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ブックリブックス(目録) 注文方法 目録の見方・本の状態
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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
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■2005.8.31(月) 9冊アップ(計913冊)

 

このところ月一アップ。それも今月は最終日だから、帳尻合わせとしか……って自分で言ってもなー。でありますから、今後はもう少し精進いたしまして……とはならないのな。

最近、本を売ることより、自分が楽しめてればそれでいいかな、と。よーするにいい加減病と、それなのに、あれも知りたいこれも知りたい病にもかかっている。でも、これがはじまると、すぐ自分の頭がへっぽこなことが身に沁みてねー。

若いときにちゃんと勉強しなかったツケなんだけど、それを言ってもはじまらないので、出来るところから楽しくやっていこうという気分。

最近は昼間遊んで?夜仕事という感じだ。やっと届いたメール(16時過ぎの送信になっているのに?)のデータを開いたら、72dpiのJPG画像。件名は清刷となっているのに。一体何を考えているんだろう! というか、何もわかってない。知らないから出来るんだろうけど。

また明日、これについてあーでもないこーでもないになるのか……。やれやれ。

佐野洋子の『嘘ばっか』を読む。すごい人だよね、佐野洋子。嘘ばっか、どころかホントばっか。


■2005.8.30(火)

 

F歯科(10:58〜12:00)。20分待ち。治療35分。歯茎の様子を見て4秒ほど迷っていた。少し形を整えた(何をやっているかは? 血だらけだー)あと、型取り。やっと先が見えてきた。1140円。

果太はセーフだったようだ。


■2005.8.29(月)  問題児

 

出がけになって真ちゃんが果太を病院経由で保育園に連れて行く。家人が早く帰ったのは、保育園からの引き取り要求。次女は18時すぎに帰宅し、また果太を吸入に連れて行く。

元気なんだけどなー。熱もあってゼイゼイしてたんじゃ保育園としても困るか。

夜、K発先生にお礼の電話。やっと繋がる。


■2005.8.28(日) 映画『亡国のイージス』

 

トロ、連日の朝帰り。掃除は2週サボリだから久々。

10:20頃家を出て、楽天地シネマ8-2で『亡国のイージス』。まあまあの入り。

『〈民主〉と〈愛国〉』を読んだばかりということもあり、「よく見ろ日本人、これが戦争だ」などというセリフに敏感に反応してしまう。

同様の映画は以前にもあった(某国の工作員が日本に上陸するが自衛隊は手も足も出せず、という内容。題名が思い出せない)が、これはサスペンスとしての出来も数段上。乗員の描き分けから政府関係者(首相の原田芳雄がいい)の対応までが緻密で、謎解きとやりとりを楽しんでいるうちに、日本という国の特殊な事情がいやがおうにも浮かび上がってくる仕組みだ。

ただし、北朝鮮(とは言ってない)の工作員ヨンファ(中井貴一)と同調するに至った宮地副艦長(寺尾聡)については説明が足らないし、女工作員(何で?)が水中で如月(勝地涼)とラブシーンもどきになるのは、何がなんだか状態。原作(福井晴敏)を読めってか。

自衛隊全面協力にしては戦闘シーン(これは自衛隊じゃなくVFXか)はチャチ。その分先任伍長、仙石(真田広之)の活躍する場面が増えてめでたしめでたし!? 特撮のよかった『ローレライ』と反対になったのは面白い。

映画が終われば、即平和ボケ日本のただ中。行動からしてだらけてる。松屋でカルビ焼肉定食。のろのろ自転車で両国のブックオフ(久しぶり)へ。つい長居してしまう。

夕方と夜に、請求書と帳簿。前回処理していなかったものがあり、手こずる。


■2005.8.27(土) 映画『奥様は魔女』『ハッカビーズ』

 

暑くてアイスノン枕復活。その割にはよく寝た。朝帰りのトロには1時間以上遅れの朝ごはん。早くからチビと唸っている声が聞こえていたから待っていたんだろうけど、起きられなかったのだ。

家人と新宿ミラノ座で『奥様は魔女』(Bewitched)。初日初回。

テレビの『奥様は魔女』のリメイク版の女優が魔女、という筋はややこしい。話がわかりずらいわけではないんだが。よく思いついたというか、無理矢理作ったというか。

そこまでしても、テレビ版を逆手にとるには至らずで、魔法も大きな仕掛けはなく古典的なものばかり。というか、小さな魔法だから憎めないのであって、「巻き戻し」はやめておくべきだった。テレビ版の記憶は曖昧だが、良くも悪くもそうは進歩していない気がする。

ニコール・キッドマンは、いい歳して人間界にうとい、世慣れしていない、つまり若い(ということになるよね)魔女役で、だから少し図々しいのだけど、まあ、魔女だから年齢不詳なんだろう。でもって、えーっと、つまり可愛いので許す。というかこれが一番の魔法だった。キスシーンに嫉妬してしまったし。

この話だと魔女(男)人口は相当多そうなので、皆々毎日くれぐれも気を抜かぬよう!

武蔵野館の整理券をもらってからWolfgang Puckで食事。

ここからは一人。ゆっくりの食事だったのにまだ時間があり、紀伊國屋書店をちらっと。

武蔵野館2で『ハッカビーズ』(I heats Huckbees)(字幕ではheatsがハートマークだった)。

みていて目眩がしてきた。が、整理してみると筋はそんなに複雑というのでもない。なのに哲学探偵(字幕)などという訳のわからない夫婦や、破門されたその弟子が、話をややこしくしているのだった。

いや、そうでもないか。他の登場人物も揃ってエキセントリックで、いうなればアメリカ文明病の極致を見せられた感じ。つかまえられないくらい多くの言葉が飛び交って、反芻しているひまがない。実験映画的(画面処理にもそういう部分があった)なのは悪くないんだが、もっともらしいことっていくらでも言えるしなー。全部が繋がっているらしい毛布理論?で収めてお終いにしたくなった。

作者の意図は? 映画向きじゃあないでしょ、これ。何人か途中で出ていっちゃってたよー。

西口に出て、ビックカメラでファクスやプリンタなど見る。DynaFontのOpenTypeフォント50書体(マック用)が99%引きの180円だったので、悩んだ末(180円で悩むなー)購入。

帰ったらK発先生からなしが届いていた。すごくうれしい。


■2005.8.26(金) ロビーを全面禁煙?

 

台風が通過中というのにぐっすり。最近では一番よく眠れた。朝も、トロに餌をやったあとまた眠ってしまうし。

台風の被害は、鉢が一つ倒れただけだった。

9:00の仕事場、28℃、湿度65%。台風前はもちっと爽やかだったのに。

映画館のスケジュールを調べていたら、テアトルダイヤにこんなお知らせが。

当館では健康増進法施行に伴い、9月1日(木)より映画館ロビーを全面禁煙とさせていただきます。お客様のご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。

ロビーを全面禁煙? よくわからないんだけど、映画館全面禁煙とは違うわけ? まさか座席やトイレで吸えってことはないだろうから、喫煙室でも作ったとか? まだ『電車男』をやってる(6/12にみに行ってるからロングランだ)から確かめには行けない。

『〈民主〉と〈愛国〉』をやっと読み終える。合宿で一応最後まで辿り着いたのだが、注が残っていたのだ。

注は本文より小さな活字(じゃない、写研の電算写植で組んである)で121頁もあり、本文を読みながら注を開くのは大変で(理解度の悪い私は文脈も掴めなくなる)、最後に頁をざっと追いながら注を読んでいたのだ。

労作と一言で片付けてしまうのが、もったいないような本だった。戦後60年目の夏にこの本を読む機会が与えられたことにあらためて感謝する。


■2005.8.25(木) 天皇制

 

夜、風が涼しい。眠りも少しは深い気がする。

台風接近で、午後から雨足が強くなるが、ふとやんだりも。

8/17付朝日新聞夕刊の上野千鶴子の「天皇制」に対する見解は明快。「象徴天皇」という意味不明なものを、わかるように解説しているものはないかと思っているところだったが、「用語法からもおかしい」とばっさり切り捨てていた。


■2005.8.24(水) マンション建設近隣説明会

 

18:30から家一軒隔てた所に出来るマンションの近隣説明会だったが、見透かしたように仕事が入ってくる。午後はほとんど遊んでいたっていうのになー。マンションは何故か4階建て(採算は合うのかしら)なので、この間の時のような騒動にはなりそうもないし、ウチにはほとんど影響はないんだが。


■2005.8.23(火)

 

F歯科(12:00〜12:28)。切った歯茎が安定していないので、型取りは来週に。これって、この前、仮歯が取れてしまった時にわからなかったのかしら。仮歯を外して治療はしてたが、そのあとまた仮歯を作り直して……で、一番かかったのはこの時間。今度の仮歯は前のより出来はいいけど、仮歯だしねー。歯医者に飽きてるのね。長すぎるよ。1040円。


■2005.8.22(月)

 

昨日は睡眠時間が少なかったのに帰りの電車では眠れなかった(A山さんに蘇我で起こしてくれと言われてしまったからなー)から、今日はきつそうな予感がしていたが、何ということもなかった。午後、睡魔がやって来るのはいつものことだし。

北側に伸びた南瓜が、元から枯れていることに朝気付く。


■2005.8.21(日) 御宿、M山家別荘

 

5:30起床。テキストの最後に目を通した後、1時間ほど海岸を歩く。三脚を持って御宿の観光ポスターを眺めていたからか、犬の散歩をしているおじさんが寄ってきて撮影ポイントをいくつか教えてくれた。自分は撮さないのだが、友達のカメラマンと少し前に一緒に歩いたのだという。なるほどと思いながら、私は別にそういう写真が撮りたいわけでは……とは言わないけどさ。

8:00〜食事。8:30〜10:30まで勉強会。M本さんは養老渓谷行きを主張していたが、電車の接続が悪く、やることも詰まっているので今回は中止。歩きたくないという意見も多かったが、どう考えてもあわただしすぎるし、やめて無難だったと思う。

タクシー4台でM山家の別荘へ向かう。冷たい飲み物と果物付きの勉強会(11:00〜12:20)。

昼は国道沿いの「ちーえん」(大原町大原3941-1-2)で。ここまでM山さんのお母さんが車でピストン輸送してくれる。私は最終組だったので、車に乗ったのは1分ほど。日差しは強いものの風があり、長く歩けたのはかえって良かった。予定変更で余裕が出来たし、中華料理ということもあって、打ち上げを兼ねた時間たっぷりの昼食になる(13:00〜15:00)。

タクシーで大原へ。ここでまた特急組(15:20)と普通組(15:41発。Y江夫妻、T下、A山=蘇我まで)に別れる。指定は売り切れだが特急の自由席は余裕あり。普通の方が満席に近かった。千葉(18:01着)からは一人で錦糸町に。

今回の費用は交通費別で最初に徴収された2万円でちょうどだったもよう。


■2005.8.20(土) 御宿(勉強会夏合宿)

 

9:30出発。錦糸町から30分で千葉。11:08の勝浦行で御宿へ。1620円。特急料金(2010)の方が高い(しかも東京に行かなければならない)んだから断固普通。車内は何故か若い女の子のグループが多く、私の横にも3人組が座ってきた。聞き耳を立て(いかん!)ても理解不能の会話。読み終わっていないテキストに集中しろってことね。

改札で待っていてくれた東京駅からの特急組(M本、A山、N山、T下、S川、I川、O川、U岡=テキスト本の編集者)と合流。Y江さんご夫妻とは同じ列車だった。

軽食ではもの足らないグループとは別れ、S川さんと「KOKAGE」という店でサンドイッチの食事(750)。集合時間直前まで話してしまう。

13:30ぴったりに大野荘着。民宿と聞いていたがごく普通の旅館だった。先に着いていたらしいT丸さんM山さんを交え、さっそく勉強会(13:45〜18:15)。宴会(18:30〜)。勉強会(20:00〜22:00)。大著で中身が濃いから、これでも時間が足らないくらいだ。

風呂のあと夜の海岸に一人で出る。すぐ道を間違えたことに気付くが、そのまま先にある浜まで。裏磐梯とは違って真っ暗ではなし、海岸に出ると、海の色が鈍くはあるが確認できる。夜もやっている海の家や宿の光があるし、遠くの海岸線の明かりも見えるからだが、今夜の月は明るいのだ。砂浜に下り、海の音を聞きながら形容しがたい海の色を見ていて時間を忘れそうになる。あわてて引き返す。

23時すぎからはM本さんからOさんの病状の報告があったあと雑談、とはいえほとんど勉強会の流れの話(1時すぎまで)。

4つの部屋に別れて消灯。なかなか寝付けず2時近くまで。


■2005.8.19(金) 電気設備安全点検

 

電気設備安全点検。先週、予告のパンフレットを一軒一軒配っていったというのに、屋内は二階のブレーカー近辺を診ただけ(正味3分ほどの点検)で終わり。問題のある家を重点的にチェックしているのかもしれないが、手を抜かれているような気がしてしまう。東京電力は関東電気保安協会というところに一体いくら払っているんだろうか。これもなあなあ会社ということはないんでしょうな。

そういえば、前の家には17日に来ていた。訪問の順番は知らないから何とも言えないが、前の家からウチまで2日。一軒3分で2日の距離か。うーん、昔から算数は苦手だったが、これも私には難問中の難問だ。


■2005.8.18(木) ドレン修理

 

隣のY家のK君がドレンを修理してくれる。10日くらい前に屋上から水が漏れる音がして、家人と外で建物を見上げているのに気付いて約束してくれていたのだ。

何でも空調の管理が仕事とか。実際の現場仕事はしていないのに、いろいろ聞いて材料も借りてきてくれたようだ。屋上の柵をはずすのが難儀で1時間近くかかっていた。暑いのに感謝。

昼食時に仮歯が取れてしまい、F歯科に電話。15:40の予約をもらうが、行ったら人は多いし、まずいことに看護婦さんが後から来た人の診察券を先にしてしまう。でも、こっちは急な予約だし文句は言えない。こんな時に限って名前を呼ばれて診察台に座ったとたんトイレに行く人がいる。この女性は帰る時、スリッパを逆さに入れてしまうし、そしてすべてがモタモタなのにその前からドアを開けてしまうし(冷房中です)。一方的に決めつけてはいけないとは思うけど、待たされてるから苛立ってるんだよねー。

結局42分待ち。いくら休み明けで混んでても予約でこれではね。今日は予約を取れる状況ではないので、来てお待ちいただけますか、とでも言ってくれた方が? まだ休みなのか、先生も看護婦さんも少なく、仮歯を付けてくれたのは看護婦さんで、これが7分。先生に代わるが、はいおしまいじゃ恰好がつかないのか、ちょこっと掃除などしてくれて、これも7分。掃除は次回にして次の人を診てあげた方が、ってこっちが気が気じゃない。

今日の治療費はタダだったが、仮歯が取れてしまったことはミス(とまではいかないにしても)と思ってくれているんだろうか。15:40〜16:40。


■2005.8.17(水) 夏休み最終日

 

仕事場でメールのチェックなど。今日まで休みでよかった。ぐだぐだすごす。動けないというんではないんだが、家人に掃除など押しつけてだらけまくり。


■2005.8.16(火) 飯盛山

 

おー、晴れている。帰る日だ。

9:30にペンションを出発。やじさんが車で飯盛山まで送ってくれる(20分)。タクシーで来る人がそもそも珍しいようで、気の毒に思ってくれたとか。やじさんは本当に親切で、帰りの時刻表を調べ、会津若松の見学コースまで考えてくれた。

というわけで、予定外の会津見学。なんだが、飯盛山(さざえ堂にも行きましたぞ。400)をじっくり見ていたら時間は中途半端になるし、なによりくたびれがひどく(なのに駅まで歩きというのが私らしい)、鶴ケ城には行かず(やじさん、ごめん)早めの電車で帰ることにした..

 
飯盛山から白虎通りを会津若松駅(正面に出る)まで歩く。この通りはこざっぱりしていて妙に間延びしている。古い家もなく、モデルルームのような建物がぱらぱらと、といった感じ。旧市街は別の所なのだろうけど、会津若松に来た気分じゃない。

駅舎に着いたとたん地震。大きくて長い(宮城で震度6弱、近いのにここは4だったらしい)。JRは全線ストップで駅員も直後は状況がつかめていなかったが、食事を済ませたら、会津鉄道は普通どおりに運行しているという。

地震の対応で職員にくってかかっている人がいた。言い方が横柄なのではなく、会津弁だからじゃないかしら。気の毒な気がした。

会津田島までは快速(12:43発)。いい景色なのに寝ていた。約50分待ちで東武に乗り換え浅草まで(3040+1500)。

関川夏央『「ただの人」の人生』をちょうど読み終える。これしか読めなかったってことは、いい旅だったってことですね。

それにしても、なんでこんなにくたびれたんだろ。旅行は三日が限界? 旅慣れてないってこともあるんだろうけど、一番は運動不足でしょうな。


■2005.8.15(月) 曽原湖、諸橋近代美術館、七ッ森

 

身体は重いが、旅行先なので(じいさんだし)目はさめる。朝食(8:00)は昨日より豪華。普段感心のないところに目がいく。新聞がないしね。

最初から雨では、ただの移動日にするしかないと思っていたが、湖畔の散策路が途中まで舗装された自動車道なので少し歩くことに。いいところなので傘をさして歩いていても楽しくって、すぐ、なんとしても曽原湖は一周してやるーに。たって1時間のコース。

20分ほどで山道になる。入口にはサイクリングロードとあるが、昨日の桧原湖畔探勝路(こちらは自転車禁止)より大変そうだ。マウンテンバイク用なんだろけど。

結局誰にも出会わないままバス停に着いてしまう。バス待ち30分で諸橋近代美術館へ向かう。

バスは、途中大回りしてホテルに2軒寄るコースになっているのだが、そこでは客は一人も乗ってこなかった(バス停で乗ったグループのみ)。五色沼に来るときに思ったことだが、もうバスに乗る人など少数なのだ。

美術館前で降りるが、食事をする場所がなく、裏磐梯ロイヤルホテルでトーストセット(880)を食べるはめに。というか他に適当なものが何もないのだからしょうがない。

期待していなかったが美術館(950)は楽しめた。ダリの作品が300点以上もあるという(展示されていたのは70点ほど)。彫刻がかなりあり、これがいいのだ。

美術館なのでカメラを預けなくてはと思って申し出ると、リュックと三脚は預かるが、貴重品はそのままお持ちください、と。荷物がなくなって助かったが、カメラは持ってると撮したくなってしまうよ。

建物は、好きにはなれないが新しく、展示も見やすい。まわりは清潔で可愛らしくまとめてあるのだが、つくりものという感じは否めない。

雨は降ったり止んだり。バスで猪苗代へ(750)。乗客は女性一人(あとでバス会社の人だったことがわかる)で、あとは途中で乗ってきた二人だけだから、この分だとバス路線は遠からず廃止になってしまいそうである。

タクシー(2200)で七ッ森の「ぺんしょん やじさん」(8400)へ。

パンフレットのイメージはあまり良くなかったが、すべてが実用的で部屋も前の2軒に比べたらゆったりしている。民宿とペンションの中間のような宿だ。

風呂もここが一番気持ちがよく、二度も入ってしまう。そういえば、どのペンションでも部屋の風呂には一度も入らなかった(シャワーのみ)。

夕食(6:30)は和食(馬刺があった)で、これも家庭料理に近く民宿っぽい。デザートがないのは20:30にティータイムがあるからで、お腹にはこの方がいい、というよりオーナーのやじさんが話し好き故に設定した感じで、食事の時もそうだったが、テーブルをまわっては全員に話しかけていた。本当に好きでペンションをはじめたのだろう。鉄道模型が趣味でその話になったら止まらなくなった。

部屋に戻ったらもう22時近い。満腹の上にチーズケーキでコーヒーまでおかわりしてしまったから、ヤバイ感じだ。三日続けただけだが、こんな食生活とはもうおさらばしなくては。


■2005.8.14(日) 五色沼、桧原湖

 

心配だった雨はあがっているが、ベッドから起きあがる気がしない。それでも朝食(8:00)をゆっくりすませたら、俄然歩く気分になっていた。

20分ほど昨日歩いた道をゆく。大混雑というほどではないが、ここは相変わらず人が多い。毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、るり沼、青沼、柳沼など、次から次へと感嘆に値する景色が続くのだから、人気があるのもうなづける。1:10のコースを2:30かけて磐梯高原駅(バス停)に出る。

昼は裏磐梯物産館のトン汁定食(780)にきゅうり一本(50)。

自動車道に沿って長峯舟付まで行き、そこから桧原湖畔探勝路に入る。こちらは森の中、という所も結構あるが、桧原湖の小島の点在する景色が、行く先々で姿を変えては現れ、目を楽しませてくれる。

途中雨に降られるが、簡易舗装されているから傘をさしてもルンルン気分でいられた。五色沼の人気コースに比べると、人はずっと少ない。バンガローがいくつもあるが、ほとんど使われていない。桧原湖終点のオートキャンプ場は賑わっているのに。

ここも1:10のコース(実際はそれに自動車道が前後につくのでもっと長い)を3時間以上かけて歩いた。だらだら歩きのせいか、思ったよりも疲れたのでレンゲ沼には寄らず、ペンションのある曽原湖に向かうことにする。明日のため、休暇村前ではバス停と時間を確認。
曽原湖は桧原湖とは趣がまるで違う湖で、その黒い水面は、見る者を静かで落ち着いた気持ちにさせてくれる不思議な魅力がある。しばらく湖畔を飽きずに見ていたが、とりあえず宿泊先の「リゾートペンション藍」(9450)に落ち着くことにした。

指定された部屋はロフト付きで、そのぶん空間は昨日のペンションに比べると広いのだが、使わないからあまり意味がない。

夕食(6:30)は、ローストビーフに鮎の塩焼き、ポテトグラタンに茶碗蒸しといった全部が対になっているのではと思うくらいの完全和洋混食。でもフルコースよりはいいかな。どうしても出てるものは食べてしまうから、苦しい(正しくは卑しい)。

夕食のあと外に出るが、一人で歩くのは懐中電灯だけでは怖くて、林の中の広い道を40メートルくらい進んだだけで早々に引き返す。小雨も降ってくる。

部屋で本を読みはじめるが、すぐ睡魔がくるので、途中からだがまた女子マラソンを見ることにした。外は大雨。このまま雨だったら(可能性は高い)明日はどうしよう。


■2005.8.13(土) 五色沼

 

8:30に家人と家を出て、両国まで歩く。大宮(9:46着)、宇都宮(11:08着)、黒磯(12:00着)とJR東北本線の普通と快速を乗り継ぎ、郡山(13:04着)からはJR磐越西線で猪苗代まで(13:47着)。4620円。

宇都宮、黒磯と、乗り換え時間が3分しかなく、駅弁を買えたのは郡山の6分の時。ただし、磐越西線は満員で立ちっぱなし(暑くて気分が悪くなりそうになるが37分間だったので助かる)のため、駅弁を食べたのは降りた猪苗代駅のホーム。

バスの時間を調べようとして乗り場に行くと、ちょうどバスが来てあと5分で出発だという。あわてて切符を買い乗り込む(750)。

市街を抜けてまもなく雨が降り出し、途中でかなり激しくなるが、磐梯山の裏側に回り込んだらやんでいた。五色沼入口で下車。毘沙門沼近辺を散策する。

五色沼自然探勝路の入口は売店があるし、混んでいるのでわかりずらいが、そこを抜けると突然素晴らしい景色になる。磐梯山も右手は少しだけ雲がかかっていたが見ることができた。

ここには40年ほど前にも来ているのだが、なにしろ40年も前だからねー。目の記憶はすでにきれいという言葉の記憶に置き換えられて久しく、その「きれい」を実感を持って形容するに、昔の記憶ではなく、観光写真やパンフレットの力を借りざるを得なくなっていたのだった。

記憶は充填されたが、この賞味期限は、歳を考えると相当短そうである。ところが、今回はデジカメという心強い味方がある。これだって観光写真と変わらないっちゃあ、変わらないんだが、一応自分が介在しているという慰めがある。

まあ、写真を撮るという行為はそういうことなのだが、情けないとしか言いようがないではないか。しかも人間が認識できるものなどたかが知れているから、家に帰ったら、いや実はその場を離れた瞬間からもう写真に頼らざるを得ず、論争の仲介役になってもらったり、写真にその場では発見し得なかった何物かを見つけだして悦に入ったりすることになるんだろう。

ユースホステル沿いの道を引き返し、「ギャラリー&ペンション絵夢」にチェックイン(9500)。

このペンションは、全盲のイラストレーター、エムナマエ氏(オーナーは実弟)のギャラリーにもなっている。イラストの雰囲気にも合った、いかにもペンションらしい建物だが、部屋は狭くトイレが窮屈なのにはびっくりした。ペンションは初体験だが、こんなものなのだろうか。

19時の夕食まで時間があるので散歩に出る。沼とは反対方向の道を、何もないのだがだらだらと意味もなく上って行った。そろそろ引き返そうかと思った頃、突然雨が降ってくる。

夜は苦手なフルコース。酒を飲まないので、他のテーブルよりどうしても速くなってしまう。南瓜のスープや魚料理(名前がわからん)はうまかったが、最後の肉は量は多いし(私にとってはすでにマイナス評価)、味付けも質もなー。2500円の差額で米沢牛になるというのはそういうことだったのね。

天気予報が知りたくて付けたテレビが世界陸上の男子マラソンをやっていて、そのままゴールまで見てしまうが、眠い眠い。


■2005.8.12(金) 映画『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』

 

家人と杵屋で食事。無印良品で時間調整しながら、楽天地シネマ8-1へ。『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』(Star Wars: Episode 3 Revenge of the Sith)。一応15分ほど待つが、楽々良い席がとれる。

映画は、当然ながら第一作目(エピソード4)の『スター・ウォーズ』に向かって収束する。結末がわかっていて、なおかつこれだけわくわく感が持続するのは細部の造形に手抜きがないからだろう。戦闘シーン(いつもながら個人レベルなのが多いのは気になるが)だけでなく、共和国の都市を俯瞰しているだけでもあきない(もっとよく見たい)のはさすがだ。

ただアナキンからダース・ベイダーになる課程は、伏線をいくつも張り巡らしてあるのに、肝腎なところで理解にまでは至らない。オビワンのアナキンに対する心境にならなれるのに。

考えてみると、最高議長のうらぎり(合点はいくが娯楽作としてはわかりにくい)からそうなのだ。パドメの死も生物学的には問題がないのに生きる気力がない、というのでは。だからって一人一人の心の軌跡にまで踏み込んでいったら映画にはならなくなってしまうが。

そもそもこれは『スター・ウォーズ』に一貫した構成がそうさせるのかもしれない。切り貼り的展開は、このエピソード3 だけはやめて、さらに2分割して連続公開するくらいの余裕がほしかった。

アナキンがパドメを失ってからも最高議長に忠誠を誓うのは自分を救ってくれたから? それで悪を知った人間といえるのだろうか、というようなこともふくらませれば、ダース・ベイダー誕生がくっきりと浮かび上がってくるだろう。

と書いたそばから、そんなものではない気もしてくる。選ばれし者であるジュダイが悪に転落するという図式にこだわるから説明が複雑になるのであって、心の闇は誰にでも至る所に遍在しているという、そのことを垣間見せさえすればそれで十分だったのではないかと。

寄り道せずに真っ直ぐ?帰ったのは、夕方に109木場へ行くつもりがあったからだが、明日からのことを考えて取り止め。


■2005.8.11(木) 映画『コーチ・カーター』『人形霊』

 

今日から一週間の夏休み。

こうとう区報 に税金の計算違いに関するお詫びが載っていた。これって7/26に私が日記に文句を書いたもののことをいっているのだろうか。とすると、657通も手書きの通知を出したってことになる。前回の計算式だと5分×657通=3285分。54.75時間。1日8時間として約7日。たとえ半分の時間で済んだにしても3、4日がかり。お詫びを書いたことへのお詫びが必要じゃ〜。

新宿へ。テアトルタイムズスクエア『コーチ・カーター』(Coach Carter)。

実話的体裁をまとっていて、対戦成績などは本当にそうだったのかもしれないが、すべてがうまくいきすぎで、やっぱり疑いたくなってしまう。うまくいったからこその映画だろうに。カーター(サミュエル・L・ジャクソン)は独裁者だしね。

たしかにバスケットを生かすには勉強も必要で、生徒達を本当に救いだす唯一の道なのだろうけど(この事実を数字で突きつけるシーンには説得力がある)、でもそれよりコーチとの相性に帰結することであって、私はサミュエル・L・ジャクソンにあまりいい印象を持っていない……ってしょうがないねー、こんなこと言ってるんじゃ……。

食事のあと、ルミネを通ってヨドバシカメラへ。三脚のストラップを購入。

シネマミラノで『人形霊』。

『箪笥』ほど退屈しなかったが、やっぱりホラーなのだった(偏見)。話の前提部分で切って捨ててしまっては身も蓋もないからそれは置いておくにしても、2つの人形霊の話が別々のままなのは感心できない。

帰ったらAmazonからの注文が3冊も来ていた。最近ほとんど出品していないので、びっくり。

Amazonは夏休みなど考慮してくれないから出品を控えていた。控えていたのは事実だけど、理由は嘘。つまり控えてたんじゃなくてさぼっていたというのが事実に近い、って何ごちゃごちゃ言ってんだ。

13、14は通常の休み扱いだから問題ないにしても15、16は旅行で本当に作業できないから、注文が来ないことを祈るのみ。この間Amazonからマーケットプレイスについてのアンケートがあっていろいろ答えたんだが、このことは思い付かなかったなー。


■2005.8.10(水) 可愛くなーい

 

昨日の夜、路地裏花火大会(?小さい子がまるでいないのに盛り上がってましたね)があったものだから、煙の苦手なトロは案の定どこかにいなくなってしまった。

朝起きたら戻っていたが、餌は「食べてあげてもいいよ」てな態度。可愛くなーい。けど、最近いつもは室外機の下にいる昼の時間に、たっぷり仕事場(私の足下)で寝ていた。やっぱり夜中外にいて緊張したんだろう。

仮歯は、違和感がないと書いたが、舌触りが悪くて気になって仕方がない。


■2005.8.9(火) 仮歯

 

F歯科(15:00〜15:45)。仮歯を作っただけだが、時間がかかる。違和感はないけど、仮歯じゃあね。無駄だー。もう行きたくなくなった。1220円。


■2005.8.8(月) 氷不足解決?

 

新聞に「郵政法案廃案、衆院解散へ」の活字が大きく踊る。結局廃案なんだ。骨抜き法案であってもむなしい。よくわからんのだが。

昨年の夏からの氷不足はあっけなく解決。家人が冷蔵庫の設定をミスしていただけだった。まったくなー。あー、でもこれでかき氷が思う存分(は無理か)食べられる。夏は氷命だからなー(西原説にさからってます)。


■2005.8.7(日) 映画『アルフィー』

 

掃除。次女から依頼されたCDのコピーなどしてから(早起き、でもないのに何故か余裕)自転車で新橋へ(12:15)。

母、地下鉄で来ていた家人と徳寿へ。そのあとクリエでお茶。私だけ14時過ぎにさよなら。

シャンテシネ3で『アルフィー』(Alfie)。

モダンな画面構成やアルフィー(ジュード・ロウ)の観客への語りかけなど、凝ってはいても見かけ倒しなのは、内容についても同じ。

プレーボーイの心境などいくらアルフィー自らが解説してくれてもわからなし、適当に渡り歩いていた女の子たちが、それぞれ自分の道を見つけアルフィーを必要としなくなったのは、自業自得としか言いようがないわけだしね。親友の恋人に手を出して妊娠させてしまう話や、お金持ちの中年女(スーザン・サランドン)に遊ばれていたことに同情すればいいってもんでもないでしょう。

これリメイクなんだけど(昔のは未見)、わざわざ作り直した理由を聞いてみたくなった。

シャンテシネは全席指定になったらしい(この間は初回で、満席にならないのがわかっていたから?)が、空き座席が一目でわかるようなボードは作れなかったのだろうか。窓口のやりとりは無駄が多くなる。

シャンテシネ3は、売店の位置が変わったこともあってイメージ一新。3の椅子は1と同じじゃなかった(そうだった?)。


■2005.8.6(土) 映画『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』『リンダ リンダ リンダ』

 

夜、暑い。何度か目がさめる。扇風機が回っているのは、家人が付けたから? うー、よく考えられないうちにまた眠っていた。眠れるのはありがたい。

8:15に家を出て渋谷へ。

渋谷シネセゾンのモーニングショーで『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』。

東京都立クロマティ高校、それは想像を超えた悪の巣窟、ってどこが? ギャグマンガ(らしい)の映画化にしたって悪人らしい悪人が皆無で巣窟と言われてもな。どころか、地球防衛軍だしー。

実写板だから間延びしているところもなくはないが、うまくまとめてある。小ネタ満載で、四コママンガ(かどうかは知らないが)的味わいが出ているのは面白い。フレディ、マスクド(のギャグは最高!)はじめ、登場人物がそれぞれいい感じなのに、メカ沢だけが浮いてしまったのは、実写板だからかも。

入れ替え時間を利用して、映画館に入る直前に切れた電池をビックカメラで購入。充電池がすぐダメになる話をすると、メモリー効果云々……。えー、ニッケル水素電池でもそうなの? 購入後初めての使用や、長時間しなかった場合は、2〜3回充放電をくり返せと書いてはあるが。もしメモリー効果が本当なら、説明書と食い違うような。……いや、そんなこと言ってる時間がないんだった。

とって返し、再び渋谷シネセゾンへ。『リンダ リンダ リンダ』。

どうしても『スゥイング・ガールズ』をイメージしてしまうが、全然違っていた。比べようがないというか……。もっと自然で淡々していて、ある時はもどかしいくらいの時間が、ただただ過ぎていってしまう……。でも、そうだったよねあの頃は、と、じいさんでも女子高生に帰れる(たとえると気持ち悪いんだけど)希有な映画なんであります。

だから最後の盛り上がりは取って付けたみたいで、何とも残念。『スゥイング・ガールズ』ならいいけど、この映画には似合わない。

留学生のソンさん(ペ・ドゥナ)が最高にゆかい。2つの恋以前物語と1つの恋終了物語もいい感じ。

食事のあと、古本屋をのぞく。古い雑誌の前でしばし迷うが、そうだ渋谷は久しぶりなんだから少し歩こう、と店を出た。迷いを断ち切る呪文が欲しかっただけ? 

松涛から宇田川町にまわるが、日向は避けたい気分で、すぐペースダウン。昔はくそ暑いのが好きで、カンカン照りの中でも平気で飛び回っていたんだが、じいさんになったもんだ。

100円マックシェイクのポスターが目に付くが、それだけでカウンターに並ぶのもなー。おっと、反対側のロッテリアも100円だ。しかも店頭販売! そ、それください。 

セール品の靴があったので購入。続けてダメになっていた(なのに平気で履いていた)ので、とりあえずの安物。

旭屋に入るが、急にくたびれてきたので帰ることにした。

「化粧する女」というのはよく話題になるし、いろいろなパターンを散々見せてもらったが、地下鉄のドアを鏡代わりにして浴衣の帯を直している女性がいた! インチキ帯だから、帯をといてるわけじゃないけどねー(当然か)。やるもんですな。


■2005.8.5(金) お世話になりました

 

寝苦しい夜で、汗びっしょり。3日前からアイスノンを枕にしていい感じでいたが、風がないとこれだけじゃ厳しい。朝は、トロがごろにゃん。あちー。たまらん。

9時過ぎにS社に支払いに行く。一応、お世話になりました、と挨拶。今まで逆の立場でイヤな思いを何度もしてきたからだが、ただの自己満足かも。社長は相変わらずへらへら状態。もうどうでもいいと思っていても、書くと文句になってしまうなー。

■2005.8.4(木)

 

高島俊男『お言葉ですが…5 キライなことば勢揃い』読了。

読書会夏合宿用テキストの『〈民主〉と〈愛国〉』も、やっとこ昨日から腰を入れて読み出す。いつものいい加減なふにゃふにゃ読書(というか本はこういうふうにしか読めないのだ)では、とても合宿前に読み終わりそうもないので、机に置き(重いしね。分冊にしてくれー)、背筋をしゃんとして読む。読んでるつもり。背筋を伸ばすのって苦行。と、すぐ気が散っている。


■2005.8.3(水) コピー機

 

古くなったコピー機の入れ替えの件でO商会の営業が見積もりを持ってきた。新機種といっても魅力に薄く、スキャナやプリンタとして使うとなるとオプションで価格は高くなってしまうし、なによりコピー自体がそれほど必要ではなくなっているのだということに、話していて気付く。

見積もりの構成では給紙カセットの数も減ってしまうし、今度のは2色(もはや使うことなどないが)コピー機でもないから、性能も下回ることになる。月々の保守料金(5775円。厳密にいうとこれプラス年間のリース代8190円−とっくに最初のリース期間はすぎている)がなくなっても、5年のリース代が月額10290円では、支払いが増えるだけなんだけど、とお引き取り願った。

営業マンは家庭用のファクスにするのだけはやめた方がいいと言っていたが、それが今のうちには一番ではないかと思えてきた。


■2005.8.2(火)

 

S社との取引をやめたことで、F製版に一部仕事を肩代わりしてもらうため、お願いの電話を入れる。F製版の常識的で親切な対応(後から二度も電話をくれる)にホッとする。

F歯科(15:03〜15:15)。歯の周りの糸を取り、消毒。撮影3カット。170円。

藍川京『たまゆら』読了。エロ小説作家である当人が主人公のような作品(藍川京は初めてだし、よく知らないのだが)。帯には「官能100%、純愛120%」とあるが、よくわからん。


■2005.8.1(月) S社と決別

 
 

S社の対応にまたイライラ。

9:15に出力依頼の確認電話。「昨日の夜ヘンな時間に送ってしまったので、一応……」「届いてます」「出来次第電話が欲しいんですけど」

10:20「もう出来たでしょうか」「えー、11時、たぶんそれより少し前には上がると思います」(あーあ、また10:30には間に合わないか。今まで何にもしてなかったんだろうなー。一年前、まだちゃんとした担当者がいた時は、9:40前後には必ず上がっていたので、こちらも確認の電話などせず、引き取りに行っていた)

11:05「11時前には上がるかもしれないと言われたんですが電話がないので……」「今やってますのであと30分くらいですかね……」(これは最初の電話とは違いO女史。この人も不誠実な言動が多い要注意人物だ)「さっきも同じようなことを言ってましたけど、本当にやってくれているんですか」(私も切れかかっている)「ごにゃごにゃ……トラブってたみたいで……ごんにゃごにゃ」(だったらもっと早く電話して来いってんだ。嘘でもいいから納得できる嘘にしてくれー)「……わかりました。とにかく出来たら電話ください」(と言うしかないではないか)

結局、出来たという電話が来たのは、11:50。顧客から催促の電話もあったし、この時点で、S社とは決別することにした。私にしては、今までよく我慢してきたと思う。我慢しなければならない事情があるっていうのがそもそも辛い話なんだが。

引き取りに出向くが、奥さんがいない。ということは社長がやっていたのか。なるほど。周りの人間は恐縮しているが、社長は謝るでもなく、ニヤニヤしながら「キズはないですかねー」だと。十分遅れているのだから、少なくともそのくらいはチェックしておいてくれてもいいのに、よくそんなに悠長に聞いてこれるものだ。というか、確認しておいて当然のことだよねー。ダメならやり直さなきゃならないんだから。いつものこととはいえ、あきれ果てて、喧嘩してもいいと思っていたのに怒りの言葉も出ない。

とにかく、ここの元凶は社長(O女史もだな)。決して悪い人ではないが、配慮が足らなすぎる。今日だって先手を打って的確な予定を知らせてくれれば、ここまでこじれることはなかったのに。

毎日の朝礼で、きちんと挨拶をしようなんて言ってるような会社だからなー。小学生じゃあるまいし。一番挨拶ができないのは社長だしね。

顔をつき合わせて文句を言わなかったので、日記で怒り爆発。あー、でももう仕事を頼むこともないのかー。

やってくる得意先に、そのつど、仕事の流れが変わることを説明する。これでまた仕事が減ってしまうかもしれない。が、心底せいせいしている。


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