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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
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■2005.5.31(火) 人騒がせベッド(というより母)

 

朝、大型本の表紙撮影。最近少しずつ片付けをていたので、少しは空間があり、窮屈だが1階でもできてしまう。晴れてないから採光もちょうどいい感じ。昼まで雨。

果太の熱は突発性発疹(こんな病気昔からあった?)だったらしく、熱はすとんと下がり保育園へ。

折りたたみベッドを粗大ゴミに出す(800円)。

土曜に母への文句を書いたが、このベッドもいわく付きのもの。母が引っ越しの最中(何もそんな時に!)に通販で買ったのだが、場所がないから(じゃ、何故買った)と梱包も解かずにずっと置いていて、いらないというのに結局ウチにまわってきたのだった。ところが誰が寝ても腰が痛くなるという代物で、たらい回し状態。あげくは喧嘩の種に。

あー、清々した。


■2005.5.30(月)

 

一日中雨。果太、保育園休む(土曜から熱。昨晩はずーっと40度)。連動で、家人がバイトを休む。

I氏から葉書。


■2005.5.29(日) 映画『バタフライ・エフェクト』『マイ・ブラザー』

 

新宿へ。シネマミラノで『バタフライ・エフェクト』(The Butterfly Effect)。

オカルト版バック・トゥー・ザ・フューチャーあるいは、記憶の迷宮という感じの映画。ラストには異論があるし、細部にも手を入れたくなるところが沢山あるが、B級映画的センスがおもしろく拾いものだった。

望んでいたみんなが幸せな世界を手に入れたら、自分が一番惨めな立場にいたという気の遠くなるような展開もあるが、これは母親も窮地(でなかったら、受け入れてたのか)にあり、さらに違う結末へ。

誰にとっても良いということなどありえないという結論は、まあそうにしても、7歳からの自分を全否定してしまうしか方法はないのか。これで納得してしまうのだったら、ケイリーへの恋は何だったのだろう。

未来でもすれ違い。うーむ。行儀のいい映画にはできない終わり方だ。

違う映画を見ていた家人と落ち合い、ウルフギャング・パックカフェへ。別行動の予定だったが紀伊國屋書店に寄ってから、ミラノ座へ。

『マイ・ブラザー』。『デンジャラス・ビューティー2』の入りが悪いのか、シネマスクエアとうきゅうと入れ替えになっていた。

映画は、ソンヒョン(シン・ハギュン)と ジョンヒョン(ウォンビン)の兄弟の物語。優等生と出来損ないの組み合わせは、工夫はあってもあまりに類型的。ラストの悲劇も読み筋。

なにより恋物語があっけなくて不満。これじゃ、ソンヒョンがかわいそすぎ。で、ジョンヒョンがいい加減。と思ってるとここからはジョンヒョンに比重をおいた展開になる。でもなー。

ミラノ座を出ると、ジョイパックビルに『機動戦士Zガンダム』の行列。午前中も横に並んでいたが、列が長くなって前の広場に変わっていた。ガンダムと言われても、何にも知らないからいまいちそそられない。

 

 

家人とは別れ、ジュンク堂で紀伊國屋になかった本を購入。大道芸をのぞきながらのんびりブックオフ新宿靖国通り店まで。単行本500円均一セールというのをやっていたが、欲しい本はそうは見つからない。

結局、家には19:40頃。掃除、さぼってしもた……。


■2005.5.28(土)

 

錦糸町のヨドバシカメラへ。工事の見積もりが出て(既存の撤去も含め約16万円、機種によっては更に基本工事費もかかるとのこと)、あとは機種を決めるだけだったが、いざとなると独断では決めかねる。でもないんだけど、一応民主主義で行こうかと。ということで選定はこの次に。

松屋でスープカレースペシャル。味はともかく、解凍出来てないところがあるではないか。

帰って仕事。

妹、甥、母が来る。二人とはハワイ40日豪遊後はじめて会う。

今日の母には首をかしげたくなった。親が理屈に合わないわがままを言い、聞く耳を持たないのは悲しい。耳の遠さも度はずれている。テレビの大音量に頭がクラクラ。一緒に暮らしたら発狂しそう。なんとかせねば。


■2005.5.27(金) 勉強会

 

I井氏に葉書。書いたのは25日なのに出し忘れ。

絶対来ないと思っていた某大手小売店の名刺だが、結局版下をつくることになった。アイミツと言っていたが、それは印刷屋への牽制だったか。納期もないし、今までのような注文方法だと対応できるところも少ないのかも。新規のデザイン案は、案の定、実際に組みだしたら更に問題点が。

裁ち落としのことは考えていないし、名前の取り方が指定紙と打ち出したものとやり方が違う。Illustratorの文字組は知らないようだし。おまけに、これはデザイナーが悪いのではないが、色指定があるのに、色はカラーレーザーのものに合わせるのだと。

発注者、デザイナー、印刷業者が揃ってデタラメで、横の連絡もないから収拾がつかない状態。それに付き合わされてるウチはなんなんだ。

CD16枚ハードディスクに。

地下鉄で高田馬場へ。勉強会(19:10〜21:30)。 西原克成先生にM本氏がインタビューする形で進む。体調が悪いと言っていた先生だが、いつもと変わらぬ舌鋒で、最後はアインシュタイン批判まで飛び出した。科学的な頭がないこともあって未だ半信半疑ではあるのだが、つい話に引き込まれなるほどと思ってしまうのは、そこに一貫した世界観とでもいうべきものがあるからだろう。


■2005.5.26(木) エアコン工事の見積もり

 

朝、T丸氏より電話。メーリングリスト宛のメールが戻ってきてしまうとのこと。

調べると一時期いい加減に作っていたアカウントになっていた。以前のサーバーではドメインがあっていれば誤打のものも届くようにしていて、それはそれで便利なのだが、意味のないアカウントがあっても仕方ないので、整理することにした。T丸氏には悪いことをしてしまった。

ヨドバシカメラ(の提携工事会社Tの二人)が見積もりにくる。

はじめは動力は残す方向で話が進んでいたが、二階のエアコンの取り換えが簡単にはいかない(大きさが微妙に違い、天井に点検口を開けねばならない)ことから、家庭用のものに落ち着く。

もっともこれにした場合も問題はあって、特に二階は取り付け場所がなく、不格好なものになってしまいそうなのだ。電線も這わせる必要があるし、配水管も位置が違うので別に穴を開けなければならない。ただでさえ継ぎ接ぎだらけの家がますますすごいことになってしまうが、エアコンは冬場に何度か止まった(単なるタイマーの故障かも)し、音はうるさいし、もう換えるほかないだろう。

それにしても、最初二階を見て、これは動力でないととても冷えないと言っていたのに、単純な交換に問題があると、家庭用でもということになり、クーラーは苦手だからそんなには使わない(これは最初に言ったことだ)のだったら、能力も最大じゃなくてもいいのではないか、だって。なんだかなー。

ついでながら24日の東電の人の、基本料金半額という話は聞いたことがないという。そりゃそうだよね。だって基本料金だもんね。しかし東電の人間が言うかー。

Y部ちゃん仕事帰りに遊びに来る。

西原克成『生物は重力が進化させた』読了。『内蔵が生みだす心』で残っていたもやもやがかなり解消する。それにしてもすごい本だ。


■2005.5.25(水) 音楽CDの文字データ 8冊アップ(計869冊)

 

iTuneに入れたCDに、内容と違う記述があるのに気づく。

ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番「皇帝」アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、ダニエル・バレンボイム指揮、ロンドン・フィルハーモニー。録音1975年3月10、11日。BMGビクターBVCC-5055。とケースにあり、CD面にも同様の内容が英文である。ところがiTune上では、アルバム名こそBeethoven:Piano Concerto No. 5, Op. 73となっているものの、アーティストは、Vladimir Ashkenazy, Piano / Vienna Philharmonic Orcchestra / Zubin Mehtaなのだ。

単なるデータの差し違え? ルービンシュタイン88歳の驚異のピアノと思って聴いていたけれど、実はヴラディーミル・アシュケナージで、いや、誰だろうが聴き分けられないのだから同じなんだけどさ。

歯科医(14:30〜15:00)。前回土台を作ったすぐ手前の歯を壊し、虫歯を治療。軽度だったのでそれは簡単に済むが、しばらく奥歯2本がない状態。620円。

『SMアンダーグラウンド』読了。別にSMずいてるわけじゃないんだが。たまたま、と弁解。


■2005.5.24(火)

 

東京電力の人が来てくれる。わが家の空調は1・2階が動力で、3・4階が家庭用(この室外機はマルチで動力の可能性も。シールが古くなり過ぎで判読できなかった)だった。越してきて7年も経って把握してるんではねー。

動力の基本料金はブレーカーを落とせば半額になると言われるが、これについては使わない時期が半年もあるので、以前問い合わせたことがあった(といってもずいぶん前でよく思い出せないが)。しかし、その時はそんなことは一言も言ってなかったけどな。騙された気分。

ヨドバシカメラに電話。26日に見積もりに来るという。東京電力を通す意味はあったんだろうか。いろいろ聞けたからいいのだけど。

昨日に続き同じような夕立。メダカの水が不足気味だったが、一気に解消。


■2005.5.22(日) 映画『ザ・インタープリター』『花と蛇2』

 

出かける前に30分ほど仕事。遊び優先の生活だから、仕事をやる時間がめちゃくちゃなんである。家人と錦糸町へ。

楽天地シネマ8-2 で『ザ・インタープリター』(The Interpreter )。

国家をどう認識するのか、国連の存在価値、テロの正当性について、また最初は誰でも平和主義者だが権力を握ると豹変するという指摘など、目新しくはないけれど今日的な難しい問題を扱って、その部分ではぎこちなさが残るが、娯楽作としては大健闘ではないか。

お互いの立場を踏まえてのニコール・キッドマンとショーン・ペンの微妙な関係が心に焼き付いた。甘さに流されるのではなく、だからかえって切ない。

杵屋で食事をして別れ、ヨドバシカメラへ。エアコンの買い換えについて聞く。下見に来てもらうことにするが、その前に東京電力にも見ておいてもらったらどうかと言われる。あー、面倒くさい。金も結構かかりそうだ。懐中電灯と自転車に止めるストッパーを購入。

夜店通り、押上、京島、ブックオフ曳舟明治通り店、水戸街道、桜橋、言問通り、上野。

カメラは、電池を替えて家を出たのにすぐ動かなくなってしまう。ダメな充電池を入れてしまったか。あまり通ることのないコースだから被写体に事欠かないのに、なんてことだ! 知らない道だらけだし、ここにはまた来なくては。小さくて古ぼけた、今時とんでもない古本屋も発見。

雨が降ってくる。時間があまりなくなってきたのに、隅田川を渡ったら三社祭にぶつかってしまう。御輿を何台やり過ごしたか。近道のつもりで路地に入るが、そこにも御輿が。

上野東急『花と蛇2』。

恥ずかしいSM映画?なんで、詳しい内容はパス。怖いもの見たさで、結局大したことないってヤツでしょうかね。映画には2つ老人の死があったが、男は死ぬまで性の妄執に囚われたままなんだろうか。

帰りも小雨。疲れたけど、またブックオフにも。10分もかけず、ざっと見。


■2005.5.21(土) 映画『エレニの旅』 お花畑!?

 

メール。掃除。自転車で銀座へ向かう。

マリオン横に大行列ができている。何かと思ったら宝くじだった。金を捨てるための大行列……。何故そこまでして並ぶのか。当たりが多いのは売り上げ枚数が多いからでしょう。ハイリスクハイリターンなのにね。少額だからローリスクハイリターンと勘違いしていることもないのだろうけど。

しつこいけど、1等(2億円)の当たる確率は1千万分の1。水増し東京ドーム5万人の中の1人を考えてみても、それがどれだけ気の遠くなる数字かわかりそうなものだが。仮に「千人に1人2万円が当たります」としたら、買う人はいないよね。そういう問題ではないか。

写真を撮り出すが、すぐ電池切れ。予備を持ってなかった。わざわざ反対側にまで行ったのに。

シャンテシネ1で『エレニの旅』。

立派な映画と誰もが褒めそうなので、あえてけなす。少しずつズームしていく映像は、見事なまでに美しいのだが、この繰り返しは、どうだと言わんばかりで、腰が引けてしまう。

一番気にいらないのは、エレニの間に合わなかった手編みの毛糸の端をアレクシスが持ち、舟が遠ざかると共にほつれていくシーン。画面に意味を持たせたいのはわかるが、イメージを先行させて作っているようでみっともない。

他にも、アレクシスは音楽家に見えないし、海岸のダンスシーンで飛ばされた帽子を取りに行かないのも、その前にアレクシスの仕事仲間が帽子をなくして呆然とするシーンがあるので、よけい気になってしまう。

松屋でカルビ焼き肉定食。時間が遅くなって空きっ腹なのに、店員が注文忘れ。牛丼屋を利用する理由の一つは、時間の節約でもあるんだが。新橋へ。2件納品。母とは30分ほど。

久安橋にお花畑。菜の花、ノコギリソウ、フランス菊、ルドベキア、春車菊、矢車草、ポピー、フクロナデシコ、小町草、大キンケイ菊、とワープロの説明があるが、菜の花はもう終わりでしょう。でも他は何もわからんぞ。しかし、この花畑は気が付かなかったなー。次もここを通ろう。

いい気分でいたら、大量に花を摘んでるおばさんが。

無理を承知で、だましだまし(休ませながら)シャッターを切るが1枚しかまともに写っていなかった。シャッター音がする時としない時があり、したものは記録に残ってくれたのだろうと判断して(電池が消耗するので、確認していられないのだ)このあとも別の場所で撮ったのだが、全滅とはね。残念。

余裕の帰路が、古本屋をのぞいてしまったので、家には結局19時。

夜、少しだけ仕事。


■2005.5.20(金) ダブルクリック

 

S社の対応でまた頭にくるし、ファイルの開封をシングルクリックからダブルクリックに変えたので、調子が狂いっぱなし。

クリックはファイル名の変更が面倒なので変えることにしたのだが、考えたらMacはダブルクリックにしてたのだった。ただしあっちは主にタブレットを使っているから、体がペンはダブル、マウス(Windows)はシングルと覚えてしまったのだな。

『永沢まことの自分発見スケッチ術』読了。


■2005.5.19(木)

 

気温がぐんぐん上がる。

本棚に転倒防止金具を取り付ける(遅すぎです)。隙間があるので、ネジを全部止められないから心許ないのだが、とりあえず5カ所だけ。ネジ15本でばてたのね。

某小売り大手の名刺の新しいデザインが決まったと、得意先の印刷会社が持ち込んでくる。これがデザイナーのひとりよがりとしかいえない作品の典型だった。印刷や組み版をする側のことを何も考えていないから、やりにくいし、つまり制作単価に跳ね返ってしまうのだが、そういうことは何も考慮していないのだ。

もっとも今回のものは何社かに見積もりを出しているということなので、赤字覚悟で値段を出してしまうところもあるんだろうな。この仕事、もうやめたいからいいんだけど(困ると思うがなー)。けど、新しいデザインのはとりあえず役職者のみと言っていたから、現行のはそのままなんだろうか。

写真がせっかくあるのだから日記にもっと載せることにした。画像を用意するのはお手の物とはじめたのはいいが、拡大画像にリンクさせる方法がメモを見ても思い出せないのだ。

CD5枚ハードディスクに。


■2005.5.18(水)

 

歯科医(11:00〜11:35)。予定が詰まってなくても、時間を区切られて出かけなければならないというのは面倒なものだ。土台が完成。920円。

目録を調べると、画像のリンク切れが13ほどあった。どうやらファイル名の番号を間違えたらしいのだが、画像ファイルのあるそれぞれのフォルダに入り込んで訂正するのがこれまたやっかいきわまりない(と、やる前から思ってしまう)。


■2005.5.17(火) 57冊アップ(計861冊)

 

まただいぶ間があいてしまったが、古本をまとめてアップ。でも量が多いといろいろなところで作業効率が悪くなる。

それと今回、一部だけだが著者名別に並べ替える。これが結構大変だった。でもあれこれいじくっているうちに問題点も見えてきたからよかった(悪いってことだ)んだろう。

CDを25枚ほどハードディスクに落とす。

注文の入った大野晋、森本哲郎、鈴木孝夫『日本・日本語・日本人』だが、実は後半を読んでいなかった。

今日読んだ部分(鈴木孝夫の論文)に、次のようなところがあった。

 主権国家という政治組織は好むと好まざるとにかかわらず、今も世界中に厳然として存在し、誰もが何かしらの国家の庇護の下でなければ、自分の生活、身の安全すらも保証されないということは否定できない冷厳な事実である。ところが日本では、国家というものをあたかも旧い過去のいまわしき遺制と考え、国家主権とか国益といった言葉は口にするのも忌まわしいとすることが、あたかも進歩した人間のとるべき態度であるかのような言論が、堂々とまかり通っている。このような状態は、日本の永久無力化を狙った人々にとっては、まさに笑いが止まらない、予想を遙かに越えた大成功というべきでなのであろう。

例えば、最近の竹島(獨島)問題なども、あれはもともと韓国でも日本でもなくあそこらへんにいた人たちのもので、歴史的見解などというもの自体がおかしなこと、と高見の見物の如くでいたのだが、そんなきれい事ではいけないと言われてしまったがな。


■2005.5.16(月) 苦しい

 

夜中、急に呼吸が出来なくなって、飛び起きる。喉がふさがりそう。すぐ治まったが、ゼエゼエするし涙目になるし、あー苦しい。咳はだいぶ良くなって、金曜日くらいからは日中ほとんど出なくなっていたのに。

薬も終わりなんだけど、過ぎてしまうと、わざわざ病院へ行くという感じでもないしなー。

あのあとはぐっすりだったし、朝から爽やかで今日は気持ちのいい日だ。


■2005.5.15(日) 映画『レモニー・スニケットの世にも不幸な物語』『わが家の犬は世界一』『いぬのえいが』

 

家人が高橋の商店街(のらくろーどって愛称があったのだった)でフリーマーケットをやるというので、自転車で荷物運び。こぢんまりしたフリーマーケットだが出店料は格安(Tシャツ付きで1000円)。2度目を運んだあと、一人で清澄白河から地下鉄で新宿へ。

連休明けから始まった女性専用車両に乗り込むが、休日は関係がなくても落ち着かない。私の前がたまたま女性ばかりだったからだ(その写真も撮ろうとしたのだが、うるさい時代なのだやめておいた)。もし平日で、これに駆け込み乗車(もダメよ)でもしてしまったら、次の駅までどんな顔してたらいいんでしょうか。

女性車両は、普通車両で事故(痴漢もだし男性側の冤罪も)が起きた場合、女性車両に乗らないからだと言われかねないという投書が朝刊にあったが、優先席にしてもいびつな産物なわけだし……あー、やっかいだ。投書の女性は、混雑緩和こそが本来あるべき姿だと述べていたけれど、それができるんだったらねー。

ミラノ座で『レモニー・スニケットの世にも不幸な物語』(Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events)。

子供向けファンタジーかと高をくくっていたのだが、意外と上出来。映像や造形に見るものがあるし、なにより話そのものを魔法や妖精なんかで誤魔化そうとしていない。子供たちを列車事故に遭わせようとしたり、と悪趣味の極致なんだけど、遠慮がないのがいい。遠慮なしでどんどん煮詰めていくと、案外笑う余裕が出るもので、それを全部心得てるとみた。

昼飯は持参のおにぎりですませ、続いて武蔵野館3へ。

『わが家の犬は世界一』(●拉是條狗 ●は上下に上+下となる字)は、北京の市民生活を垣間見ることができるが、どうということもない映画。けど、テンポはまさに中国か。愛犬を救うための時間が、何度かあと4時間などと字幕に出ても、急いでいるのやらいないのやら。

横道にそれることで、夫婦や子供の問題にも言及しているのだが、この構成からして作り手も急いでいないのだろうな。最後もあれれという感じでおしまいになる。

愛犬の名前は字幕ではカーラだが、カァラーとしか聞こえないから、名前が出てくる度に気になって仕方なかった。

外に出ると舗道が濡れている。夕立? フリーマーケットは? (帰って聞いたところ、雨は2度、それもかなり激しいのがやってきたが、次女夫婦にY部ちゃんもいてくれたのでなんとかなったらしい)。

紀伊國屋書店をのぞき、もう一軒寄って帰るつもりだったが、テアトル新宿の前を通ったら『いぬのえいが』がちょうど始まるところだったものだから、予定変更(1日に3本も見るなよ)。

7人?の監督によるオムニバス映画だが、構成に工夫がある。主軸の話は平凡だが、巻頭のミュージカルはいいし、嘘バウリンガル開発秘話など最高に愉快。で、最後の泣かせは、もうわかりきってることだから身構えていたんだけど、うーん、やっぱりボロボロに泣いてしまった。あんな単純なイメージ映像と語りに泣いてしまう自分に腹が立つぜよ。しょーもな。

食事をして家に戻る。もう20時だ。フリーマーケット組はくたくたの様子。折りたたみ自転車が2000円で売れた他は安いものばかりで7000円ほどの売り上げにしかならなかったとか。でもまたやる気でいるみたいなのがなー。

『ちびくろさんぼ』『OSAMU'S MOTHER GOOSE オサムズ マザーグース 復刻版』を読む。


■2005.5.14(土) タンゴドリームス

 

掃除。錦糸町の丸井へアフリカへ送る衣料を2袋自転車に積んで持って行く(日本救援衣料センター)。次女も別便で行くし、去年も出してるのだから、いくらもらいものがあったからってもなー(状況がわかってないんだけど)。

戻って家人と自転車で両国へ。JRで品川まで。再開発された港南口に出る。「ロムレット」で昼。

品川プリンスホテル(クラブeX)で「タンゴドリームス 永遠に」。早めに行けばいい席がもらえると言われたけど、ほんの少しとはいえスピーカーで死角の出来てしまうヘンな席を指定される。

50分のショー(1時間も待っていた)は、まあまあか。ダンスの足技はすごいけど、それより演奏が意外によかった。

品川をしばらく散策(またアトレの方に戻る)し、両国に戻る。ブックオフに寄り、「ときせい」でラーメンと餃子を食べて帰る。

中村獅童と竹内結子が結婚発表したからではない(次はこれと決めていたので偶然だ)が『いま、会いにゆきます』を読んだ。

映画を見たときは、記憶は失わないままで未来に飛ぶ話の方がいいと思ったが、本を読んでみると、それではやっぱり困ることもあるのだろう、と。でもまあ、できなくはなさそうだけど。

しかし、これは映画を見ていなければ最後まで読み進むのが苦痛だったかも。映画以上に甘ったるいぞ。


■2005.5.12(木) 楽天店舗評価システム

 

薬を飲んでいるのに、咳はひどくなっている?

楽天市場の店舗評価のページに行き、アンケートを書く。ところがこれが120字以内でないと送信できないようになっていた。もちろんよく読まないで書いてしまう私が馬鹿なのだけど、こんなところに字数制限を設ける必要があるのだろうか。せっかく客の声を聞くチャンスなのに。

頭に来たので、書いた内容をここに残しておく(すでに日記にも書いたことだから重複するが)。

配送予定日を5月上旬とメールで知らせてきたのに、届いたのは4月23日。もう少し正確な日にちの通知はできないものだろうか。連休という特殊事情があったにしても、予定より早い分には問題ないだろうという安易な姿勢がうかがえる。あと、届いた商品はAとBを購入することで組み合わせが自由になるのだが、ホームページ上ではそういう説明はない。3列と4列のものを購入したが、もしかしたら7列という選択肢もできたかもしれない(実際にはそこまでの連結は無理なのかもしれないが)と思うと、なんとなくもやもやが残る。

一気に書いてしまったのだが、そもそも120字しか送れないのなら、120字以上書けるようにしておくなといいたい(これは多少八つ当たり気味)。仕方なく次のように書き直す。

配送予定日(5月上旬)と実際の配送日(4月23日)に差がありすぎる。遅れなければいいというものでもない。また商品は、連結の組み合わせが自由なものだったことが、届いた組み立て説明書で判明したが、ホームページにその説明がないのは不親切だ。

だらだら書いてしまう方も問題であるし、要約がヘタだと言われてしまいそうだけど、そもそもアンケートにそんなものを求めてはいけない。神様であるお客様のありがたいお言葉をなんと心得る! 

怒ってばかりは疲れるんだけど、体質なのな。


■2005.5.11(水)

 

鳩は何度も追っ払ったし、巣作りもしていないので安心していたのだが、すでに雛が産まれてしまっていた(未確認情報)。どうりで最近はなかなか逃げなかったわけだ。あーあ、もう脅かせないな。

梅の実をさがすが、3個しか見つけられない。一体何が原因なんだろう。

呉智英の『サルの正義』を読んでいたら、

週刊誌「SPA!」は、一九八九年二月九日号に「大正洗脳の遺体保存には……」という誤植をし、これを全面回収した。

という文章が飛び込んできた。おおっ、この事件がほんの一部にしろ活字化されていたとは。回収(数冊だけだったが)に関わった人間としては懐かしい。

Amazonマーケットプレイスで期限切れになっていたものと新規の古本をまとめてアップ。たまにやるから要領が悪く、能率があがらない。


■2005.5.10(火) 病院

 

咳は止まらないし、日曜日の朝、痰に血(この時だけ)があったのでしぶしぶN沢内科(15:00〜15:35)へ。

胸のレントゲンは13年ぶりだったが、問題ないそうだ。風邪でたまたま最初に粘膜がやられて長引くケースもあるのだとか(1520円)。

T薬局(880円)。薬は、レスプレン錠30r×1、ムコダイン錠250r×2、ツムラ麦門冬湯エキス顆粒×1包を5日分。3種類とも咳止めだけど? 最期のは漢方で食前(食間)に飲むように言われるが、まずくて閉口する。にがいくらいの方がまだマシと思うが。

17時からは歯医者。被せたものが取れてしまったところの根はしっかりしているそうで、もう型取り。金具が当たって痛いのなんのって。しかも固まるまで時間がかかるから拷問だ。

続いて歯石を取ってくれる。何度も痛くないかと聞かれるけど、気持ちがいいくらい。本当に痛かったのは型取りの時だけだったんだけど、まるでわかってない。1700円。


■2005.5.8(日) 映画『甘い人生』『英語完全征服』

 

一人で新宿へ。武蔵野館3で『甘い人生』。

用心棒として生きてきた男が、ある女に心をひかれ、身の破滅に至る。一瞬の迷いかもしれないし、一途な思いかもしれない。きっと男にもわからないのではないか。その微妙な部分がフィルムに焼き付けられてはいるのだが、あくまで私は映画館の観客であって、冷静なのだ。

というか、何故かこの種の映画には感情移入できないのだ。昔たくさんのやくざ映画を見ながら、どうしても距離を置いてしまう感覚と同じものがある。

ヨドバシでプリンタ用紙、インクなど購入。食事。

シネマミラノで『英語完全征服』。

うってかわって、これはまた無邪気な恋愛コメディ。日本にも通じる韓国の英語熱を題材にしている。韓国語風発音の英語によるギャグは日本のそれに似ていて、どうでもいいところで楽しんでいた。


■2005.5.7(土)

 

昼まで寒い。目はさめたのに、10時くらいまで布団の中に。本調子でない証拠。

仕事。14時半過ぎに出力の引き取りで外に出る。帰りに図書館へ。CDを借り、特選街、日本カメラ、東京人をパラパラと見ていただけなのにもう17時近い。

帰ってから本のデータ入力。4月は一度しかアップしなかったから、少しは来だした注文も途絶えがちだもんなー。と思ったら注文が来ているではないか。ありがたいことです。


■2005.5.6(金) 異字体+公園記号?

 

曇り。少し寒い感じ。たまに咳と頭痛。14時ころから雨に。

郵便局が混雑(銀行もらしい)。自分の番がやってきてから窓口で判子を探しはじめる人がいる。うーむ。私はすでに仕事を時間単位でこなす身ではなくなってるから、昔に比べたら余裕で見てましたけどね。

OpenTypeフォントは渡辺の「辺」の字の異字体が21も用意されている。なのに、今日はその21にない字を作れという指示がきた。そこまでこだわる必要があるものなのか。字なんて所詮情報伝達の手段にすぎないから、受け手が判別できなければ意味がないわけで。と言いきってしまうと、それも問題なんだけど。

似たような話になるが、これも今日、地図の書き起こしの依頼できた客が、公園の記号を使いたいがそれがわからなくて、と言う。ほとんどの人がわからないような記号を使っても意味がないですよ、と意地の悪い返事をしてしまう私。


■2005.5.5(水)

 

昼に5人でCHELSEA KITCHiNへランチを食べに。スープでいきなり口の中を火傷してしまう。子供みたいでみっともない。湯気も出ていないし、カップも熱くなかったからだけど。せっかくのタイ風カレーも、味が半減。

連休は珍しく予定(というほどのものではないが)を立てたのに、何もできなかった。

風邪は治りつつあるが、咳が止まらない。前と同じ流れだ。


■2005.5.4(水) 映画『バッド・エデュケーション』

 

家人と銀座テアトルシネマへ(私は自転車)。『バッド・エデュケーション』(La Mala Educacion)。

ペドロ・アルモドバル作品は、私が見たものは当たりかはずれのどちらかで、これははずれだった。

ミステリーであるなら子供の顔が大人のそれに変わる部分で致命的なミスを犯している(というよりズルイ)し、恋物語として見るのは私にはやはり無理だからだ。同性愛だからというのではない。欲望は遍在しているが、愛はあったのだろうか。

新橋へ。母も一緒に汐留へ。予想に反して第二京浜寄りはまだ工事中だったので、日本テレビの裏手から。EMPORIUMで手っ取り早く食事。ありきたりのメニューになってしまったが、他は列が出来ていたからねー。Carettaの広場でnemo concertatoをやっていたので聴く。しばらく中をうろうろ。

別れて、新橋の日比谷神社付近の道路予定地をまわったあと、八重洲ブックセンター(勉強会のテキスト購入。Illustrator CSの解説本は欲しい情報がないものばかりだった)、古本屋経由でのんびり帰る。


■2005.5.3(火) ハビエル・バルデム

 

外出は昼食のみ。片付けは進むが、あるところまで来ると限界になる。物が捨てられないからだろうな。それでもプリンタ類を入り口から見えないところにまとめたので、前よりはすっきりする。が、ケーブルは以前にも増して頭上でとぐろを巻いている。

『海を飛ぶ夢』のラモンは、現在と若き日がそっくりでおどろいたが、35歳のハビエル・バルデムという役者が25歳と55歳を演じたのだと。なるほどね。25歳にしては歳と思ったが、同一人物とは。若い方は息子あたりを引っ張り出してきたと思ったが、55歳にもそういうからくりがあったのか。役者とはいえ、なんかすごい。


■2005.5.2(月) OpenTypeフォントとIllustrator CS

 

営業日ではあるけれど、半分は片付け。せずにはいられない状態ってこともあるが。

果太は微熱だが、保育園は休む。4月は結局登園したのは9日だけで、しかもそのうち4日は高熱で引き取り要求の連絡……。

私も相変わらずの微熱。夜になってどろどろの鼻水(4日も続いていた)が少し止まり気分も良くなってくるが、咳はかえって悪化?

OpenTypeフォントの威力に、IllustratorをVer8からCSに、しかもOSもMacではなくWindowsにしてしまう計画をたてるが、手を付けだしたらやっぱりいろいろな問題が……。

Illustratorは文字組で特殊なことをやっている(特に数字)こともあり、うまい移行策が見つからない。少し研究しないと。


■2005.5.1(日)

 

明け方に目が覚めてしまう。昨日の長電話のせいなわけないか。だらだらと片付け。頭痛。夕方だるくなって寝てしまう。37.2℃。

『家はあれども帰るをえず』(関川夏央)読了。


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