ゆっくり朝食。3連休の余裕でしょうか。
自転車で浅草東宝へ。広い劇場なのに15人くらい。次の回はそれ以下のような。もったいなさすぎる。『容疑者 室井慎次』。
常に苦虫を噛みつぶしたかのような室井慎次(柳葉敏郎)が苦手な私は、彼を主役にした作品に躊躇せざるにいられない。暗黙の了解なんてカッコよすぎないか。説明責任を果たせよ、と。でも人間ってやつはそうは変わらんのね。若き日の恋でも、彼の姿勢は同じだった。いくら死がそこにあるからって自殺してしまう彼女もすごいが、なるほど室井が選んだ相手なのだ、と。
八嶋智人の弁護士や哀川翔の刑事など、キャラクターがみんなマンガなのはともかく、次期警察庁長官争いに巻き込まれる室井の事件とその扱いに、説得力が感じられなかったんだが……。
柄本明が新米弁護士田中麗奈に語る「神様は勇気を一つだけくれる」という話は心に残る。でも、それは本当に一つだけなのか。一度勇気を捨ててしまった柄本明が、こだわりをみせても、それはもう勇気の名に値しないのか。
室井の姿勢もそうだが、これは案外(失礼)志の高い映画のようだ。で、だから私には居心地が悪い。
食事のあと、この間発見した700円散髪屋へ。1000円のところと変わらない。どころか順番待ちの席に雑誌(すぐやってもらえるからか、意外にないところが多い)の他おしぼり、飴がおいてあり、散髪後にも「どうぞ顔を拭いてください」とおしぼり(使い捨てのだが)を差し出される。見送りは余計だが、なにより仕事が丁寧だった。これで700円では申し訳ないくらいだ。
また国際通りに戻り、つくばエクスプレスで秋葉原まで。これに乗ることは、浅草に来る途中で急に思いついたのだが、ヨドバシAkibaは駅直結なので便利だ。開業したばかりだから清潔で乗り心地もいいが、浅草−秋葉原で200円は割高。
ヨドバシはすごい人。広いから入場制限までには至らないが、人が多いので広さが実感できない。大阪のヨドバシで感じた巨大スーパー的イメージにならないのだ。
電子辞書のところで早くもつっかかり(混雑という意味ではなく、熱中してしまったのね)、これではいかんと最上階から下りることにした。
ゴルフ店は関係なく、レストラン街は人ばかり。7階の有隣堂は棚が落ち着いた感じでいい。10月1日にはマイシティにも開店するそうな。都内は10店目か?
ヨドバシに来て本屋を見ていても仕方ないのだが、もうくたびれていて、電子楽器売場で休憩。ちょうど電子ピアノのデモをやっていたのだ。しかし、安くなったもんだよねー。聞いていたら欲しくなってしまう。弾けもしないのにねー。でも自動演奏だってあるんだから、って買う理由にならんかなー。
このあとは雰囲気だけでロクに見ていない。だらだらと下まで。
帰るには、つくばエクスプレスで自転車のある浅草まで戻らなにゃならん。今日はライトを忘れたのでやばい、と言いつつブックオフに寄り道。まあ、ここまで来てればテリトリーなんで安心?なのさ、と言い訳。
9月14日にとんでもない議員を見た、と書いたが杉村大蔵という若者(26)だった。自民党の候補者募集をみて、締め切り当日に応募。公認され(!)、候補者名簿の最下位に名を連ねたのだと。当選の可能性などないから、勤務先(外資系証券会社)から有給をもらい選挙活動をしたという。
これだけだとすごいのだけど(ってヘンな書き方だ)、自民党からはマスコミの前ではもう喋るなと言われてしまったというのが……。ちょっと残念ですなー。議員がいかにおいしいかを事細かにレポートしてくれてたっていうのにねー。
どうでもいいんだけど、杉村大蔵ブログ→http://www.sugimurataizo.net/(更新されとらんぞ)。圧力がかかったかな? がんばれ杉村大蔵(あれ?)。
買ったマンガ、桜沢エリカ『掌のダイヤモンド』を読む。 |