容に触れている部分は青くしています。
なお2006年からは、この日記と同じ内容のブログ(http://blog.livedoor.jp/dechnologigy/)もあります。
日付

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■2006.1.31(火) ファイルの墓場

 

仕事場ばかりでなく、PCの中までとっ散らかっている。特にデスクトップがファイルの墓場と化している。見た目はそんなでもないのだが、その場しのぎのルールも何もなくでやってきたから、似たようssなフォルダがいくつも出来てしまっていた。

新着本のアップをしようとして、これではいかんと手を付けたものの、まるで進まない。結局半日はやっていたか。

でもまだ終わっていないし、新着本どころじゃなくなってしまった。


■2006.1.30(月) 掲示板あらし

 

土日と熱が高く調子の悪かった果太だが、持ち直しそうだ。今日は次女が休みの日でセーフだし。

それより私がちょっとヤバそう。喉がヘンだし(咳だって完全に消えてないのに)、夕方メチャクチャ眠くなって生あくびを連発。

↑心配したが、思ったほど悪くならず。ただの怠惰病?

回文の掲示板が荒らされて、アダルトサイトのアドレスだらけになっていた。これで二度目だ。削除は簡単だけど、気分が悪い。


■2006.1.29(日) 映画『秘密のかけら』『グレート・ビギン』

 

自転車で銀座に出る。シャンテシネ2で『秘密のかけら』(Where the Truth Lies)。

すでにコンビを解消しているコリンズ(コリン・ファース)とモリス(ケヴィン・ベーコン)がいたホテルで起きた15年前の事件の謎を、若い女性ジャーナリストのカレン(アリソン・ローマン)が解き明かそうとする。

この課程がスリリングで興奮する。1957年当時のショービジネス界の、さもありなんという姿も克明に描かれていて、だからすこぶる面白い。

ただ、最後は少しあっけないか。なーんだ、って。まあ、秘密なんて知ってしまえばそんなものなのだろうけど。

そんな感想に至るのは、ここにある思惑がすべてが欲望のおもむくまま、もしくはそれを利用してまで名声を得ようとしてのことで、殺伐とした印象しか残らないせいもある。事件の被害者だった女学生もそうなら、ジャーナリストのカレンも、モリスが彼女にとっては特別の人だったにしても、あまりに簡単に彼と寝てしまうものだから、まったく同じように思えてしまうのだ。

例外として、カレンが殺された女学生の母親を訪ねるシーンがあるのだけどね。でも、これは逆にいらなかったかも。もう、どこまでも好勝手にやってくれた方がよかった。

コリンズとモリスの友情(友情なのか!)もいびつだ。コンビ解消後の15年間も暗黙の了解のうちにあったのは、秘密を共有していたばかりではなさそうだが、残念ながらそこまでは読みとれなかった。

新橋の母のところに顔を出すが、いたのは30分ほど。二人だけでいると喧嘩になりそうで。外出する気にならないと言っていたが、もう大丈夫そう。

また「かつ里」へ。母にカツサンドをもらった(でもこれじゃ昼には足らないのな。だから持ち帰った)のでショウガ焼きにした。

銀座テアトルシネマで『グレート・ビギン』(Genesis)。

記録映画なんで……。にしてはわざわざ老人に余計な解説(説教を聞いているよう)をさせているのがねー。単純に見せるだけで十分興味深いのに、イメージ映像を入れたり創ったり、自然音を効果音に置き換えているところもあって、手を入れすぎなんでは。まとめないわけにはいかないという気持ちはわかるんだけど。

寄り道なしで帰宅。掃除。夜は仕事も。


■2006.1.28(土) 映画『MASAI マサイ』『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』

 

新宿へ。タイムズスクエアで『MASAI マサイ』(Massai - Les Guerriers de la Pluie)。

本物のマサイ族が出演したということだけがウリの作品。記録映画ではなく、ちゃんとドラマにはなっているのは認めるが、逆に、脚本ありきだったのかとも。「監督のパスカル・プリッソンは、12年にわたりマサイの村に通いつめ、世界で初めて映画撮影の許可を得ることに成功した」ということだが、残念ながら作品にそれが反映しているとは思えなかった。

食事したあと少しぶらつく。

新宿武蔵野館3で『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』(Proof)。

天才の名をほしいままにしたロバート(アンソニー・ホプキンス)だが、晩年は精神を病み、この世を去る。父の介護をした妹のキャサリン(グウィネス・パルトロウ)とニューヨーク暮らしに満足している姉のクレア。それに父の教え子だったハル(ジェイク・ギレンホール)が探求心と恋でキャサリンにかかわってくるという構成。

単純な登場人物とくっきりした関係なのに、途中少しわかりにくくなるのは、もしかしたらキャサリンの回想シーンが妄想ではないかと思えるときがあったからだ。父親から受け継いだのは数学の才能だけじゃなかったのか、と。そんな微妙であぶなっかしいキャサリンをグウィネス・パルトロウが熱演。他の三人も素晴らしく、セリフの過剰な舞台劇をうまく移植していた。

繊細なキャサリンは自分の導き出した証明がハルに僅かでも疑われたことが許せない。ここは何ともつらいシーンだ。この伝でいったら私など一体どの位許してもらえないことをしでかしてしまったろうか、と。実際、この映画でも回想でなく妄想と思ってしまったわけだし。

もっともキャサリンの「父を殺したのは私」というセリフは解せない。このセリフを優先するならば、父親の狂気が一時快復したとしているのだから、その時に彼女の証明が父親を打ちのめしたことにすればよかったのだ。いや、それを避けるために彼女は父の机にノートをしまい鍵をかけたのでした。そう、暑さと寒さの方程式は、狂気の果てでありながら、どこかしら楽園のような趣すらありましたから。

可哀相だったのはクレアかな。一日に14時間も働いて家のローンもせっせと返していたっていうのにね。シカゴから強引にニューヨークへ妹を連れ出そうとするのは、好意であり、介護をしなかった負い目故なのだけど、最後まで自分の価値観でしか考えられない。

数学者としての才能は26歳がピークというようなことが、語られていた。SEも若くないとダメというのは通説だし、そういうものなのかも。それはともかく、才能というのはあれば楽しいのだろうと思うラストシーンだ。恋をおいといて数式の検証に熱中する二人が、うらやましくなるほど素敵なのだ。

ジュンク堂で本を購入。


■2006.1.27(金) 郵便物不着調 勉強会

 

深川郵便局から、速達。何かと思ったら、去年の11月30日に出した郵便物の不着調査依頼の返事だった。詳しいことは忘れてしまったが、確か先方からまだ届かないという連絡があって問い合わせをしようとしたところ、金曜日(ということは12月9日か)の18時をまわってしまっていたので、ネットからの調査依頼にしたのだった。

で、これがえらく面倒でさ、休みにかからなきゃ電話ですんだのに、と後悔するくらいのもので。今どんなだったかを確認しようとしたら、何度やってもその画面が開かない。混んでるんだか、不着が多いのか。まったくなー。

しかし、そんなことより、今頃返事というのがな。本当にすぐ調べてくれたのか疑いたくなってしまう。特徴のある郵便物だったから、すぐだったら手がかりがあったのじゃないかと思うんだが……。

郵便局も遅いと思ったのか、速達にした!ってね。これがまた馬鹿にしたように私には見えるんだけどさ。

高田馬場へ。勉強会(19:15〜21:30)。著者の杉田敦氏を含め16名の出席。

テキストについていけなかったので躊躇していたのだが、行ってよかった。著者からもう一人の著者である市村氏との立ち位置の違いなどの説明を聞いているうちに、いろいろな言葉の輪郭が少しは見えてきた気分になる。議論も多岐に渡って、充実した会になった。


■2006.1.26(木) ブックリブックス06年の始動?

 

朝、本の発送に出て、近所のFさんTさんと立ち話。二人とも去年、廃業(シール屋と製版屋)したのでのんびりしたものだ。あの世代は年金も一応はあるし、廃業して済んでしまうんだから羨ましい限り。ウチの仕事に話が及んで、しどろもどろになったところで退散。

たまりにたまった本の整理。こう長くアップしていないと何がなんだかわからなくなって、筋道を立てるだけでアップアップ。だよ。とにかく新着アップしなきゃー。って、ここまで混乱してしまうと、実際の作業に移る前に気が萎えてしまう。

気長に入力していくしかないっすね。


■2006.1.25(水) 60キロ

 

一時63キロにまで増えた体重だが、60キロまで落ちてきた。前回きつきつの喪服のチョッキもなんとかOKだったし。家人が昼をお粥に代えてくれているおかげかなー。外食でも大盛りは控えているし。タダ券だからって大盛り、ああゆうさもしいことをしたのがいけなかったよな。

できれば、あと1、2キロは減らしたい。


■2006.1.24(火) 通夜

 

いやー、仕事が全然入らんではないか。

S田さんの通夜に家人と出かける。

S田さんはウチのお得意さんの中ではとびっきりの人だったので、本当に残念だ。短気なところもあったから何度か勘違いで叱られたけどねー。横柄に見えるらしく、他の客に誤解されていたけど、なーに、あんたよりずっといい人なんだよ、って言ってやりたくなったことがありましたっけ。

O合会館の真ん前がブックオフだったので、一人寄り道。


■2006.1.23(月) S田さんの死

 

D社の社長(S田さん)が亡くなったことを聞く。土曜日に自筆のファクスが入っていて、丁度その仕事を終えたところだった。心不全だったらしい。ショックで、なんとなく浮ついた一日に。

仕事場でじっとしていると、一段と寒い感じ。外は2℃。また氷がとけない。

市村弘正、杉田敦『社会の喪失』読了。具体的な事例を取り上げながら、学者同士だからか、どうしても言葉の規定に戻ってしまうので、私には歯が立たない本だった。読み直せばもう少しは頭に入ってくれるかもしれないのだが、気力が……。

だらしないんだけど、最近(もうずーっとか)眠くってさ。タダでさえこういう類の本は睡眠薬代わりなのに。


■2006.1.22(日) 映画『プライドと偏見』『Mr. & Mrs. スミス』

 

10ミリの氷は新記録! 動き回っていると日差しがあたたかくて、雪はとけてくれそうだったが、一応最低の所だけ雪かき(のマネ)。でも、すぐ曇ってしまう。出かけるのが遅くなったので、掃除。

自転車で錦糸町へ。歩きの家人(路面が氷結していて怖くて自転車には乗れないという)と落ち合って食事。

楽天地シネマ8-7で『プライドと偏見』(Pride & Prejudice)。

貧乏といっても貴族の婿探しの狂騒ぶりはみっともないし、自分たちの暮らしがどうやって成り立っているのかという肝腎なところがすっぽりと抜けているから、ダーシー(マシュー・マクファディンは好演)でなくともうんざり。もっともそのダーシーってのが大金持ちでさ、って私が書くとやっかみになって映画の主題からズレてしまうなー。

が、この大騒ぎの謎は18世紀末のイギリスの女性たちには貴族といえども相続権がないということが、さりげなく語られることによって判明する。仕事をする発想などなかったことを考えれば無理からぬことで、その中でのジェーン・オースティンが創り出したエリザベス(キーラ・ナイトレイ)の、愛のない結婚はしないというりりしさは、喝采ものだったのだろう。

恋愛ハッピーエンド映画なのに、最後は父親(ドナルド・サザーランド)のカットで終わる。無関心を装ってはいたが、ちゃんと娘たちの特性は見抜いていたという、儲け役ですな。

ダーシー家で塑像と対峙するキーラ・ナイトレイの美しいこと。彼女が一番輝くのは笑顔でも話をしているときでもなく、対象を見つめている時かもしれない。自在なカメラワークに合わせた長まわしの構成やダンスシーンも素晴らしかった。

家人とはここで別れる。すいているのに別々の席だったし、食事をしただけの関係。

本屋で時間をつぶして、楽天地シネマ8-2 で『Mr. & Mrs. スミス』(Mr. & Mrs. Smith)。

とりあえずは一気にみせてくれるが、筋が乱暴。

夫婦で殺し屋、しかもそれはお互い秘密だった、というあり得ない設定はいいとしても、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの殺し合いは、もともと組織が仕組んだというんじゃねー。

なんせ夫婦喧嘩なわけで、だから二人が自分たちの家をメチャクチャに破壊するシーンが欲しかったんだろうけど、これも必然性がない。なんで二人は争って家に帰らなきゃならないだか? それと、殴り合いはどうも。いくらプロ同士にしたって、女の腹にケリを入れるブラピが見たいかしらねー。

最後にのんきに夫婦二人でカウンセラーに訪れるが、ちょっと待ってくれよ、あれで二大組織とのバトルはケリが着いちゃったのか! この戦いも派手だったけど、スーパーでの銃撃戦はしらける。ブラビはナイフが刺さっても全然平気だし、二人に弾は当たらないのか! 設定が奇抜なんだから、こういうところに手抜きしてはいけません。


■2006.1.21(土) 雪 映画『るにん』『スタンドアップ』

 

起きたら雪。どんどん積もりそうなくらい降っている。

新宿のシネマスクエアとうきゅうへ。30分近くも早く着いて、でも2番目の入場。観客も少ないし、そもそも雪だから暖まらないのか、うすら寒い。脱いだ上着をまた着ての鑑賞。

『るにん』は奥田瑛二(出演も)の監督作品だが、丁寧さが裏目に出た。主役以外の登場人物にまで目が行き届いているのはいいけれど、逆にしまりがなくなって149分が長く感じるのだ。

豊菊(松坂慶子)に比べると、喜三郎(西島干博)に生彩がないのも気になる。なにより彼の生きる方向性がわからない。豊菊に「あんたの中には闇がある。俺はその闇に引き込まれると安心するんだ」と言うが、少し説明不足。ラストでまた「漸くわかった。この闇を望んでいたんだ。祝言はあっちに行ってから」と、また闇を持ち出すのだが、かえってわからなくなった。これじゃただの破滅指向でしょう。

だからと、西島のために用意した見せ場かもしれないが、最後の立ち回りは長すぎた。そういえば、奥田本人の出番もそうだった。引っ張りすぎの気があるのは、奥田が演じたがりやだからか。

でもまあ、生きるということは、性の問題も含めてなんとも大変だ、というようなことは伝わってくるかな。島田雅彦は、なかなかいいんではないの。

外に出ると、まだじゃんじゃん降っている。食事。

ミラノ座で『スタンドアップ』(North Country)。

私が小さいとき、アメリカはレディファーストの国だった(最近聞かないな、この言葉)。しかるにここで描かれるセクハラは単なる女性蔑視というよりはもはや憎悪で、気分の悪くなるくらいなのだ。

でも実話だそうだ(もちろん脚色部分は多いだろう)。そして、裁判で集団セクハラ訴訟を勝ち取った話なのだが、単純にそこに焦点を当てるのではなく、主人公のジョージー(シャーリーズ・セロン)の両親と子供の問題やALS(筋萎縮性側索硬化症)に冒された友達のグローリー(フランシス・マクドーマンド)などを巧みに配したことで、硬直さからは免れている(グローリーとその夫の関係がいい)。

そういう意味では『スタンドアップ』ではなく、原題のままの方が落ち着いていたかも。実際、深くはないが雪におおわれた遠景が何度も挿入され、鉱山に依存する町の特殊性が強調されていた。繰り返されるこの静かな町のカットが印象的だ。義務で女性を雇用した会社に、男の職場という意識しかない環境。だから裁判にまでなったのだろうか。

昔学生だったジョージーをレイプした教師が、裁判の証人として登場する驚きのシーンがある。のこのことやって来たこいつの神経のなさにはあきれる他はない。しかしこれは、現在だから言えることかもしれない。勝訴が綱渡りだったということは、結局その程度の意識の中で争われたということだからだ。

自分の息子に、レイプされたあとの経緯をジョージーが語るシーンは、切なすぎる。そうではないのだ、ということを言いたいのではあっても、望まれない子であったことは確かなのだ。

ジュンク堂で勉強会用の本を購入。家に着くまでずっと雪。新宿はいつもの人出の半分くらいの感じだった。

ミラノ座で100人程度というのは、雪だけのせいではないけどね。というわけで28日からは、またハリーポッターがかかるらしいけど、窮余の策?

『生協の白石さん』読む。


■2006.1.20(金) 残りの年賀状

 

毎日寒くていやになる。

A新聞のモニターの同意書と残っていた年賀状3枚(一つは訳ありで封書に)をやっと書く。もう20日なのにね。

メールでさえ書くのが遅いというのに、手書きとなるともう最低。この調子では、そのうちPCがないと何もできなくなりそうだ。


■2006.1.19(木) アクセス集計 コニカミノルタ、カメラ撤退!

 

風があって寒い日。

mixi経由の初メールが入る。ありがたや。簡単に自分に近い趣味や職歴の人が見つかるのはmixiならではか。

ブックリブックスのページごとのカウンター(アクセス集計)を久しぶりにのぞくと、数値がおかしい。どうやら設置してもらったあとに、私が自分のPCにあるデータの方を上書きしてしまったらしいのだ。うーん。記憶がないというのが、そもそもちゃんと把握していない証拠なのな。ということで、また今日から新しくカウントするようにしてもらった。

「コニカミノルタホールディングスは19日、デジタル、フィルムカメラ事業や印画紙などカメラ関連事業から撤退し、グループ従業員の1割強に当たる3700人を削減する、と発表した。デジタル一眼レフカメラ事業は、協力関係にあるソニーに譲渡する。

 写真の世界ではデジタル化が進んでおり、これまで培ってきた光学技術などでは、他社と互角に競争していくことが難しいと判断した。

 今後は、多機能複写機や電子材料などに経営資源を集中する。

 小西六写真工業、ミノルタカメラを前身とする名門カメラメーカーであるコニカミノルタが、カメラ事業からの撤退に追い込まれたことは、フィルムカメラからデジタルカメラに急速に切り替えが進むカメラ市場を象徴する出来事といえる」(共同通信)

せっかく開発したデジタル一眼レフカメラなのにと思ったが、サイトに行ったら、修理も含めて全てをソニーが引き継ぐようだ。当然なんだけど、プレスリリースがもうありました。先日のニコンといい、ちょっと複雑な気分。そうはいっても自分だって一眼デジカメだしねー。

いや、じゃなくって、コニカミノルタはカメラ関連全てからの撤退なんであって、手ぶれ補正機能だけじゃダメだった?とかそういう問題ではないのね。もちろん引き金はデジタル化なんだろうけど。こうなると合併した意味があったのかもと。

デジタル革命であっという間に私の仕事はなくなってしまったわけだけど、まだまだ革命は至る所で進行中ということですね。


■2006.1.18(水) mixiのコミュニティ

 

久しぶりにmixiをうろつく。といってもまだわからないことが多いので、自分からというより、訪問してくれた人を中心に見て回る。文字組に関する面白そうなコミュニティが見つかったので、そこにも入ってみる。入会とか、なんか堅苦しいことでもあるのかと思ったが、ただボタンを押すだけだった。しかし、こんなことしていたらますます時間が足らなくなるなー。

去年描いた猫のイラストを自分の画像として貼ってみた。横長のを選んだのは失敗。と、こうやっていろいろやりだすとねー。


■2006.1.17(火) ブログショック!?

 

ライブドアショックで株が大幅下落。

ブログを作ったことで、日記のアップを2度しなければならなくなった。作業自体はそんなに大げさではないのだが、何しろ私の文章がしどろもどろだから、アップの途中でおかしいことに気付いたりすると、そしてそれが一つを終えたあとだったりすると、とたんにややこしいことになるのだな。はぁ。

ありゃ、ブログに書き込んだ馬鹿者がいる。娘だが。こういうところに「パパ」なんて書いたら芋蔓式に素性が割れてしまうだろうが。って、まあそれはどうでもいいんだけどね、私にはあまり秘密にしなければならないこともないし。それより、返事は書かなくちゃいけないのかな、やっぱり。はぁ。

mixiのプロフィールにブログのアドレスを載せる。が、そうではなく、外部日記はこれなんだと指定しなくてはならなかったのだと。そういえば、そうでした。当然じゃん。なんですぐ忘れるんだろ。


■2006.1.16(月) きれい好き?

 

仕事場の片付けを少し。これまでが悲惨だったので見違えるよう。でも今、この現状を見た人は汚いと言うだろう。だから片付ける気がしないのだ、ってくだらない言い訳をしてどうする。

他人からは同じ「汚い」でも、散らかりの度合いがひどくなってくると捜し物時間が多くなってさすがに大変になってくるのね。だからこの間から仕方なくやっているというわけ。

で、私的にはもう十分実用レベルになったのだけど、このまま終了宣言は出さずにいようかと。世間並みに少しでも近づけたいから。本当です。これでも昔(これだけ人生やってると、昔の概念にも巾がありますな)は整理整頓の行き届いた、きれい好きで通っていたのであるよ。


■2006.1.15(日) 映画『狼少女』『スクールデイズ』『銀色の髪のアギト』

 

テアトル新宿で『狼少女』。

レイトショーはきついと思っていたら限定でモーニング、これはチャンス程度のノリで観たのだけど、素晴らしかった。題材も配役も地味だから普通の公開は難しいのだろうが、なんとも残念だ。

子供が主役の映画には、もどかしさがつきまとう。自分たちではどうすることもできないもどかしさ。この映画もそういう瞬間をいくつも見せてくれるのだ。

レトロな昭和が舞台だが、それは見せ物小屋が話に欠かせない存在になっているからで、時代がそれほど重要な要素というのではない。だからそこを強調されると、『ALWAYS 三丁目の夕日』のようなCGではないから、心配になるところがいくつもあった。

映画終了後に舞台挨拶。昔は運が良ければ遭遇できた舞台挨拶だが、最近はものすごい人気で、だから、つまり知名度が低いってことかしらねー。監督と6人の子供たちが舞台に登場してくれる。

監督の深川栄洋が若くてびっくりした。76年生まれでは、昭和が描ききれていないのも実写のせいばかりではないと納得。ま、そういってしまうと『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴も64年生まれなんだけどね(でも、さらに一回りも若い!)。

子供たちには中2から小3までを集めて配役したという。同年齢でもすごく巾があるように感じていたからという話だったが、なるほどそう言われてみるとそうだったな。

新聞配達や凧揚げが大変だったという子供たちの撮影裏話が微笑ましかった。

舞台挨拶の関係で次の映画の上映は予告編なしに。その間にハンバーガーを買いに走る。

『スクールデイズ』は話も映像も凝っていて、観ているときはいいのだが、でも面白いというのではないんだな、なんかはずしている感じで、だから、終わってしまうと???

いじめられっ子が熱血先生にあこがれるというのはわからなくはないけど、それを中心にして話が展開されてもなー。コメディにしては妙にシリアスだったりもするし、結局私とは感覚が違うってことなんでしょうか。

シネマミラノまでゆっくり歩き、『銀色の髪のアギト』。

絵的にはまあまあなのに、話が無茶苦茶。出だしこそ快調だった(これもあとから考えるとおかしい)が、その後の展開はひとりよがりで物語にまるで説得力がない。登場人物の行動だけでなく、壮大?な世界観も、もっともらしいことは言ってるが、軍事国家、中立国、森のそれぞれの対立軸すら明確でないという有様。

そもそも全体のイメージからして『ナウシカ』『やラピュタ』『やもののけ姫』、果ては『アキラ』の寄せ集めに見えてしまうというのがなー。

これはどこかに連載されていた作品なんだろうか。そのダイジェスト版というのならまだしも(それでもひどいか)、最初から最後までこんなに文句が言いたくなるというのも珍しい。

紀伊國屋画廊の「安野光雅展」をのぞいたあと、本売場へ。検索機でうまく本が探せない。何故だ。いつもは著者名で検索していたからね。でも名前が読めないのだ。で、他の手がかりで。大きな出版社くらい一覧から選べるようにしてくれてもよさそうなものだが、でもそれじゃ依怙贔屓か。途中で面倒になってやめ。

陽気のせいか、暖房がききすぎで、空調の吹き出し口の下では本を見ている気になれなかった。検索がいやになったのもこのせいか? もう帰ろう。


■2006.1.14(土) 初ブログ

 

昼に家人と新橋へ。出かけようとすると、空があやしい。「かつ里」で食事をし、外に出たら本降りになっていた。途中、用を済ませてから妹夫婦のところまで歩く。母が風邪でずっとやっかいになっているのだ。雨がひどく、距離もあるから裾がぐちゃぐちゃになってしまう。

母はもうほとんどよさそうな感じだったが、病気よりわがまま病が心配。病気とリンクしているから、最悪期は脱したと思いたいが。

健さんもいて、みんなで雑談。庸ちゃんにPhotoshopのおおまかな手ほどき(それ以上のことは教えられないということでもある)。

17時半くらいまでいる。帰りは都営地下鉄で芝公園から菊川へ。

夜、ブログを作る。内容はこの日記とまったく同じもの。ブログのことは知らないと困るのと、他の利用法を考え中なので、とにかく作ってみるのが一番手っ取り早いのではないかと……。簡単とはいえ、同じものを載せるだけでもそれなりに時間がかかる。何でもはじめてというのは大変だ。

http://blog.livedoor.jp/dechnologigy/

まったく同じと書いたが、画像の扱い(最近何もしてませんね)や本文の色分けなどもしていない(できるのか?)ので、当分は2本立てでいくつもり。もしかしたら微妙に違ってしまうかもしれないけどね。お好みでどうぞ。ブログなら悪口も書き込めます。


■2006.1.13(金) 古新聞

 

またちょっと寒い。

たのまれていた絵の写真をやっと整理。遅すぎ。他のことも遅々として進まず。一番進展しているのは古新聞の整理だけど、1月になってからだけの話。

これは先が長いし、いままでに何度もやると宣言しながら(させられた、かな)どんどん増えてしまっているのだ。今日の段階で二つ折りにしたものがまだ2mちょっと積み重なっているのではないかと(2カ所に分散してある)。たぶんもうちゃんとは読まないのだとは思うんだけどねー。だからって、はいとは捨てられない性格なのな。


■2006.1.12(木) 続・障子張り

 

残りの2枚の障子張り。今日もヘタクソだー。生麩をといて刷毛で塗っていくやり方だと、一枚張りでなく、昔の丈の短いものの方がかえってうまく張れるような気がしてきた。けど、もうおわり。時間だけは大幅短縮。


■2006.1.11(水) 障子張り Sさんの仕事

 

午前中は仕事もせず、障子張り。2枚のみ。あとの2枚はまだ紙を剥がしてもいなかった(剥がしは午後にやる)。

昔の生麩(なまふ)が残っていた(廃業した実家から持ってきたもの。フノリと言って売っていた記憶があるが、辞書だと麩と布苔は違うものらしい)ので、それを使ったのだが、面倒だし何よりやる人間の手際が悪いのでさんざんだった。以前にもやったのにね。たまにだから経験が生かされてないのだな。糊はまだ残っているんだけど、次は簡単なチューブ入りのヤツを買ってきた方がずっと早そうだ。

10℃あると、日差しもずいぶん暖かく感じる。

F歯科(15:00〜15:40)。定期清掃。汚れも心配ないという(血も出なかった)から定期的に通いだした価値はありそうだ。2120円。

Sさんからの仕事(直し)は、相変わらず内容を把握していないから、こちらの疑問点に答えられず出直しに。まるで子供の使いなんだけど、本人に自覚がないから毎度同じことの繰り返しになる。もっとも3月で仕事を辞めるそうなので、この儀式ももうあとわずかということになりますか。

今でこそたった一人で営業らしきことをやってはいるが、もともと同業者としては大先輩。昔のことは話に聞いただけだが、得意先もいいところを沢山持っていたし、従業員も相当いたという。

なんとももったいない話だが、この人のアナログ指向は徹底していて、最後までデジタルの悪口ばかり言っていたから当然の結末とも。それに、最初にも書いたけど仕事の把握の仕方がなー。あれじゃ従業員も苦労したのではないかと。腰は軽いし、機動力もあるんだけどね。


■2006.1.10(火) 本『堀田力の「おごるな上司!」』

 

税務署。ついでに島忠に寄って、剪定鋏と障子紙(一枚張り用にする)を購入。

『堀田力の「おごるな上司!」』を読む。組織というものから限りなく遠いところにいる私にとっては、ほとんど意味のない本。勤めていたときに読んだらもう少しはマシなサラリーマンになっていたのにとは思う。書いてあるのはほとんど当たり前のことばかりなんだけどね。だからそんなには面白くないんだけど、こういうことってその都度言ってもらわないとなかなか実行できないことだから。

「よいことを言っているからといって、その人が、そのとおりしているとは限らない。これが、本書の最後の警句である」 なるほど。


■2006.1.9(月) 映画『Dr.ピノコの森の冒険』『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』『綴り字のシーズン』

 

今日は新宿へ。武蔵野館1で『Dr.ピノコの森の冒険』『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』の二本立。

現代的な味付けはしてあるが、展開がすべて見えてしまうのでがっかりだ。わざわざアニメにする意味があったのかなーと思ってしまう。原作は数編しか読んでいないし、それもかなり昔のことだから、そこらへんの兼ね合いはわからないんだけどね。

ヨドバシ、食事、ジュンク堂のあと、また武蔵野館2で『綴り字のシーズン』(Bee Season)。

予告編では、娘のスペリングの才能に目が眩んだ父親によって引き起こされる家庭崩壊話と理解していたが、筋はともかく、映画はもっと人間の内面に迫ったものだった。ただしそれが成功しているとはとても思えないのだが。

大学教授のソール・ナウマン(リチャード・ギア)は、娘のスペリング大会での活躍に夢中になってしまうが、立派な父親で、このことが家庭崩壊の原因とは思えない。息子と楽器の演奏を楽しみ、妻にも寛容で、料理だってさらりとこなす。なのに、妻は知らぬ間に犯罪者になっているし、息子は彼にとっては異端の宗教に漬かってしまう。

息子にうわべだけの言葉と批判され、料理にもうんざりだと言われてしまってはなんとも立つ瀬がない。私と比較すれば、ソールが完璧な家庭人なのは間違いないだろう。

息子のことはともかく、妻の行動は相当昔からで、娘のこととは直接の関係はないようだが、ソールの性格がもたらしたものなのだろうか。

スペリングの才能と書いたが、彼の娘のは才能というよりは啓示か。スペルが浮かんできてしまうのだから。努力とは違うものだし、大会の優勝を譲るのは当然のことではないか。映画を観ている者だったらそう思うだろう。

ソールも途中で、娘の特別な能力に気付き、娘には自分が到達できなかったことをやる力があるのではないかと思うのだが、それなのに大会での優勝を望んだのは何故なのだろう。これが完璧な彼の弱点なのか。娘の行為は、彼にその意味を自問させることになる。

とはいえ、この話はつくづく映画向きではないと思う。結局、完璧を求めてはいけないということが言いたかったのだろうか。わからん。でもなー、まずは完璧を目指したいよね。無理に決まっている凡人にとってはさ。

Bee Seasonって、蜂の季節? 『綴り字のシーズン』というのは苦肉の邦題? 原題には何か特別の意味でも?

(0120追記)スペリング大会のことをSpelling Bee というのだと朝日新聞(050707)に書いてあった。ドキュメンタリー映画やミュージカルにもなって、全米が熱狂しているのだそうだ。この映画もその延長線上の企画というわけか。重い腰を上げた古新聞整理だけど、すぐ役に立つとはな。


■2006.1.8(日) 映画『チキン・リトル』『男たちの大和 YAMATO』

 

廃品回収日。段ボールがたまっていて一汗。いい天気。食事のあとダスキンで簡単掃除。

自転車で上野へ。上野東急で『チキン・リトル』(Chicken Little)日本語吹替版。

親が子どもの話に耳を傾けないなら、子どものチキン・リトルも独りよがりで言うことをきかないというとんでもない親子。むろんこの境目は微妙だとは思うが、映画に説得力がないから悪い方に解釈してしまう。トレーニングを積んだとはいえ、贔屓目に見てもたまたま勝てた野球の試合で二人とも大はしゃぎというのもなー。だんだん腹が立ってきた。

そのあとのエイリアン騒動も馬鹿馬鹿しいだけで新味がない。ディズニー初の自社CGアニメらしいけど、そんな意気込みはどこにも感じられなかった。

食事をし、今度は上野東急2で『男たちの大和 YAMATO』。

いまさら戦艦大和ということもあったし、途中まではもうそんなご託はどうでもいいよという気持ちが強かったが、でもそれは神尾(仲代達矢)の想いに近いような気もしてきた(ただ、この60年後話は問題も多い)。

もっとも、第二次世界大戦で日本がどこと戦ったのかも知らないという学生がいるらしい(このニュース自体がえらく前だ)から、今この映画が作られた意味は大きいのかもしれない。

不沈戦艦大和の最後は、日本が戦争をしたことの愚かさの象徴でもあるだろう。そのことは大和が建造された経緯なども織り込めればもっと明確なものになったと思うが、映画は個人の記憶に寄り添う形を選んでいる。

そこが私には不満なのだが、戦闘シーンになって、私の不満も含めたすべてが壮絶な爆撃で吹き飛ばされ、大和は沈んでいく。実物大のセットを作っただけのことはあった。

もう一本観るつもりでいたが、古本屋をのぞいているうちに気がすすまなくなって帰ることにした。寄り道もせず、途中からは自転車もとばして。マジでペダルをこいだのは成り行きだが、たまにこうやって走ると、ママチャリでなくちゃんとした自転車が欲しくなる。

帰ってからは会計ソフトの入力に、税金計算。これがあったから早く帰宅したというのではないんだが。


■2006.1.7(土) 映画『キング・コング』

 

昨日の氷を縁に引き出しておいたのだが、まだとけていないし、その下にまた氷が張っている。

楽天地シネマ8-8で『キング・コング』(King Kong)。

涙もろい私だけど、もう滂沱。号泣状態。前4列には他に離れたところに一人しかいないのは確認済み。しかし『キング・コング』で泣くかしらね。そもそもキング・コングの造形には昔からそんなには惹かれていなかった(だってただのゴリラだよ)こともあって、余計想定外。

ド迫力の映像に比べ、セリフに工夫がないとか、まあこれだけの大作だと(時間も188分ある)、あちこちアラが見えるのは仕方ないのだけど、少しだけ……。

キング・コングの掌の中で、メチャクチャに振り回されるアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)はよく気絶せずにいられたなーと。これは『空想科学読本』(柳田理科雄)の「マジンガーZに乗って操縦する兜甲児。車酔いは必死だ!」というところを読んでいたからなんだけど、この映画を観てるとあの本の指摘がものすごく実感できるのだ。ジェットコースターどころじゃないって。

そんな強靱な体力と精神力の持ち主だからこそ、エンパイヤステートビルのてっぺんまでコングを追いかけられるんだろうな。それだってマネできないけれど、彼女の着ているのはノースリーブの舞台衣装。雪の残るニューヨークでですぞ。うひゃあ、寒い。

でもナオミ・ワッツはよかった。今までの彼女は、私にはハートの感じられない演技ばかりだったのだけど、ここでのコングに寄せる眼差しは信頼感に満ちていた。

コングの墜落直前の表情が切ない。コングだって弱肉強食の世界でいいように生きてきたのではあるけれど、勝手にニューヨークまで連れてこられて、戦闘機に撃たれてしまうんだから、人間の身勝手さを痛感させられる。

オリジナルがB級色だらけの、つまりそのままリメイクするにはかなり手こずらせるものなのだけど、デナム監督(ジャック・ブラック)のキャラクターがなかなかで、彼の執念でうまいことかわしていたとも。って、こんなふうに書いていたらキリないわね。やめ。

ヨドバシに寄り、修理に出していたプリンタを引き取って帰る。1時間半ほど仕事。


■2006.1.6(金) 氷 仕事始め コピー機返送

 

夜は起きるが30分ほどで眠れる。

仕事始め。

10時過ぎに気付いたのだが、メダカのいる火鉢や発砲スチロールに氷。厚さが3ミリのものまで。ここに越してきてからこんなに厚く氷が張ったのははじめてだ。もっともまるで凍っていないの容器もあるから不思議だ(場所が離れているわけじゃないのに)。そして、氷は午後になってもとけない。エアコンの温度計だと室外で5℃なんだが、体感はもっと低いのではないかと。

寒いせいか咳がひどくなっている。

運送会社がコピー機を引き上げにくる。搬送費10500円也。このリースは失敗だった。再リースしてるようでは意味がない。会社が発展している時にはリースも有効なのかもしれないが、なんせ今のウチではねー。普通に買い取りして、いらなくなったら処分した方が安上がり。保守契約についての損得はなんとも言えないが、最後の一年近くは不要だった。むろんこれは結果論。

Amazonのマーケットプレイスで期限切れになっている本を再出品。だけど、一ヶ月も経ったのはそれもできなくなっている。当然か。どうでもいい気分になりかけるが、中止はもったいないので値段の折り合いのつくものを選んで登録。


■2006.1.5(木) 片づけ

 

また夜起きる。本が読めるからいい、というもんではないのだな。

関口さんに年始の挨拶に行くが、咳も出るし、玄関先で失礼する。グレープフルーツを10個いただく。

今日も結局片づけで終わる。って終わってないじゃん。

でかいコピー機をどけたら入口がまぬけになったので、カウンターを42センチ移動。本当はマップケースも同じだけ動かしたいのだが、これをはじめるとさらに混乱するのは目に見えているのでまた今度。コピー機のあとはまだ余裕があるので、物置に使っていたワゴン(学生の時に買ったもの)を持ってくる。

しかし汚い。埃が重層的に固まっていて、いくら拭いても真っ黒になる。時間差攻撃も試みるが、すぐあきて最後は、まあいいかーになってしまう。

リース会社指定の運送会社から電話があり、コピー機は明日引き取りにくるという。なんだ、だったら待っていてもよかったかも。まあ、仕事始めに綺麗になっているにこしたことはありませんがね。


■2006.1.4(水) コピー機を移動

 

近所の年始回り。

ファクスの設定。案外簡単に終わる。問題は片付けの方……。くらくらする。

コピー機はいつ運送会社が来てくれるのかわからないのだが、使わないものを入口近くに置いていても仕方ないので、移動することに。外からまわせば簡単と思ったが、最後は家人だけでなく、真ちゃんの手も借りる。

夜は珍しく全員で「すかいらーく」へ。私と家人は「ドトール」に寄って帰る。


■2006.1.3(火) レーザーファクス購入

 

4時頃目が覚める。眠れなくて本に手を伸ばす。渡辺京二の『江戸という幻景』を読み終えたとたん、眠くなってくれる。で、9時起床。

なんだー、一人正月はもう終わりかよ。映画にいくつもりだったが、せっかく一人なんだからそれは馬鹿らしいし、部屋を見れば散らかってもいるし、と少しだけ掃除。やりだすと普段手抜きだからどんどん大げさになってしまうんでこれも中止。一人の意味がないからね。それに、そんなことより仕事場が錯乱状態なのな。どうしよう。

あれ、それに鼻水が出だしたよー。昨日に比べてあたたかなのに。咳もまだ抜けてないんですぜ。

15:15頃、次女一家帰宅。トロは今日も15:30まで私の布団から離れなかった。錦糸町へ。ヨドバシでレーザーファクス購入。あとは本屋とブックオフ。食事をして帰る。

家人の帰宅は21:30近かったか。くたくたの様子。


■2006.1.2(月) トロ、トイレは?

 

小雨。

トロの食事で7時起き。眠りはしないのだが、ぐだぐだと本を読むでもなくそのまま9:30まで布団の中。

トロはそのまま、なんと16時まで。これだって半強制的に起こしたようなもの。トイレにも22時間以上行っていない!

私の生活も簡単に乱れる。昨日今日と一日二食になっているし……。他も推して知るべし。

テレビで囲碁を見たり、電車男も少し。あと、年賀状書き。レトルトカレーのあとは、仕事場でパソコン。


■2006.1.1(日) 2005年映画ベストテン
 

9時起床。曇。下関と妹(母には代わらず)に電話。年賀状書き。食事に外出。

帰ってPCを立ち上げたら、いきなりBIOSエラーの画面に。なんで? 新年早々こんな時にとあわてたけど、すぐ解決(原因がわかってないのだから解決とは言わないか)。

去年は映画を沢山観ることができた(135+短編2本、この内日本映画35本、韓国映画も15本ある)ので、エクセルの記録を整理したついでに、ベストテンを選んでみた。

2005年度映画ベストテン
日本映画
1 サマー・タイムマシン・ブルース(本広克行)
2 いつか読書する日(緒方 明)
3 メゾン・ド・ヒミコ(犬童一心)
4 亀は意外と速く泳ぐ(三木 聡)
5 トニー滝谷(市川 準)
6 ALWAYS 三丁目の夕日(山崎 貴)
7 リンダ リンダ リンダ(山下敦弘)
8 カーテンコール(佐々部清))
9 イン・ザ・プール(三木 聡)
10 ZOO(金田龍、安達正軌、小宮雅哲、水崎 淳、安藤 尋)
次点(観た順)。『カナリア』(塩田明彦)『いぬのえいが』(犬童一心、黒田秀樹、黒田昌郎、佐藤信介、真田 敦、永井 聡、祢津哲久)『帰郷』(萩生田宏治)『惑星大怪獣ネガドン』(粟津 順)

外国映画
1 運命を分けたザイル(ケヴィン・マクドナルド)
2 ロング・エンゲージメント(ジャン=ピエール・ジュネ)
3 灯台守の恋(フィリップ・リオレ)
4 海を飛ぶ夢(アレハンドロ・アメナーバル)
5 愛についてのキンゼイ・レポート(ビル・コンドン)
6 ザ・インタープリター(シドニー・ポラック)
7 Jの悲劇(ロジャー・ミッチェル)
8 アレキサンダー(オリバー・ストーン)
9 もし、あなたなら〜6つの視線(イム・スルレ、チョン・ジェウン、ヨ・ギュンドン、パク・ジンピョ、パク・クァンス、パク・チャヌク)
10 バタフライ・エフェクト(エリック・ブレス、J・マッキ―・グラバー)

次点(観た順)。『オペラ座の怪人』(ジョエル・シューマカー)『ビヨンドtheシー〜夢見るように歌えば〜』(ケヴィン・スペイシー)『アビエイター』(マーティン・スコセッシ)『ミリオンダラー・ベイビー』(クリント・イーストウッド)『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』(ニルス・ミュラー)『ヒトラー 最後の12日間』(オリヴァー・ヒルシュビーゲル)『SAYURI』(ロブ・マーシャル)『天空の草原のナンサ』(ビャンバスレン・ダバァー)『ロード・オブ・ウォー 史上最大の武器商人と呼ばれた男』(アンドリュー・ニコル)

2004年に比べ、何が何でもベストワンという作品はないものの、改めてこうやって並べてみるとどれも印象深いものばかりだ。今年も映画館通いが出来ますように♪

二階に上がって、ついテレビをつけてしまう。ヤバイ。CMだって新鮮だからなー。『超ココリコミラクル』などというくだらない番組を見てしまった。面白い!

夜更かししてもいいと思っていたんだが、今日はトロがもう寝ようと催促。


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