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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
日付

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■2005.12.31(土) 大晦日サイクリング
 

快晴。未消化のタダ券が残っているのに気付き、予定を変更して出かけることにした。風は少し冷たいが、道路が空いていて自転車を走らせるには最高だった。汐留、麻布、六本木ヒルズ、建設中の国立新美術館、青山、赤坂、日比谷公園、皇居、東京駅とまわる。

最近では遠出なので、坂の少ない道を選んだのに、最後は足が重くなっていた。5時間ほど外にいたことになる。

帰ってからあわてて年賀状を作りはじめる。20時過ぎになんとか完成。色をいくつか試したかったのだが、もう時間切れだ。

早めに入浴し、年賀状の宛名書きと思ったがテレビに気を取られてほとんど進まない。知らない出演者が多くてついじっくり見てしまうのだ。

紅白は途中までで、23:30からはNHK教育テレビで「山田風太郎がみた日本 未公開日記が語る戦後60年」を見る。終わったら1:00。いつも寝る時間になるとうるさいトロが今日は終わるまでコタツで静かに眠ってくれていた。えらい。


■2005.12.30(金) 映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
 

池袋東急で『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(Harry Potter and the Goblet of Fire)。

ファンタジーもここまで贅沢にできると見応えたっぷり。ただ原作を読んでいない人間にとってはやはりわかりにくい映画だ。。そして今回は構成にも難があるように感じた。まあ、これだって原作に準じているのだろうからやめておくが。

そうはいっても登場人物が映画と一緒に大人になっていくというのは楽しみ。ラストのハーマイオニーのセリフが思わせぶりだよね。

食事して、古本屋とビックカメラをのぞいていたらあっさり時間切れ。もう帰らにゃいかんのか。くそー、トロのやつ。


■2005.12.29(木) 映画『天空の草原のナンサ』『ロード・オブ・ウォー 史上最大の武器商人と呼ばれた男』
 

家人は9:00に下関へ出発(次女夫婦と孫も午後には下関へ向かう)。私は自転車で銀座へ。

シャンテシネ3で『天空の草原のナンサ』(Hohle des gelben Hundes, Die)。

いざとなったら荷物をまとめて移動できてしまうシンプルなゲルの生活。我が身がいかに余分なものに囲まれているか反省させられる。

何もない、そう物語らしきものすらないフィルムに、退屈もせず目を凝らしていられるのは、そこに実は何かがあるからなのだ。ものがないことが得難い贅沢とは、なんという皮肉。いや、もうそんなことは言い尽くされてきたことなんだが、こういう映画を観ると身につまされざるを得ない。

のだけど、映画の中でも、この家族の生活がもう長くはないのだと言っている。

最後、移動を続ける彼らの長いカットに、モンゴル政府の選挙公報カーが現れ、横を通り過ぎていく。彼らに選挙がどれほどの意味があるのだろうか。実際のことは私になどわかりはしないのだけど、この妙な取り合わせには感心してしまった。

新橋駅近くの「かつ里」で食事。有楽座へ。ニュー東宝(最近はニュー東宝シネマと呼ばれていたらしい)が改装を機に有楽座に館名を変更した(0504)らしいのだが、私にとっての有楽座は別物(有楽座があったときにニュー東宝もあったのだから)なので、どうにも許し難い。単なる館名の変更ならともかく、最近この手の変更が多いのは残念だし、第一紛らわしくて困る。千代田劇場→日比谷映画、スカラ座2→みゆき座だもんね。なんだ、みんな東宝じゃないか。一体何考えてんだろ。

改装で落ち着いた感じになったと思うが、I井氏など「安っぽい」と言ってたからねー。まあ、どうでもいいんだが。746席を400席にしたからすごくゆったりしているし、昔から傾斜があるつくりだから見やすくていいのだな。

全席指定はともかく(入場順でいいような気もするが)、席は映画館側が決めるのでなく、空いている席が一覧で選べる方式にしてもらいたい。隣り合わせにならないように指定していたが、窓口の話しぶりだともっと混雑しているのかと。それにはじめてだと、どの席が自分にとって一番なのかがまだわかっていないってこともあるからねー。

『ロード・オブ・ウォー 史上最大の武器商人と呼ばれた男』(Lord of War)。

オープニングの「弾丸の一生」が、愉快というには生々しい。

主人公ユーリー(ニコラス・ケイジ)がいかにして武器商人の道を歩んだかという前半はサクセスストーリーのようなものだからテンポよく快調に飛ばす。

ただ、後半になって家族を失うことで、やっと武器商人であることを悩んでもなーという展開。妻も夫の仕事についてはそれまでまったくノータッチというのもどうかしている。もっともこれは実話のつぎはぎというし、どうかしているからこそ成立している状況と考えるしかないのでしょうね。

車もタバコも銃と同じように人を殺しているというのはユーリーの屁理屈(真実だけどユーリーに言われたくないな)で、彼はこれ(屁理屈を含めての商才)こそが自分の才能と割り切れてしまうのだが、ここらあたりから自分の中でやたら最近の耐震設計偽装マンション事件とダブってきたのには閉口した。これだけの才能があるのにユーリーの想像力のなさには、というか、だからこその才能なのか。って。余計なこと考えだしたら、映画に集中できないぞ。

個人武器商人より国連常任理事国の武器輸出こそ糾弾されてしかるべしの最後の字幕は、ユーリーを弁護しているのではないのだけど、ちょっと唐突ではある。言いたかったのはこちらの方にしても、この問題は字幕で終わらせるしかなかったのかもね。映画の限界かしらね。でもまあ、冷戦後のウクライナやリベリア大統領などをあからさまに描いてそれなりのインパクトはありました。

帰路はブックオフ経由。トロが待っているからちょっとだけ。


■2005.12.28(水) 映画『東京ゾンビ』『いつか読書する日』
 

果太×。今日から仕事は休みなのでめんどうは家人がみる。

私は地下鉄で渋谷へ。半蔵門線で大手町にきた時「9時半をもちまして女性専用車両を中止します」というアナウンスが流れる。ええっ、そうだったんだ。休日にしか乗らないのですっかり忘れてました。

でも、まわりを見渡すと8割方が男。この車両には車掌も乗っているんだから最初に注意してくれればいいのに……。余裕を持って座れるくらい(全部で40人ほど)だから、細かいことは言わないということなのかしらね。

渋谷シネセゾンで『東京ゾンビ』。

ぬるい映画。ギャグもぬるければ、格闘技映画としてもねるい。派手さのない柔術ということもあるのだが(これは映画でも言っていた)。

目の付け所は面白く、つまりそういう意味では退屈はしないのだが、説得力がないし、映画のまとめ方がヘタなこともあって、結局私には理解不能だった。

食事のあと、しばらくぷらぷらし、シネマ・アンジェリカへ。シネマ・ソサエティからの館名変更の真意は不明。普段なら利用できない水曜¥1000で入館。

『いつか読書する日』は話を練り上げただけでなく、丁寧に生活をフィルムに焼き付けた映画だ。逆に言うと、そのことによって私ならこうしたのに(こう撮るのに)という部分がいくつも出てきてしまう。でもそれは不満でもないし違和感でもない。人はそれぞれにその人のやり方で生きているのだということの確認、そしてよくわからないのだが不思議な安心感をもたらしてくれたような気がする。

でもタイトルはわからなかったな。美奈子(田中裕子)は本に埋め尽くされた生活をしてきたのだし……。彼女の読書にはどんな意味があるのだろうか。そういえば、楽しみは牛乳配達って答えてたっけ。

遊んでばかりなのでさすがに後ろめたく、早めに帰宅する。

家人が買い物に出たいというので、果太の相手をすることになった。もう少し早く帰ってくるのだろうと思っていたが、40分。一対一でこんなに長い時間ははじめてだ。肩車をすれば肩の上で立ち上がってしまうし、好き勝手に遊ばれた感じ。私にはとても付き合いきれまっせんぞ。


■2005.12.27(火)
 

果太×。家人がめんどうを見る。元気は元気なんだけど、下関行に備えて用心してのことらしい。

咳が復活しつつあったのだが、沢山寝たせいか二日前の状態に。

仕事はほとんど引き渡しばかり。で、あっけなく今年の仕事納め。ちゅーほど仕事してないよなー。いかんいかん。ま、仕事はそこそこでいいんだけど、中断状態のブックリブックスはなんとかせにゃ。あれ、ほら、注文が来てるじゃん。


■2005.12.26(月)
 

果太×。真ちゃんが休む。

シオドア・スタージョン『人間以上』読了。最後のたかだか10ページに3日もかかってしまう。イメージが捉えにくいこともあるんだけど、毎日眠くってさ。


■2005.12.25(日) 映画『ビッグ・スウィンドル!』『僕の恋、彼の秘密』
 

8:00起床。新宿へ。

新宿武蔵野館2で『ビッグ・スウィンドル!』。

韓国映画にもこういうのがあるんだ、と感心。ハリウッド顔負けの強盗アクションは、手際もよく最後まで飽きさせない。

なんだけどさ、警察がすでに死んでいる犯人の弟に振り回されるか? あまりに単純なことなので、もしかしたら私が重要なセリフを見落としてしまった可能性もある。だとしたら、もうこれ以上のことは書けないじゃないの。誰か教えてくれー。

いったん退席し、また同じ劇場で『僕の恋、彼の秘密』(17歳的天空)。

妙に明るいゲイ映画。台湾ではヒットしたらしいけど、良さがちっともわからなかった。

普通の恋物語に置き換えればいいだろうと高をくくっていたが、そんな単純なものでもないね。ゲイ映画を女性が監督するのは、対象が一応は男だからまだ想像力の働く余地がある? うーん?

ゲイだからということもあるかもしれないが、それよりも話そのものや、コミカルな部分でなじめかったのね。

で、彼の秘密というのが、付き合った相手が必ず傷ついてしまうので一晩で相手を替えるというくだらないもの。映画もそのことには気付いてハッピーエンドになるんだけど、馬鹿らしい。

これを観たら台湾ってゲイだらけなのかと錯覚してしまいますぞ。

食事のあとは西口へまわり、ヨドバシカメラへ。ファクスと会計ソフトを見る。迷うばかりで何も決まらず。

三丁目の方まで戻ってきて散髪。世界堂でダイアリーを買う。

帰って夕食をはさんで仕事を少し。家人は沢山寝たら快復したらしい(でも咳)が果太が熱。


■2005.12.24(土) 映画『SAYURI』
 

9:30起床。のろのろと食事。少しだけど仕事。請求書作成など。遅い昼は錦糸町で。映画の時間までブックオフ。

楽天地シネマ8-7で『SAYURI』(Memoirs of a Geisha)。

日本が舞台なのに主要キャストのかなりが中国人で、全員が英語を喋る。ところどころで日本語が交じるから、これがまた妙だ。日本だということを印象付ける効果音の一種なんだろうな。ドイツ人やアラブ人にも平気で英語を話させてしまうのがアメリカ映画だから驚くに当たらないのだが、日本のこととなると落ち着かない。英語という日本語を話しているのだと思えばいいのだけど、戦後、占領軍の連中とも会話が成立してしまうのだから、いやもうその割り切り方は大したものなんである。

アーサー・ゴールデンの原作でMemoirs of a Geishaの直訳では日本語になじまないから本と同じ『さゆり』であるならともかく、『SAYURI』にしてるしね。これはこっちで付けたんだからわざとか。

大枠がこんなだから細かいことを書き出したらキリがないし、置屋の仕組み(桃井かおりとミシェル・ヨーの力関係なども)がわかりにくいのも大きなマイナスなのだが、映画はいびつな芸者の世界でいびつ(にならざるを得ないのだろう)な女たちの争いを描いて秀逸だった。

ハッピーエンドは疑問。チャン・ツィイーと渡辺謙の想いはそうでなくても十分伝わる。 もっとも語りで、身請けされても夜の妻というようなことを言っていたからあのシーンがすべてでないことは容易に想像できる。それに語りの声は、老婆のそれに聞こえたから現代から振り返っているのだろうか。であれば、ラストにあのシーンは、一番の思い出で幕にしたかった老婆の気持ちという見方もできる。

予告編では心配だったミシェル・ヨーだが、通して観たら一番よかった。渡辺謙も役所広司もえらく恰好いい役なんだけど、あの時代に格好よくいられるってことは、戦前も戦後も要領よく生き延びてきたんだ、ということになってしまうよね。

帰ったら家人が風邪。


■2005.12.23(金) 映画『ザスーラ』『エンパイヤ・オブ・ザ・ウルフ』『七人のマッハ!!!!!!!』『ブレイキング・ニュース』
 

夜中、目に突然の痛み。トロのヤツがのびをして爪を立てやがった。痛みがなかなか消えず、とんでもないことになったかと心配になる。

が、しばらくは起きていたものの眠れてしまったし、朝よーく見てみるが大丈夫のようだ。

家のまわりを掃除。メダカの水も換えていなかった。30分ほど動いただけなのに腰が痛くなってくる。やめると治ってしまうから、単なる運動不足。ひどいもんだ。

映画を3本観る予定を立てたのだが、その前にも観られそうなので13時過ぎに出かけることにした。体調次第でいつでも帰るという弁解付き。

新宿ミラノ座で『ザスーラ』(Zathura)。

感心しなかった『ジュマンジ』の続編。予告編でもすべてがわかった気になって、だからまるで期待していなかったのだが、そこそこ楽しめる。あくまでゲームというのが前提だから、アイディアは面白くても、それが縛りになってしまっている。

さまよえる宇宙飛行士の設定はいいと思うが、彼も昔ゲームをしたとなると、ゲーム自体が進化しているとか。なんてことは考えないように。

最後、自転車が庭に落ちてくるんだけど、こういう遊びをするのだったらもっと細部にこだわってくれなきゃね。

続いて新宿東急で『エンパイヤ・オブ・ザ・ウルフ』(L' empire des Loups)。

狙いは悪くないが、はずしている。ジャン・レノの悪徳警官はこの際置いておいて、単純に夫のことだけが記憶にない女性(アーリー・ジョヴァー)に焦点を絞れば、かなり面白い話になったのではないか。

実際、彼女の悩み明らかにされていく場面には、ぞっとさせられる。自分の記憶に自信が持てなくなるというとてつもない恐怖感を、事件を大きくすることで(トルコの国粋主義組織を登場させるなどして)、かえって小さくしてしまった気がするのだ。

シネマミラノで『七人のマッハ!!!!!!!』(英題:Born to Fight)。

『マッハ!!!!!!!!』の時は初見で、多少甘い点になったが、これはつまらなかった。命がけのアクション(しかしこんなことをしていていいのだろうか)なのはわかるが、スポーツ競技に無理にからませたりして台無しにしている。

対テロリストに愛国心で立ち向かっていく筋立ても、陳腐で観ていられない。

新宿武蔵野館1で『ブレイキング・ニュース』(大事件)。

見所は冒頭のロングカットのみ。あとは退屈はしないが、どうにも詰めが甘い。中継で弁当を大盤振る舞いする香港警察だからねー、ってそういうことじゃないんだが。

だいたいいくらわかりにくいアパートとはいっても、いつまでも香港警察と強盗団(これに暗殺団?も)がぐるぐる回りしてるなんて馬鹿らしすぎ。

ここらへんがもう少しうまく処理出来ていれば、メリハリだって出せたかも。だったら弁当も許せるのに、ってしつこい。というか実際にあんなことをしたら問題になるでしょうが。

ケリー・チャンは一応主役? 鼻持ちならない役としか思えないんだけどねー。悪役の方が人間味があるっていうのもね。だからって強盗と殺し屋に楽しそうに料理を作らせることはないと思うが。

最後に強盗が殺し屋のマネをし、殺し屋が銀行強盗をしてヘマをしてしまいましたとさ、という映像まで付くが、これもやりすぎだよね。

結局4本も観てしまった。環境が変わると少し咳が出るが、その程度。よしよし。


■2005.12.22(木)
 

夜中に目が覚めたので朝から沈没。

それでも年賀状を10点印刷し、せっせと包装して……。午前中はびっしり働くが、午後はだらけてしもた。私らしい。

咳は急によくなってきた。沢山話をしなければ大丈夫。もう忘年会は欠席だが。


■2005.12.21(水)
 

書き忘れていたが、先週の土曜は咳に寝違えが加わって、一日中首をすくめていた。二日で治ったはずだったが、今日また起きたときに痛みが……。たいしたことがなくて安堵するが、まったくボロっちい体でいやになってくる。

関口さんからパイナップルとみかんを一箱ずついただく。


■2005.12.20(火)
 

咳は本当にしぶとい。気分だって悪くないのだけど、何かの拍子に止まらなくなって大往生。22日の勉強会の忘年会には、行けないとメール。

相原コージ『コージ苑 第二版』を読む。


■2005.12.19(月)
 

今日も寒い。

インクジェットの汚れは、キヤノンの方は調整で直ったと書いたが、あれは画質に影響もあるし実際にはそれほど効果があるとはいえないものだった。エプソンのは問い合わせでも触れてなかったし、現物がないので試しようがなくわからないのだが、キヤノンでの一番の原因は紙のそりのようだ。

丁寧に反対側に押してやると平気なんだが、こんなことやってられないし(でも仕方ないからやった)、この程度で汚れが出てしまうのは問題。

空谷家からパンが届く。


■2005.12.18(日)
 

風が冷たい。梅の木の葉がほとんど落ちてしまう。天声人語に東京のケヤキの枯れ方がおかしいとあったが、昨日の錦糸町のイチョウだって今丁度さかんに散っている感じだったから、ずいぶん遅い。

夕方までまた仕事。プリンタのことがあるので気が重い。


■2005.12.17(土) 延長保証
 

ゆっくり起きて食事して、新聞を読んだらもう11時。

次女にキヤノンのインクジェットを借りるが、似た症状に(えー!)。もっともこちらはいくつか調整したら直ったようだ。

ヨドバシへ修理品を持ち込む。ゴールドポイント・ワランティという5年の延長保証に入っていたからだが、修理期間は直接持ち込みよりかかる(年内は無理と言われる。今までは2、3日で返送されている)し、「安心の5年保証」とはいうものの期間が経てば補償金額は下がっていく仕組みなのね。それにそもそもそれは1回限り。

いや、最初にもらったチラシにはっきり書いてあるんだけど、5年保証という言葉にちょっと騙されていたというか、まあそんなにおいしい話があるわけはないか。持ち込んで、さらに引き取りに行かなければならないのだから、その点でも面倒だ。

エプソンのインクを大量に買ったばかりで、それはほとんど使っていないというのに、キヤノンのインクを購入。

ブックストア談で本を買ったあと、ブックオフにも顔を出す。本日開店ということもあって本がやたらキレイ。最初だからかなり気をつかっている感じ。もう少し広い店舗にして欲しかったな。文庫本3冊購入。

帰ったら母、妹、甥が遊びに来ていた。


■2005.12.16(金)
 

昨日は咳が止まらず、1:30には大爆発。だから朝起きられない。ということは眠ってんじゃないか! なんであそこまで執拗にってくらい、咳ってやつは根性悪なんでありましょうや。涙目で腰がしびれて(何故)汗かいて胃液まではいかないんだけどこみ上げて布団のうえでのたうち回っているのはカッコワルー。

仕事はどんどん終わって……のつもりが、インクジェットプリンタの故障(角に汚れが付着)で頓挫。何度もやり直したり、エプソンに問い合わせたりで相当時間を無駄にする。


■2005.12.15(木)
 

咳はかわらず。夜中に何度か起きてしまい、一度は眠れなくなってつい本に手を伸ばすことになる。当然朝眠く、昨日今日は頭痛もひどい。もっとも今日のは17時過ぎにピタッと止まってくれたが。

仕事は急に先が見えてきた感じ。


■2005.12.14(水)
 

咳は出るときと出ないときの差が大きい。といったってしょうちゅうしているんだが、もう声もがらがら。咳は腰の上から背中にくる。咳き込むとそこがじーんとなって辛い。

だましだまし使うつもりでいたが、リソグラフは結局また部品交換。出張料と技術料はサービスしてくれたが、その都度調整でインクとマスターを使って、と……。無駄だ。


■2005.12.13(火)
 

何度か起きたが沢山寝た。なのに朝も昼間も眠い。

昨日今日と寒い。こんなに厚着なのに。


■2005.12.12(月) 喘息果太
 

最近調子がよく、少しは病気に強くなった果太だが、昨晩は喘息がひどく、最長2時間を含め明け方まで泣いてばかりいた。で、こちらもいつにも増して寝不足。果太ではなくもちろん自分の咳のせいなんだが。

当然保育園は休み。明日休暇の次女が今日も休めて、仕事には影響なし。

リソグラフは再調整。マスターがゆるむのは修理依頼前にはなかったことだから向こうの手落ちなのだが、それを直していて、さらに部品の交換が必要になるかもしれないと言われる。

仕事を早めに切り上げてしまうから、なかなかすっきりしない。一度カタをつけてしまいたい。


■2005.12.11(日) 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』
 

寝ようとして、口の中がからからなのに気付く。喉は渇いていないんだが。口の中から唾液がなくなってしまったような感じ。水を飲んでもおさまらなかったが、のど飴で少し改善。結局これが気になって、2時間後にまた起きてしまう(直接の原因は咳なんだけど)。

3度目は4:30。これも咳なんだけど、何故か回文が頭に浮かんでしまい、書き留めないと忘れてしまうかも、なんてことも勝手に考えだしていて、すっかり目が覚めてしまった。1時間ほど読書。

廃品回収の日なので、おちおちしてられない。トロに餌をやったあと布団でぐずぐずしていたが、起きることにした。

修理したはずのリソグラフだが、別の所に問題があって作業は中断。

プリンタインクを買うという口実で錦糸町に。ついでに映画。起きているときの咳は問題ないし、と勝手だ。責任は取らされるだろうから、決死隊の覚悟。

楽天地シネマ8-8で『ALWAYS 三丁目の夕日』。

これはけっこう胸に迫って来た。話というよりは風景に。予告編では感じなかったのに、映画に133分間付き合っていたら、作り物とわかっているのに離れがたくなってしまったのだ。

昭和33年の私は小学校の1年生。私の育った芝田村町(新橋)は映画の夕日町とは東京タワーを挟んで反対側で、だから街の雰囲気は多少違うのだが、でもまあ基本的にはこんなだった。

こうやって書きはじめてしまうとたぶんキリがなくなってしまうのでやめるが(実はいっぱい書きたい気分)、ここまで昔の街をつくり込めるのかと、とにかくその風景だけを見て満足してしまったのだった。

ビデオが当たり前の世の中と違って当時は8ミリ映画を撮れる家庭なんて少なかったからね、身近な記録など残っていないわけで、これは団塊の世代以上には大受けと思う。

ただ、映画の中で未来の場面も同じCGで作ってしまったのはどうか。観客は風景が作り物だってことは百も承知しているのだけど、空想の世界と同等にしてしまっては意味がない。

演出はかなり大げさで、それはないだろうというところがいくつもあるのだが、全体として眺めるとそんなに気にならないのは、約束事の範囲内の話であるのと、やっぱりこの風景のせいで甘くなっているのだろう。もっとも出だしで堤真一が大暴れするシーンは大げさであっても出色もの。

堤真一以外の出演者もそれぞれによかったが、考えてみるとほとんど昭和33年なんて知らない世代が演じてたことになりますね。


■2005.12.10(土)
 

寝付きが悪いのは変わらず。咳で起きてしまうのは当たり前に。まいったなー。

家人共々仕事。やることがこんなにあるとは。スキャニングだけで3時間もかかる。

とはいえ、19時には上がって、食事、風呂とゆっくりする。どうせ眠れやしないのだからと、テレビも1時間(1週間ぶりか)。


■2005.12.9(金) 長期戦?
 

3時半くらいまで眠れなかった。すぐ眠くならないこともあるんだけど、体が温まってからは咳。1、2月の時とまったく同じ状況だ。ということは、この咳も長期戦? やだなー。

トロは2時半くらいまで一緒だった。耳元でゴホンゴホン、体だって揺すられてるのに平気なんだから……。で、出ていったのは私が起きあがって咳き込んだあと……。さすがにこりゃたまらんと思うよね。

リソグラフはドラムの修理が終わり、交換にやってくる。封筒で版がすぐダメになったのは、代替ドラムに問題があったのかもしれないとのこと。え、そりゃないっすよ。斜めに製版してしまう(といったって1度くらいなんだが)のもそうだし、インクの調節もドラム側でやっているのだと。代替品のままでもいいのにと思っていんだけど、そういうことではないのね。

佐高真『悲歌 古賀政男の人生とメロディ』読了。勉強会の忘年会用テキスト(よくわからんが、これで二次会はカラオケなんだとか)。どちらかというと古賀政男は憎まれ役で、他の登場人物の方が魅力的なのだ。古賀政男伝ではあるけれど、順を追って記述してあるでなし、なんだか佐高真の戦争はいやだ宣言集のような趣。

柳宗悦の「朝鮮人を想ふ」からの引用は知らなかった。これは記憶にとどめたい。


■2005.12.8(木) ユニセフ
 

布団に入ってから寝付くまで3時間以上もかかるのは何故だ。でも朝はまあ、ちゃんと起きることができて、だから昼にちょっとだけど睡魔。悪循環。

死んだはず(ひでーなー)の客から大きな仕事が入って大慌て。ありがいことに2週間くれるって。というか、でないともうそういうのに対処できない体制になっているんだよね。

ユニセフから名指しで募金の依頼が届く(なんで私宛なんだ?)。募金の趣旨はともかくとして、私の住所と名前が印字されたシールが入っていた。「同封いたしましたユニセフのパーソナルラベルは日々の通信などにお使いいただき、ユニセフ支援の輪を広げていただければと存じます。あたたかいご支援を心よりお願い申しあげます。」ふーん。でも今時こんなもの使うことないしなー。で、チラシには「たとえば3000円で467人の子どもの命を救う方法がありあます。」と手書きふうに印刷された78×89ミリのポストイットまでが貼ってあるのだ。

このシールとポストイットを見ていたら、だんだん臍を曲げたくなってきた。

確かに運動を知らしめることは大問題で、だから広告にもテクニックが必要なのはわかる。けれど、私にはおせっかいシールもポストイットも無駄としか思えない。3000円のうち広告費はいくらなんだ?

『大野晋の日本語相談』読了。


■2005.12.7(水)
 

風呂に入り、次女に湯たんぽまで作ってもらって万全のはずだったのに、まだ寒い感じがして、湯たんぽをあちこち移動。まったくどうなってしまったんだ。それとなかなか眠くならないというのが困る。早く布団に入っても意味がない。それでも、眠りは浅いものの一応眠れたからいいんだが。

で、朝。これがめっぽう眠い。どうにかしてくれー。

渋々起きたんだが、頭痛は消えていた。熱もないし、多少の鼻と咳。夜のことがなければたいした風邪ではないのだが。

昨日から股引になんとか効果の肌着と重装備。薄着で病気には強いと威張っていた頃だってあったのにねー。


■2005.12.6(火) 体が温まらない
 

昨日の夜は最悪。まず体がなかなか温まらない(風呂に入るべきだった)。22時には布団にもぐり込んだのに、寝たのは1時近かったのではないか。なのに、今度は体が温まってきたものだから咳が出て、それで起きてしまう。最後は体中が熱くなって、山とかけた布団を剥いでいった。

熱が出る時には寒くて震えがくるが、ただ体が温まらなくて眠れないという経験は初めてのような。

私は寒いのだが、トロは熱くてしょうがなかったのだろう。早々に定位置からは抜け出し、体をほとんど外にしてお尻を私に向けて寝ていたが、こんなとことろにはいられんとばかりに一時間ほどでいなくなってしまった。

というわけで、今日はさらに不調。とくに頭痛がひどい。たまにだからまだ我慢できるが、咳が出ると頭が割れるようだ。


■2005.12.5(月)
 

昨日は早めに布団に。よく眠れたので起きたときは調子がよさそうな気もしたが、横ばい。喉の痛みは消えたが、咳と鼻があやしい。

や、mixiに初訪問者が。22歳、女性。あれぇ? 間違って来ただけか。一応日記(外部ブログ)をのぞくと多少アダルトっぽい。なるほど、そういうことか。

mixiというのは紹介者もいるし、足跡が残るからいい加減なことはできないと言われたけど、ギリギリでこういう使い方もされてるのだな。


■2005.12.4(日) 喉が痛い やっと雨 mixi
 

夜中、喉が痛くて目が覚め、眠れなくなってしまう。8時すぎには起きるが、映画行は中止にした。家人は母に会いに新橋へ。

んで、仕事。なんだ、やることあるじゃんか。なのに午後は結局パソコンの前に座ってだらだらしてた。

やっと雨らしい雨が降る。11月は後半ずーっと天気だったから、メダカの水のことが気になって仕方がなかった。出来るだけ雨水ですまそうという手抜き飼育だからねー。

mixiとやらに登録。私、友達付き合いが苦手だからなー。なんとなく躊躇しながら自己紹介など書く。


■2005.12.3(土) 映画『私の頭の中の消しゴム』
 

8:45起床。仕事。掃除。仕事。

で、18:10に錦糸町へ。リブロで本(実用書)購入。

楽天地シネマ8-7で『私の頭の中の消しゴム』。

建築現場の労働者が裕福な家のお嬢様と結婚し、さらには建築士の資格に合格するという昔の少女マンガのような筋。幸せな二人に待ち受けていたのは妻の若年アルツハイマー(韓国ではアルツハイマーという言葉はまだ一般的ではないのかしら。権威だという医者もタバコを吸ってたぞ!)だった。

不幸な、でも幸せな映画。病気を直視しているようで、最後は総出で幸せシーンを作って逃げてしまってるから。映画としてまとまりをつけるとなると仕方なかったのだろうけど。逆に言うと、だから予想以上のものはなかった。

というより、チョン・ウソンとソン・イェジンの二人を楽しめば、もうそれだけでいいのかも。ソン・イェジンは3本目だが、可愛らしさはこれが一番。チョン・ウソンは初見。ひったくり犯を車のドアに激突させたり、妻の元不倫相手をいきなり殴るなど、ちょっとやりすぎなんだが、まあカッコイイか。

だいぶ前に観た家人は、ヨン様には見向きもしなかったが、彼にはよろめいた模様。映画を観るたびに恋してしまう私(軽くだよ)と違って、ジャッキー・チェン(!?)以来のようですな。


■2005.12.2(金) 映画『カーテンコール』
 

17:50に仕事場を抜け出し新宿へ。

シネマミラノで『カーテンコール』(ハングルの字幕付)。

映画の黄金時代を懐かしむ映画と思っていて、もちろんそういう側面もあるのだが、実は差別と真面目に向き合った作品だった。

先週観た下関出身の家人は、在日朝鮮人の多い特殊事情だと言うが、私も叔父の発言でびっくりした記憶があるから、普段は隠れているだけで、根強い差別意識があることは間違いない。在日の人が多いのに、その機会を生かせてこれなかった過去は残念だが、この映画のように少しずつでも差別をなくす道をさぐっていくしかないのだろう。

ネットの書き込みなどを見ていると、この手の発言には過剰すぎる反応が必ずというくらいあって、生やさしいことでは解決できそうもないと思う反面、韓流ブームという昔だったら考えられないような現象がいとも簡単に起きてしまうのだからわかなくなる。そもそも昔だったらと考えることが、ある種の差別意識にとらわれているのかもしれないのだが。

フィルム切れの時の観客の反応、最後の客層、鶴田真由の年齢設定、実際のミナト劇場(?)やロケ地のことなど、細かいところが気になるが、とにかく真面目な映画。ただ真面目さ故に多少おせっかいを感じてしまう。まあ、ここでの鶴田真由は父親の手紙を捨てられずにいたわけだから、結果としてはおせっかいにはならなかったのだけど。

帰りの地下鉄でなんとなく喉が痛い感じ。遊んだあとなのにやばい。乗り過ごしで淡路町まで行ってしまう。やんなちゃうなー。そんなに本に集中してたわけじゃないのに。


■2005.12.1(木)
 

下関から蒲鉾が届く。

今日もあたふたとしているうちに終わる。たいした仕事量じゃないんだが。最近仕事慣れしていないってことなのね。


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