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ブックリブックス(目録) 注文方法 目録の見方・本の状態
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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
日付

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■2005.6.30(木) 誤算

 

果太は様子見休み。私が孫の面倒を見る時間などたかが知れているが、とはいえこういう状況になるなんて考えもしなかった。子育ては若くないと無理と痛感。トロと果太は大誤算だ。

4個とばかり思っていた梅の実だが、あと2個あった。最近目が悪いからなー。黄色く色づいてきたから発見できたのだけど。

夜、苦労して不慣れなイラストを2点仕上げるが、データが送れない。もう一台のG4と同じく私のG4もインターネットに繋がらなくなってしまった。仕事用のMacは全滅。これは困った。

PRAMクリアやデスクトップの再構築などの基本的な手当てをし、初期設定を捨ててみたりするが、キチンとした仕組みがわかっているわけではないのでラチがあかず、時間切れ。


■2005.6.29(水) Google デスクトップ検索

 

昨日は昼より夜が大変で、寝苦しく寝不足気味。が、気温は雨のせいでか落ちていた。

朝刊にMSNサーチの広告。あー、でも一週間前にGoogle のデスクトップ検索を入れてしまったのだな。で、これがものすごく便利。反面、検索で、すでに忘れていたテキストなどが掘り起こされて赤面したりも。

果太、熱でまた休み。咳もでる。どうなってるんだ。

家人の親戚が送ってきてくれた鳥取砂丘アムスメロン。


■2005.6.28(火) エアコン初運転 7冊アップ(計898冊)

 

エアコン嫌いではあるが、せっかく買ったのだから、と除湿を試す。真夏になったらわからないが、冷房にしなくても私にはこれで十分だ。(※でも36℃もあったらしい。外に出ると適度な風があり、体感ではそんなに暑いとは思わなかったが。)昨日は昼間ほとんど一人だったので、仕事場でうだっていたが、やってくる得意先には悪いことしたか。

果太は、用心して15時に引き取り。

歯科医(16:00〜16:30)。今日は最初から電極のようなものをくわえさせられた。前回のような刺激はなし。根の治療は来週で終わりというが、ちょっとあきてきた。560円。


■2005.6.27(月) 液晶モニタに凹み

 

果太、夜熱。朝は下がり、元気もいいので保育園に行くが45分で連絡が入り、連れて行った家人は1時間もたたないで仕事先から戻ることに。

昨日買った液晶モニタの枠、右上部に凹みがある(ゆるく曲がっている)。性能には関係なさそうだが、これから毎日向き合うと思うと気になって仕方がない。組み立ての段階で気がつきそうなものだが。ヨドバシに電話。あっさり、交換ということになった。

またメダカが20匹くらい死んでしまう。暑さのせいではないよね。2つの特定の容器だから。1つからは8匹救い出すがもう1つのは全滅。


■2005.6.26(日) 映画『交渉人 真下正義』 液晶モニタ購入

 

昨日の夜会っていなかったせいかトロがうるさい。暑いのに横にべったり寝そべるから汗が噴きだしてくる。あー、起きちゃったよー。

家人と楽天地シネマ8-2で9:00からの『交渉人 真下正義』。

挑戦的な犯人によって、爆弾を積んでいる恐れのあるフリーゲージの試験車両が、隠れ路線を巧みに使い神出鬼没し暴走する。しかも遠隔操作で、という乱暴な話。でも、いいと思う。欠点だらけでもこのくらいのスケールのある邦画をどんどん作って欲しいから。

ヒットしたので次回作もありかも。というか、すでに『容疑者 室井慎次』が待っているわけで、『踊る大捜査線』シリーズの横広がりという現象は、本家にあまりいい印象を持ってはいない私にもたのもしく思える。

コンサートホールにまで視点を移さなければならなかったり、犯人が真下の個人情報まで把握していたりと、欲張りすぎて肝腎の緊張感に欠けたのは痛かった(解明した声紋の主に行き着くところなどは、よくできている)。

犯人の正体がわからずじまいなのは、まさに現代の犯罪だからと説明は簡単につくが、映画ではそこが欠点に見えてしまうだろう。やっかいな時代になったもので、作り手の大変さに同情する。

地下鉄会社の管制室に乗り込んだ真下の状況が、異端者から同士になり、やがてうるうる場面で送り出されるあたりは、日本映画の照れくさいところ。けど、やっぱりこういう社会で暮らしてるってことなんでしょうな。

食事後、家人とは別れ理髪店に。ヨドバシに引き返し、私のWindows用にBenQの19インチ液晶モニタを購入。画像処理はCRTモニタでやっているので、値段優先で決める(49800円)。

帰ってさっそく設置。一番古くて小さいモニタをやめ、今まで使っていた17インチのCRTと入れ替えたので、それなりに時間がかかる。毎度のことながらぐちゃぐちゃな配線を見るとクラクラしてくる。

微調整の仕方がCDのマニュアルを入れるまでわからず、輝度、コントラストを高めのまま作業したので目が痛くなってきた。このつるんとした、表面がガラスの液晶モニタ(何て言うのだ)の見え具合が知りたかったので、あえて(値段の次の、あえて。値段だけならBenQとPrincetonに39800円というのがあった)これにしたが、普通の液晶の方が長時間の作業には向いてたりして。

Studio MXとOffice2003を入れる。新しい方のPCを右側に持ってきたら、騒音が気になりだす。Macだけでなく、このPCもこんなにうるさかったんだ!

トロとシャワー。


■2005.6.25(土) 映画『クローサー』『スカーレットレター』 工房草來舎作陶展

 

掃除。PCを開いたら本が売れていたので発送。新宿。マックで昼飯を買い、タイムズスクエアへ。息せき切ってだったが、開場時間7分前。

で、ちょうど展示していたヤマハの電気バイク「ペンタゴン」と「パッソル」を見る。ちっちゃいからそれだけで可愛いんだけど、デザインは物足りない。それに209790円と252000円だから、簡単には買えない。電子楽器と対でレイアウトされているのがあって、それはすごくそそられた、って楽器がダメなのにね。電源を入れて説明してくれるから映画館は開場してしまいましたがな。

『クローサー』(Closer)は、時間の切り取り方が見事。半年とか一年をあっさり飛ばして物語が進行する。出会い、別れ、出会い……。離れてはくっつき、また別れ……。時間経過で位置関係ががらっと変わっているのはドキドキだし、刺激的な言葉がそれを増幅する。

ジュード・ロウもナタリー・ポートマンもジュリア・ロバーツもクライブ・オーウェンも、もうなにもかもかなぐり捨てての演技だけれど、でも心には響かない。虚しくて。ただのセックスゲームになっている。

自分はしたいようにしながら、別れるために寝た、ということを執拗に聞き出したあげく嫉妬する。言葉だけの問題のようでありながら、そうなったらもうその言葉の呪縛からは逃れられない。それはホントにそうなんだけど、だから、としか言いようのない映画。マイク・ニコルズの興味は昔からそんなだったっけ。いきなり疲れた。

タイムズスクエアのテラスを散歩。武蔵野館に行き、レイトショーの予約を取り、映画の終わった家人と会ってSegafredo ZANETTIで休憩。店の名前もよくわからないし、長いカタカナばかりのメニューもおぼえられず、指差し注文。

ジュンク堂書店でDreamweaverの解説書を椅子に座ってじっくり検討し(させて)、購入。

JRで目白に出て、千種画廊へ(17:15〜18:10)。ギック、マルちゃんの作陶展。子供たちが山村留学していた時の仲間(ほとんど親たち)が10人ほど。

そのまま集まりに参加する家人とは別れ、ブックオフを見たあと新宿へ戻る。食事をしようにも20時台は稼ぎ時らしく、20、30分待ちのところばかり。なので、久々に松屋の豚丼になって、丼もの=早食いであるから、武蔵野館のロビーで開場まで35分。眠ってしまいたかったが、睡魔は来たらず。

武蔵野館3で『スカーレットレター』。『クローサー』に続いて、今日はなんでこんな映画ばかりなんだ。

『クローサー』は内容の割にスタイリッシュなつくりだったが、こちらはドロドロさを隠そうとしない。男2と女2対男1と女2だけど、女同士の事情もからんでいるから互角(どちらもこみ入らせすぎではないか)だし、最後のボンネットから出られなくなってしまうシーンなど、時間も長く辟易してしまうくらい。

対象から目をそらさない凄味があるが、今日はもう私の頭が受け付けなくなっていた。

家には12:25着。


■2005.6.24(金) 強制子守歌

 

生ゴミを埋めた土から南瓜が出てきた。えらく威勢がいい。下を這っているのもあるが、上に伸びたのは、あっという間に私の背丈を越す。つるが可愛い。つぼみがいくつもできている。花が咲きそうだと家人に言うと、「いつ食べられるかしら」。話がかみあわないのはいつもと同じ。

朝日の夕刊にギョッとする写真があった。タイトルは「子守歌」。「スロバキア東部コシツェの病院で生まれた赤ちゃんがヘッドホンを耳に当てている。曲はモーツァルトやビバルディ。環境にうまく適応するようになるのだとか=AFP時事」という説明だけだから詳細はわからないが、赤ちゃんが、じゃなくて赤ちゃんに、だよね。いいのかな、こんなことして。

佐野眞一『てっぺん野郎 本人も知らなかった石原慎太郎』読了。父親部分の記述が長く、更に著者のサハリン行きという寄り道まであるが、後半になってがぜん面白くなる。先ごろ問題になった浜渦副知事辞任劇や石原都知事がほとんど登庁しないことなども、すでにはっきり書かれている。


■2005.6.22(水)

 

呉智英『サルの正義』読了。この本も半年以上読んでいた。寄り道読書は以前からだが、古本屋をはじめて更にひどくなった。読みかけの本が20冊くらいありそうだ。

続けて本が売れたので、あわてて売れた本のリストを作る。調べればわかることなので、放置していたが、やはり一覧が手元にあるとなにかと便利だ。


■2005.6.21(火) ズ

 

果太、昨日の夕方からまた熱が出て、保育園は休み。昨日は次女が休みだったのになー。

医者の診断は、抵抗力が落ちていて気管支炎になりやすくなっているということらしいが、土日に連れ回して疲れすぎたのだと、家人から次女に伝わるようにしつこくアナウンス。直接言ってもいいんだが、私って角の立つ人間だから……。

歯医者(15:45〜16:20)。待ち時間を利用して歯科衛生士?による歯茎の診断。ポケットの深さを測っているらしい。全部なので時間がかかる。で、また掃除にかかり始めたとたん男の先生の手があいたらしく交代。あわただしく代わってしまったので、歯茎の状態は聞きそびれる。

今日も根の治療だが、いつものやり方の他に、電極のようなものをくわえさせられた。これは2度ほど、ズ、ときた。痛くはないんだけど、まさにズという感じ。痛みについては、しきりに尋ねてくれるが、私としては治療方法の細かな説明をしてくれた方がありがたいのだが。830円。


■2005.6.19(日) 映画『帰郷』『50回目のファースト・キス』

 

新宿武蔵野館2で『帰郷』。

予告編ほどひどくなかった。というより、一番ひどいシーンを予告編で使っているのは何故か。本編もそのシーンをカットすれば、もう少しなんとかなった気がする。

子供とのやりとりで、心はどこにある?みたいなセリフは、よほど気の利いた処理ができない限りはタブーと思うのだが。それをあえて予告編にももってきたところに、作者との距離感を感じないではいられない。

だからか、西島秀俊の一本調子な芝居も、かえって勘違い男である春男らしさが出ているように思えるのだが、一日の心の軌跡としてみると心もとなくなってしまう。

イメージにはなじめなかったが、気持ち的には身近な映画だった。シナリオだけ読んだら感激していたかもしれない。

家人と会って食事。突然、大音量でドリカムのHAPPY HAPPY BIRTHDAY が流れたのは、離れた席のカップルが誕生日ケーキを注文したのだった。従業員にずらーっと取り囲まれて、見ている方が照れてしまう。ナイフとフォークでチキンソテーの骨に苦戦していると、後ろの席の外人は、パスタを持参の箸で食べだした。斜め横のアロハシャツ(ではなかったが)風おっちゃんは、1人でアイスとホットのコーヒーをおかわり3度。水もカップが大きいのに最低2杯は飲んでいた。以上余計な観察は、チキンソテーの出来上がりがやたら遅かったから。じゃないが。

家人と別れ、ゆっくりシネマミラノへ。

『50回目のファースト・キス』(50 First Dates)は、途中で退屈した。

ルーシー(ドリュー・バリモア)の奇病は本当にある病気(コルサコフ症候群)だが、翌日になると前日の短期?記憶がなくなるのは、たぶん映画用に翻案しているのだろうし、それを本人に知らせないために父親と弟のする涙ぐましい努力は、常夏のハワイだからできることで(あ、だからハワイにしたのか)、しかし、この努力は何か間違っている。

それにだいたい、毎日壁いっぱいのペンキ絵を塗りつぶすなんていうのは、無神経で反省のない大量消費社会アメリカそのもので、って瑣末なことにまで腹が立ってくる。

ヘンリー(アダム・サンドラー)がルーシーを毎日口説く(かなければならない)のは、プレイボーイとしての血が騒ぐのか、今までの贖罪の意味なのか、毎日が新鮮だからかなのか。ここらへんはそれほど深く考えないでも良質のコメディーになってはいる。でもですよ、毎日新しい口説き方でなくったって相手は忘れているんだし、いや、新鮮であるためにはヘンリーの新しいアプローチが必要なのかもしれない、ってダレてきたので屁理屈を垂れたくなったのな。

けど最後は、設定の都合のよさを差し引いてもいい気持ちになれた。ルーシーの病気はまるで治っていないというのに、こんな素敵な終わり方をしてくれるなんてね。

西口にまわり、ビックカメラ、ヨドバシと19時近くまで。1mと30mのLANケーブルと接続アダプターを購入。


■2005.6.18(土) 第5回彩遊会展 映画『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』

 

掃除。自転車で図書館。CDの返却。古電池を回収箱に。電池はほとんど充電池に換えたが、以前のものなどが30本以上もたまっていた。

『シナリオ7月号』に『電車男』があったので、気になっていたラストシーンを(だけ)読むと、「回想 それは過去の出会い− 実はふたりも知らない運命の出会い」となっている。そういえば、巻頭のエルメスが絡まれるシーンのあとに、ラストと同じ小学生の女の子が登場していたけど、あの回想の続きということか。映画だとわかりにくい。

となると、私の解釈はハズレか。でも予告編のラストもひっくるめて、そう思うのもいいのではないかと。

図書館には5分程度。すぐ銀座に向かうが、古本屋ものぞく。ヤマハの前で母、家人と落ち合い、小学校の恩師が参加している第5回彩遊会展(新井画廊)へ。

写真を撮ろうとしたら電池切れ。予備を持ち歩かない私が悪いのだけれど、最近充電池の調子がおかしい。少しのつもりだったが、I先生と話が盛り上がって1時間を軽くオーバー。

三人で菊正へ行く。次女夫婦(+孫)も合流して食事。

一人で銀座テアトルシネマへ向かう。『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』(The Assassination of Richard Nixon)。

犯罪者の心理を丁寧に追ったら、こういう映画になるのだろうけれど、そうはいっても感情移入はできないから複雑な心境になるだけだった。

印象に残ったシーンを二つ。サム(ショーン・ペン)は黒人の友達(ドン・チードル)が客にののしられるのを人種差別と言うが、友達からは反対に「客は苦情を言い、自分はそれで儲けている。商売なのだから何でもないのだ」と言われてしまう。自分の中に差別意識があるから出てしまった発言ではなかったかとうろたえるサム。

事業融資の知らせがなかなか届かないことにイライラして、サムは、郵便受け脇のゴミ箱を蹴飛ばしてしまうが、すぐ散らかしたゴミを拾わずにはいられない。

周囲のすべてが自分を理解してくれない敵と化していく中、別れていった妻(ナオミ・ワッツ)だけが彼にとっていつまでも愛すべき対象というのも悲しいが、いくらそういう部分を細かく描いていっても、最後の飛行場のシーンに共感はできない。作り手もそんなことは押しつけてないし、それはわかるのだが……。

ブックオフに寄る。帰ったら疲れがどっと出る。


■2005.6.16(木)

 

果太の具合(今度は手足口病だった)を考慮して、家人の仕事を木と金で交代してもらったため、歯医者に行けなくなってしまう。1時間前に気づいて、あわててキャンセル。

『映画ビジネス最前線 新たなる挑戦GAGA』読了。


■2005.6.15(水) エアコンの工事

 

屋上の室外機3台にエアコン4台を撤去し、新たに2台を設置。クレーンも来るから大変なのは予想していたが、10時前から夜8時までかかる。夕方には小雨になったが、一日中降り続いた雨も影響した。

おまけに果太が昨日の夕方からの熱で保育園を休んだので家人が手をとられ、これも誤算。朝少しあった熱は下がったが、気が弱いのか、工事の人が出入りする度に泣いたりびっくりするやらの大騒ぎ。

配管のついでに、用意しておいたLANケーブルを一緒に通してもらうが、1、2階ともケーブルの長さが中途半端になっていた。あとで調整ができないものなら確認してほしいのに、工事の人間はどうして勝手にやってしまうのだろう。リフォームの度にいやな経験が増えていくのはたまらない。

重たっくるしい動力のエアコンが家庭用の小さなものになったので、すっきりのびのびひろびろする。だけど家のいたるところに穴ぼこや配管あとなど、変な部分ができてしまう。外も室外機が鎮座し、配管も正面にきたので目立つ。もうどうでもいいやという心境。あー、格好いい家に住みたい。最近、こればっかりだ。

工事費は、見積もりで言われていた160650円に、廃棄処分代として1kgあたり8円が加算されて163380円だった。金額はわずかだが、見積もりにないものを当日になって請求するなって。


■2005.6.13(月)

 

メダカ8匹死。11ある水槽(ほとんど発砲スチロール)のうち一番威勢がよかったメダカたちだったのに。

梅4個収穫。300→400→16→4! なんなのだ? このままだと来年は0個の可能性も。

夏石鈴子の『新解さんの読み方』を一年半以上もかかって読み終えた。いくら中断しながら読んでもさしつかえのない本とはいってもねー。「文庫版あとがき」まできたら、「この本に収録しなかった新解さんの凄さを先着一〇〇名の読者にお知らせします」だって。え、こんなのがあったんだ。やっぱりぐずぐず読んでちゃいけなかったか。せっかく初版で買ったっていうのに。

もっともこの手の本をすぐ読んで、さらに感想文を書く根気など、もともと私にはないから、あとがきを先に読んだりしてその気にならないでよかった、よかった(って、なにしろ100名ですからねー。発売日に買ってもどっちみち無理そう)。

東京電力に電話。動力の契約を解除。エアコンの工事が伸びてうっかりしていたが、明日は検針日だから、また一ヶ月分の基本料金を請求されるところであった。


■2005.6.12(日) 映画『電車男』『いらっしゃいませ、患者さま。』

 

廃品回収日。出がけに忙しい。

テアトルダイヤに駆け込む。すでに予告編が始まっており、モギリで言われたように後ろには何人も立ち見客がいた(次の回に並んでる高校生も。人気なんだ)。前の方が空いていることがあるので、目をこらすが全部ふさがっている。あきらめて中央の通路にへたり込もうとしたら、立っていた列の3つ先に席があった。灯台元暗しってやつだな。でも本当に運がよかったみたいで、もう本当に席はなかった。

『電車男』は、予想通りの展開だが、ラストで想像だったと思わせるシーンがつく。そのあとテレビ版の予告にかこつけた電車男のカッコいいシーンがおまけであって、この物語はあなた次第なのだと言っているようにもとれる。(*6/18の日記に続き)

エルメスのカップが送られてくるという部分で気乗りせず、映画もここは当然受け継いでいるから同じなのだけど、結局、恋というのは偶然だけではないのだと、そんな当たり前のことを再認識した。だって、いくら電車で絡まれているところを助けてもらっても、恋になる可能性なんて普通ほとんどないわけで、エルメス(中谷美紀)はもともと電車男(山田孝之)タイプが好きだったってことだから。

と書いたら身も蓋もないし、我がことのように応援してくれる見知らぬネット仲間を無視してしまうことになるのだけれど。あー、でも秋葉原の電気街を背景にチャット文字が電飾で流れるシーンは良かった(花火の処理はやりすぎ)、ってすでに別の話。

古本屋をまわるがどこも収穫なし。昼は冷やしつけ麺。これは少食の私でも量が少ないぞ。

テアトル池袋で『いらっしゃいませ、患者さま。』

うーむ。なんてお寒いコメディなんだ。

やくざであることを理由に診療を断られた親分(金次第の世の中にあり得ないし、医者には命を救うという大義名分だってある)が、復讐心から患者のあふれている赤字病院(?)の乗っ取りをたくらむ。医師たちが辞めてしまった理由もわからなければ、危機のただ中の院長がストリップ見学?

辻褄の合わない話ばかりなのは、風俗まがいの病院再建策というアイディアに作者が酔って、無理矢理話を作っていったとしか思えない。

そのアイディアもナースの指名制やひざ枕点滴、口移しバリウム、同伴CTスキャンなど男性向けのものばかりで、さすがに厚生労働省から検査官?がやってはくるのだが、その前に女性側の反発があってもよさそうだ、って一々指摘するほどのものじゃないか。

腹がへって、珈琲にピザ。元気回復し、ジュンク堂書店をぐるぐる。

 


■2005.6.11(土) 映画『オペレッタ狸御殿』『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』

 

掃除をすませ、家人と新宿ピカデリー2へ。今月でおしまいになる「夫婦50割引」を初めて利用した(1000円×2)。

『オペレッタ狸御殿』は完全な失敗作ではあるのだけど、楽しめましたぞ。恋物語でデュエットがあったらそれだけでOKの体質なんでね。

惜しむらくはセットがあまりに安っぽい。背景くらいはちゃんと用意しようよ。東映時代劇の豪華絢爛さ(といっても子供の頃のイメージなんだけど) は望むべくはないにしても、狸姫(チャン・ツィイー)と雨千代(オダギリジョー)が舟に乗るシーンのように、見せ方次第でいくらでも面白いものができると思うのだが。

劇場を出てすぐ、『オペレッタ狸御殿』から飛び出してきたような人物(オッサン?)に遭遇。カメラはリュックにしまっていたし、ためらっていたら自転車に乗って颯爽?と消えてしまった。これだけ派手な恰好なんだから撮ってくれといってるようなものなんだけど、正面からのを撮りそこねたのは、写真家魂がないからなのね。

昼は、ハワイアンバーガー(1800円)。パイナップルが乗ったでかバーガー。意外にいける。でも量が多くてもてあまし気味。季節限定とあったので注文したけれど、マクドナルドだったら100円×18個だからなー。

家人とは別れ、ヨドバシカメラをひやかし、ミラノ座へ。

『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(Sahara)は、南北戦争時代の装甲艦に金貨が満載されていて、それがサハラ砂漠に眠っているらしいという眉唾物語だが、現代版インディージョーンズばりの展開は拾いものだった。

盛り沢山(007もどきだったり西部劇もどきだったりもする)だから都合のよさは否めないが、ボート、朽ちた飛行機、レアもののクルマ、列車、ヘリコプター、そして最後には問題の装甲艦までと、乗り物の使い方、登場のさせ方に工夫がある。

反面、役者(マシュー・マコノヒーにペネロペ・クロス)の魅力は引き出せていない。点数を稼いだのが、相棒役のスティーブ・ザーンや提督役のウイリアム・H・メイシーではね。

あと、いみじくも「アフリカのことなんかどうせみんな忘れてる」とか言ってましたな。

地下鉄を乗り過ごし、お茶の水で引き返す。なんじゃ、この天井のパイプの数は。中央の太いパイプだけでなく左右にも細いのが沢山。

 

昨日梅雨入りするが、天気はなんとかもってくれた。西の空に白っぽい大きな帯ができていた。手持ちだし、望遠でもないのでこれじゃあよくわからないと思うけどね。


■2005.6.9(木) 22冊アップ(計891冊)

 

目録のプログラムの不備が解消でき、やっとすっきりする。家人のおかげ。というか、もともとそのプログラムの設置から「おまかせ」できてしまったので、私には手も足もでないんであった。ということで、これからは変なところがあったら、すべて私のミス。もう言い訳できないっす。

久しぶりに果太を風呂に入れる。ニヤニヤしながら自分から洗い場に来たのに、すぐ泣きだす。何度か泣きやむが長続きせず、最後は大泣き。


■2005.6.8(水) 診察料

 

ヨドバシから電話で、エアコンの工事が明日から15日に延期になった。なんだ、あわてて植木を撤去したのに。

歯科医(16:00〜16:30)。また男の先生に戻る。継続して根の治療。待ち時間はなく全部治療時間で、歯の掃除(また!)も看護士の女性がしてくれて470円。時間は前回の倍、手間だってその分余計にかかっているのに。

治療説明だけでなく、料金体系の説明があってもいいのではないか。保険ということもあって患者側に切実なものが少なく見過ごされがちだが、医療不信は何も治療だけに限らない。現状の保険というのはあまり良い制度ではないかもしれぬ。

夜、サッカーの日本対北朝鮮戦を見る。前半戦は全員で2階のテレビの前にいたので、珍しさに果太が大はしゃぎ。何度も大人4人に歩いてはぶつかって喜んでいた。


■2005.6.7(火) 角の木の撤去

 

『南京事件「証拠写真」を検証する』読了。南京事件のことをよく把握していないこともあり、大変な労作と思って読み進んだが、すでにかなりの反論がインターネット上にある。それを読む(一部だけ。とても読み切れん)とますます何もわからなくなってくる。

それとは別に、気になるのが双方の姿勢で、当事者でない人間からすると極端に走りすぎているように思えるのだが……。

角の植木を全部取り払い、土を全部北側に移す。そのため、玄関脇にあるわずかな場所を2ヶ所ブロックで囲う。

昨日根元だけにしておいた角の木だが、意外にしぶとく、全部の撤去に2時間半もかかってしまった。

梅の木と違い、ここは下のコンクリートを壊していないから、根は伸びようがないはずなのに、火鉢やブロックに絡み付いてなかなかはがれない。細い根ばかりが網のように広がっていて、3カ所で外装のレンガにも食い込んでいた。

まだ根の直径が2ミリ程度なので、なんでもないが、このまま入り込まれたら大変だ。それとも根が太くならない種類の木なのだろうか。いずれにせよ、処分するのにちょうどいい時期だったのかもしれない。

小さな場所なのに団子虫や蛞蝓などがいっぱいいて、土を運ぶたびにぞーっとする。これだけ沢山だと、知らないうちに殺めてしまってそうだ。シャベルで根元をガンガン叩いたしなー。田舎暮らしをしてみたいが、こんな虫に一々驚いていたのでは、農作業などとうていできそうにない。


■2005.6.6(月) 角の木の切断

 

エアコンの室外機を設置する場所を作るため、角にある木を電動ノコで切断。2月に伸びすぎた枝を切ったのだけれど、結局処分される運命だったわけだ。


■2005.6.5(日) 映画『ホステージ』『イン・ザ・プール』『デンジャラス・ビューティー2』

 

新宿に行き、紀伊國屋書店で勉強会用の本(サイン本だった)を購入(6615円)。

またマックでハンバーガーを買い(100円マックの安さにひかれて)、ミラノ座へ。

『ホステージ』(Hostage)は最低。よくここまでつまらない映画にしたものだ。難敵といっても一つは雑魚だし、いよいよ本命の登場、となっても工夫が何もないまま終わってしまう。

だいたいジェフ・タリー(ブルース・ウィリス)を介さない方が、簡単にDVDを取り戻せるとしか思えない。そのくらい脚本が雑。そもそも彼は交渉人としては無能で、オープニングの失敗がどのくらい生かされるかという展開にならなければいけないなのに、雑魚の中ではまだマシな少年すら救えないんだからねー。

テアトル新宿。満員。

『イン・ザ・プール』は、話そのものより精神科医の伊良部一郎(松尾スズキ)の生き方に憧れてしまう。憧れと書くと誤解されてしまうな。なにしろ松尾スズキは、掴み所のないグニャグニャした予想通りの気持ち悪いキャラで、どう考えても精神科医とは思えないし、ありえない。

が、次々とやってくる継続性勃起症(オダギリジョー)、強迫神経症(市川実和子)、プール依存症(田辺誠一)の患者たちと渡り合えるのは、精神病とは無縁(違うな。精神病かもしれないがストレスとは絶対無縁)の伊良部でしかないないのだと納得してしまうのだ。

奥田英朗の原作を読みたくなるが、イメージが強烈すぎだから、しばらくはパスだ。

新宿東急に引き返すし『デンジャラス・ビューティー2』(Miss Congeniality 2: Armed and Fabulous)。

続編が作られるだけのことはあるんだろう。コメディとしてはまずまず。ただ前作の恋をあっさりチャラにして始まってしまうのがなー、って前作は未見なんだけどさ。

夜、DREAMWEAVERに手を焼いて中断していた日記をアップ。手順は変えていないのに(はず)、拡大写真が一行すべて同じものになってしまう。結局、その症状が出たところはすべて一からやり直す。原因不明なれど、解決。


■2005.6.4(土) 映画『最後の恋のはじめ方』『ミリオンダラー・ベイビー』

 

盛り沢山の一日。

掃除。ブックリブックスの発送準備。あと30分で出発という時に、次女にCDのコピーを頼まれる。訳ありで今すぐでないとダメという。たって私が出かけてしまってたらどうすんじゃい! おっ、CDからCDへの焼き付けがこんなに簡単なものだとは。とはいえ、はじめての作業だったからそれなりに時間はかかって、あーん、予定変更だー。

自転車で出かける。深川郵便局でゆうパックと冊子小包を出す。当然だが、離島だと郵便局が断然安くなる。

★東陽町にあったお店。写真だと拡大したのを見てもよくわからないが、「シネマグッズ販売専門店」とあり、店頭にポストカードなどが並べてある。急いでいたので中をのぞいてないし、撮影も自転車に乗ったまま。

マックでハンバーガーを買い込み、109シネマズ木場シアター7へ。

『最後の恋のはじめ方』(Hitch)。

恋愛のプロが辿り着いた結論は「恋愛にノウハウなどない」というありきたりなものだが、なかなかお茶目な映画になっている。ただ私にはそこまでの映画。ウィル・スミスは悪くないが、太っちょ会計士(ケヴィン・ジェームズ)の憎めないキャラクターに少し食われていたかも。

ブックオフにも寄る。家に戻って今度は家人と錦糸町へ。

ヨドバシカメラでエアコンの機種を決める。先週決められなかったものだが、本日だけの限定セールをやっていたので、安く買えたことになる。それでも479850円。これに工事代、か。

楽天地シネマ8-3へ。窓口の表示が「只今ご入場になれば座れます」になっていたので、早々に入場するが、並ぶほど人もおらず、始まっても空席が目立つほど。表示は嘘ではないけれど、ただ「座れます」で十分ではないか。

『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)に救いはないが、ほとんどの人間が栄光と無縁なのだから、一瞬とはいえ栄光に手が届きそうになったマギー(ヒラリー・スワンク)は、少なくとも選ばれた人間だった。と書いても意味がないか。マギーは苦境にあっても努力を怠らなかったではないか。と、こういう書き方も空しいのだけれど、言葉が見つからない。

後半にやってくる映画の重さは、こういう部分には鈍感な私だが、『海を飛ぶ夢』を見ていたことで問題点が整理されていたから、より強まってくれたようだ。

フランキー(クリント・イーストウッド)の娘宛の手紙が、何通も戻ってきてしまうのに出し続けている、というシーンは演出過剰にみえるが、拒否されながら教会に行き続ける、彼の癖のようなものと納得すればいいだろうか。

というか、これはつまり、娘を失ったフランキーと父親のいないマギーとの痛ましいまでの結び付き(疑似親子関係)に至る伏線なのだろう。いや、伏線などという見方は失礼極まりないのだが、こういう関係にも私がまったく鈍感なんである。と、逃げ。

杵屋で食事をして帰る。

最後にトロ話を。半年以上前から、トロは私が風呂に入っている間、よく扉越しに私を待っている?ようになった。そもそも何故そんな所にトロがいるのかというと、毎日私が入浴する前に、トロの足と体を3階の風呂場で拭いてやっているのだ(体を洗うのは一月に一度くらいの割)。

今日もいつまでも外にいて(待たれていると思うとプレッシャーなんである)、ドアを開けるとこちらをずっと見ているので、浴槽の蓋を湯舟半分に広げ、トロを乗せてやった。が、湯舟につかる私とそれを見下ろすトロとの対話は成立せず、情けない声を出すばかり。虐待してしまったぞ。そのくせ解放してやっても、扉の外からは離れようとしない。よくわからん。

最高血圧110mmHg、最低血圧70、脈拍94(深川郵便局にあった血圧計)。


■2005.6.3(金) 花の写真

 

 

 

 

朝、仕事の引き取りの帰り道、余裕があったのであちこち(コースはいつもと同じ)で自転車をおりて花の写真なぞ。雨上がりで綺麗なんだが、腕がねー。三脚持っていったわけじゃなし、ピントも甘い。って、私の目より確かなオートフォーカスですぞ。というより、私が花の写真を撮るっていうのがな。

大竹英雄の『囲碁 実戦に勝つ基本手筋100』を読んだ。知らないことばかりで、碁の奥の深さにあらためて感嘆する。はしがきに「三段の壁を破り高段への道がひらけるはず」とある。なんだ、これはまだまだ当分先に読むべき本であったか。


■2005.6.2(木)

 

書くのを忘れていたが、私を悩まし続けた咳は、先週で完全に消えた模様。よし、これで歌が存分に歌える。朗読もできる。浪花節だって唸なれ、ないか。

出久根達郎『かわうその祭り』読了。古本(紙くず、切手も登場)話は興味が尽きないが、ミステリー仕立ての部分はそうは盛り上がらない。けど、古本屋魂は随所にあって、バブルや新古書店批判も。

17:00、雨続きでリウマチの具合がいまひとつの家人の代わりに、果太を迎えにはじめて保育園へ行く。小さい子がうじゃうじゃいる。柵で仕切られた通路が迷路みたいで、異世界に来た感じ。これが保育園ちゅーとこかいな。


■2005.6.1(水)

 

最近明るいので、トロが朝早くから私を起こそうとする。向こうは優しく手を伸ばしているつもりでも、爪を切り忘れてたりするととんでもなく痛い。あと、ぐりぐりと頭を押しつけてくる。これもけっこうな力だ。撫でてやるとおとなしくなるが、私はまた眠ってしまうから、ごはんの時間になるまでこの繰り返し。眠たいけど、厳格な飼い主だから餌の時間は譲れないのだ。

歯科医(17:00〜17:30)。待っている人が3人もいて、私も15分待たされた。で、治療時間はいつもの半分。混んでいるので調整に使われてしまったか。

今日は女の先生。同じ先生がやるわけではないのだな。根の治療にかかる。少しだけだがまた歯石も取られた。5月10日に綺麗にしてもらったばかりなのに? 取り忘れ。それとももう歯垢がたまりだしたのか。2660円。治療費の根拠も素人にはわからん。

夕方から夜にかけて、体験したことのない変な地震が連続してある。規模は小さいし、一瞬でおさまってしまうのだが、直下型的なやつ。仕事場の引き戸のガラスがガタッというので、最初は突風かと。気味悪し。でも、すぐ爆睡。


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