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ブックリブックス(目録) 注文方法 目録の見方・本の状態
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ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
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■2005.4.30(土)映画『海を飛ぶ夢』『インファナル・アフェアIII 終極無間』

 

朝刊に、開幕から1ヶ月のプロ野球観客数で阪神が巨人を上回って首位とある。「今季から観客数の水増しをやめ、実数発表が始まったことで、本拠球場の収容力の差が浮き彫りになった」。東京ドームの55000人が嘘だというのは、もう何年も前に問題になっていたはずなのに、昨年まで臆面もなく続けていたとはねー。

家人と出かける。清洲橋通りのツツジが純白できれい。

新宿武蔵野館2で『海を飛ぶ夢』(Mar Adentro)。

人間は一人で生きているわけではないから、自分の「死」についても、自分だけが納得できればいいというものではないのだ、ということを教えてくれる。

尊厳死(自殺)がテーマであるから、私のようなものがコメントする映画ではないのだが(それこそ主人公の義姉に「やかましい」と言われてしまいそう)、登場人物に対する目配りの行き届いた素晴らしい映画だった。主人公ラモンの父、兄、義姉、甥、そして人権団体の支援者夫婦と弁護士夫婦に近所のファン?まで。ラモンはある意味では恵まれてさえいる。そのことも死を選択する一つの理由なのだが。

恋の結果は、相手の意志が説明不足のままになってしまうが、これはラモンの置かれている状況そのものなのだ。ラモンにとっては結果だけを受け入れるしかないのだから。(※5/3に関連メモあり)

食事のあとは別行動。紀伊國屋書店でバーゲン本2冊購入。

新宿東急で『インファナル・アフェアIII 終極無間』(無間道III)。

期待の完結編だったが、1、2作に比べると見劣りがする。

まず、すでに死んだヤン(トニー・レオン)を引っ張り出すためか、時間軸がやたら交錯するのだが、これはやはりわかりづらい。

次は、3作目の主役ともいえるラウ(アンディ・ラウ)の心情の変化に立ち入れなかったことだろうか。ケリー・チャン演ずる精神科医を配してラウとヤンが同じ悩みを抱えていたかのような描写も出てくるが、精神科医とヤンの恋に重点が置かれてしまっていた。

だからラストのラウの行動は、滑稽ですらある。これが滑稽な悲しみになっていたなら、偉大な3部作になったのだが……。

 

 

夜、I井さんから電話。5/1の集まりのことは知らないと言う。そのことだけの用だったのに、長話に。咳込んでるのに許してくれなかった。酔っぱらいはねー。私は酒のつまみか。昔話にドッキリも。

中島義道『私の嫌いな10の言葉』読了。


■2005.4.29(金) 本箱の組み立て

 

長女の友達のMコに子供が生まれたので、Y部ちゃんと家人に同行して八千代台へ出向くことになっていたのだが、取りやめる。生まれた赤ん坊には免疫があるとはいうけれど、そうはいっても風邪っぴきで赤ちゃんに対面するのもはばかれるしねー。

食事以外は家で本箱の組み立て。何だかんだと20時すぎまで。帰った家人にも手伝ってもらう。足が痛くなる。

組み立て所要時間は、大人二人で3段のものが40分とあるが、とんでもない。要領を飲み込んでいて、作業しやすい場所でなんとか可能な数字ではないか。ウチの場合、片付けも兼ねているから大事になる。

レーザープリンタの乗っている台を移動したら200ボルトのコンセントが出現(前の持ち主の製本屋が使っていたのだが、すっかりその存在を忘れていた)。 設置位置が18センチも狂って大誤算。

本箱は設置幅を考慮して3段と4段のものを注文したのだが、組み立て説明書を見ると単純に7段という選択も可能のようだ。でも楽天内のディノスのサイトにそんな説明があっただろうか。7段の組み立ては広い場所が必要だし、そこまでの耐久性があるのかどうかあやしいから、結局はこの形に落ち着いたかもしれないけれど、ちょっとねー。

『私の青春日めくり』読了。澤地久枝は私より20ほど年上なのだが、彼女の「青春」の時代背景には懐かしさを感じた。続編はあるのだろうか。


■2005.4.27(水) 歯医者

 

月曜から左下の奥歯の感触がおかしいので、3年前にはじめて行ったF歯科医院へ。診てもらったら、被せたものが取れてしまっていた。ということは知らぬ間に飲んでしまったとか!? 歯肉との間に虫歯もあると言われる。

「お時間があるようでしたら、今ある台を壊してしまいたいのですが」と若い先生はずいぶんと丁寧だ。えー、そんなに大変なんだろうか。けど、何度も足を運ぶよりはマシだろう。って了承したら5分くらいのことだった。時間がかかってもいいから根の治療にも手を付けて欲しいんだけどな。

それに、それより精算の方が時間がかかったぞ。キチンとした領収証(2470円)が打ち出されてきて、システムは3年前より改善されているようなのだけど。

あと、スリッパが自動殺菌になっていて、自販機のようにボタンを押すと出てくる。帰るときは機械に戻す仕組みなのだが、説明されないとわからないから使っていない人もいた。


■2005.4.26(火)

 

果太、熱続く(昨日は次女が休みの日だった)。熱冷ましは効くが一時的。機嫌は悪くないのだが。医者が心配して別の病院で診てもらうように手配してくれる。お茶の水まで家人が連れて行く。

と書いてる私も完全に風邪だ。

23日に注文の本箱が届く。インターネット上では到着日まで8日、メールでも5月上旬ってあったのに。納期が書いてあっても違っては意味がないと思うのだが。まあ、早く届いたのはありがたい。しかし体調がなー。


■2005.4.25(月) JR尼崎脱線事故

 

JRの事故は,夕刊で知る。日本のダイヤの正確(+過密)さが裏目に出たか。


■2005.4.24(日) 映画『微笑みに出会う街角』

 

自転車で銀座へ。風が多少あるが、今日も気持ちのいい日だ。木々の新緑がまぶしいし、ハナミズキの白い花がきれい。

シャンテシネ3で『微笑みに出会う街角』(Between Strangers)。

誰もが抱えていそうな、けれど当人にとってはずっしりと重いものをカメラは丹念に映し撮っていく。3人の女性の話は、独立しているのだが、あたかも話のスピードを見る側に会わせたかのような作りで、不自然さがない。

ラストシーンはまとめであって、ありきたりではあるけれど、子供の笑顔に救われることってたくさんある。

新橋で母、家人と落ち合う。徳寿で食事。そのあとお茶。妹がずっといないものだから、2週間前にも会ったのに絶対来いという雰囲気だった。その割には憎まれ口ばかりだけど(お互い様)。

別れて古本屋経由で帰る。2軒。14冊購入。14時には解散したから4時間以上もかかって家に帰ったことになる。これで、またやらなくてはいけないことが……。

『海の都の物語』の下巻、やっと読了。事情があって途中で他の本にいくつも手を出してたから4ヶ月もかかっている。こんなに面白い本なのに4ヶ月がかりというのがな。

それにしてもヴェネチア共和国1000年の歴史は示唆に富む。徳川300年というけれど、小国で、しかもあれだけ複雑な(それも刻々と変わっていく)力関係の中にあっての1000年だから意味合いがまるで違う。

方策尽きての非武装中立路線で、なすすべもなくナポレオンに蹂躙されてしまう最期は、涙なくして読めず、なんであるよ。歴史書なのにね。

喉に違和感。悪い予感。


■2005.4.23(土) 銀行統合余波

 

昼に食事に出た以外は家。仕事も6時間くらいはしたか。

Amazonから銀行口座に振込ができないと20日に連絡をもらっていたので、登録の変更をする。ところが、登録を終えてメールソフトに戻ったらAmazonからメールが来た。誤解があるといけないので全文を載せる。

平素はAmazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。

このたびは、商品代金の振り込みに関しまして、お客様に大変ご迷惑をおかけしておりますことを、心からお詫び申し上げます。

先日、別途お送りいたしましたEメールにて、「振込金額はAmazonペイメントアカウントに戻され、手数料(現在¥850)がお客様に請求されましたのでご了承ください。」とご案内いたしましたが、担当部署にて確認いたしましたところ、お客様へのお振込みは正常に完了していることを確認いたしました。

しかしながら、お振込み情報に不備がなく、お振込みが正常に行われたにも関わらず、手数料(現在¥850)が、別途請求されたうえ、お振込み手数料を除いた金額がアカウントに戻されていることが判明しました。

こちらにつきましては、随時手数料をご返金させていただき、アカウント残高を修正させていただきます。この処理につきましては、来週中にあらためてご連絡させていただきますので、今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

このたびは、お客様に多大なご迷惑ならびにご心配をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。なお、今回の件に関してすでにお問い合わせいただき、同様のご案内を既にお受け取りのお客様もいらっしゃるかと存じます。その場合は度重なるご案内となりますことをお詫び申し上げます。

ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。Amazon.co.jpをご利用いただきありがとうございました。お客様のまたのご利用をお待ちしております。


Amazon.co.jpマーケットプレイスペイメント部門
http://www.amazon.co.jp/

そもそもこれは、私が振込先に指定したみずほ銀行が支店名を変更したことで起きた問題で、その経緯はまったく利用者を無視した馬鹿らしいものなのだ。

まず2004年6月の店舗の統合で、錦糸町北口支店(実はこの以前にも店舗の統合というより閉鎖で、ここに移されたのだ)は錦糸町支店と同一店舗内で営業することになった。この時点ではあくまで移転(たって錦糸町支店に移転!ですよ)。それが、2005年4月11日で統合されたってもなー。口座番号はそのままで、店名(店番号)は確かに一度の変更だけかもしれないけど、まぎらわしいったらないのだ。

で、結局今回のような事態になるわけね。まったく。Amazonだっていい迷惑と思う。もっともAmazonも私が登録変更手続きを済ませたとたんにメールをよこすというのは、どういうことなんだろう(たまたま?)。Amazonはマーケットプレイスを始めたときにPIN(暗証番号)の入力で、よくわからないことを言ってきたことがあったからなー。


■2005.4.22(金) 「遊んでます」メール

 

果太、熱下がらず。バイトを休んだ家人が病院へ連れて行く。白血球が多く、ヘタすると入院、とまで言われるが、帰ったら少し食欲が出てきて持ちこたえた様子。

もう3週間くらいハワイに行っている妹(+甥)から「遊んでます」メール。

毎日ビーチでのんびりしているだけでなく、「先週はキャッツを見て、土曜日はノラジョーンズのコンサートのチケットも手に入れました」だと。

くそー。それに、まだ帰らない気らしい。ま、どうでもいいんだが。でも頼みごとまで、遊びモードで文章が乱れていて、これじゃあよくわかりませんよーだ。


■2005.4.21(木) 個人情報保護法 長話

 

気分は悪くないのに頭を動かすと痛い。果太も高熱で次女早引け。

一昨日、だるくなってテキストデータしかアップできなかったヤツの、画像を追加していく。いけないとは思うのだが、体調が悪いと些末なことなどすぐどうでもよくなってしまう。

N山氏がフロッピーを届けにくる。4月から個人情報保護法が施行されたのでメールでは送れないと得意先に言われたのだそうだ。ところが、ファイルを開いても名前だけで、住所も電話の情報もすでに削除されている。

ウチにはそれしか必要がないからなのだけど、名前だけなのにそこまで気をつかわなければならないのだろうか? そもそも公開が前提の仕事だから、ほとんど意味がないと思うのだけど。それに今時フロッピーなんてさー。使えるPCだって一台しかないし(それも外付け)、あー面倒だ。

N山氏とは久しぶりで話もはずむが、途中から氏の話が止まらなくなってしまう。あれれぇ、N山氏ってこんなに話好きだったかしら。そういえば、短気で忙し屋のS田氏も最近長話の傾向が。これってもしかしたら歳をとったから?

しかし、それにしても個人情報保護法なんて厳密に言いだしたら、この日記からだって個人の特定は可能なわけだし……まずいのだろうか。


■2005.4.20(水) 熱

 

I井さんから葉書(私も昨日2枚出したのだけど、当然行き違い)。23、24の別荘行きは中止に。ちょっと残念。

でも体調がこれではなー。寒気までしてくる。

20時前には布団に。38.3度。これくらいの熱なら食欲は落ちないし、本もチャンスとばかりに読んでしまうのだが、体も頭も痛くて何もする気にならない。最初の2時間は眠れたが、あとは気分が悪くてのたうちまわっていた(オーバー)。0時頃に急に吐き気がしてもどしてしまう。でも、それで落ち着けた。

まるで食中りにあったよう。でも昨日からなんとなく不調だったし、昼も残してしまったから、やっぱり風邪かなにかなんだろう。今年はまったくなってない。


■2005.4.19(火) 24冊アップ(計804冊) ゆうちょ!?

 

郵便振替について問い合わせる。電信扱い以外は、機械が用紙を読みとれないと、当日の処理が翌営業日に繰り越されてしまうことがあるらしい。今回は土日だったので月曜になったということだが、なんだか悠長だ。あ、そういえば「ゆうちょ」って……。

先払いだとどうしてもお客さんに迷惑がかかってしまうのだが、だからといってお金のことですっきりしないのもな。本業の方での未払い分もやっと解決したが、うっかりミスであっても、催促する側は気が重いのだ。

なんとなく体がだるい。咳もたまに出る。

というわけで、早めに2階へ上がり、NHKで『プロジェクトX』(はじめて見る)。理想科学工業から案内の葉書がきてたからでもあるのだけど。

もっとも内容は食いたらない。一般向けだからそれは仕方ないのだろうけど。田口トモロヲの語りも感心できないし、だいたい台本からしてひどいと思う。


■2005.4.18(月)

 

S野さんからの払い込みがあったという郵便局からの通知。え! そんな! 先週は何度もインターネットに照会に行ったのに、振込を確認できなかったものだからキャンセルになってしまったのだと思っていたのだが……。

S野さんのメールでは1日振込日がずれてはいるけれど、それにしてもこれでは何のためにインターネットで照会できるようにしたのかがわからない。どうなってるんだろう。S野さんにも悪いことをしてしまった。


■2005.4.17(日) 映画『コンスタンティン』

 

新しいマットに慣れず、薄い布団をその上に敷いてもらったが……。熟睡できてるのだから、気分の問題なのかも。

家人と楽天地シネマ8-2で『コンスタンティン』(Constantine)。

TVの『マトリックス』風予告編にだまされる。まさか『エクソシスト』(+禁煙キャンペーン映画?)だったとは。VFX部分は悪くないのだが、設定に納得できないから、キアヌ・リーブスがメリケンはめて戦ってもなんか緊張感が持続しないのだ。

天国と地獄の関係を、悪魔の手先や天使を交えて説明するが、運命の槍やら堕天使ルシファーなど、寄せ集め的。神の正体にもっと迫って欲しかったけど。これは次作待ちだったり? でももう見たくない気分。

いや、でも羽をもぎとられてしまう天使は、なんだか妙にリアリティがあった……。

懺悔すれば救われてしまう人間が一番ずるい(だったか?)という誰もが思ってるセリフ(それでも自殺未遂の大罪は消えない?)が出てきて安心してしまうくらいだから、やはり私には場違いな映画なんだろう。

空腹だったので杵屋でそばとカツ丼のセットをたのんでしまったが、私には量が多くもてあまし気味。それに、暑くなって汗が出てきた。でも外に出て、ゆっくり自転車に乗っているのには気持ちのいい陽気だ。まだ桜が残っている。新大橋通りの八重桜は満開。

帰って掃除。仕事も。順調に進むが、途中でミスに気づく。客の校正を鵜呑みにしたのがいけなかった。いつもならこちらでも見直すのに……。実損はともかく製品をまた取り寄せなければならないから、今日はもうお手上げ。早めに帰ったのにがっかりだ。


■2005.4.16(土)

 

食事(住吉で深川めし)と島忠へ本箱を見に行っただけで、あとは仕事。

最後に、インターネットで本箱さがし。業務用でもいいと思ったのだが、なかなかヒットしてくれない。


■2005.4.15(金) 勉強会

 

高田馬場で勉強会(19:17〜21:20)。テキストは池谷裕二の『進化しすぎた脳』。報告者。A山氏。12人出席。

また最後まで読めずに出席。帰りの地下鉄でやっと概要がつかめるところまでくる。

人が成長していくときに、脳そのものよりも、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が重要(96) 世界を脳が見ているというよりは、脳が(人間に固有な特定の)世界をつくりあげている(146) 自由意志というのはじつのところ潜在意識の奴隷にすぎない(189) 喜びや悲しみっていうやつは言葉の幽霊(192) 基本的に完璧な記憶というのは役に立たない(208) 下等な動物ほど記憶が正確(210) 抽象的な考え方ができればできるほど、<汎化>が得意になる。そして汎化によってルールを知れば、新しい状況・環境になっても応用が利くでしょ。人間がほかの動物に比べて、著しく応用力が高いのは、抽象的な思考ができるから 意識とか心は<汎化>の手助けをしている(214) 従来は、環境が変化したら、環境に合わせて動物自体が変わってきた。でも、いまの人間は遺伝子的な進化を止めて、逆に環境を支配して、それを自分に合わせて変えている(344) デザイナーズ・ベイビーは環境とは関係ない進化。人間の欲望が進化の法則になろうとしている(346)

刺激的な内容だが、専門的な部分(っても高校生との対話形式の本だからわかりやすく書かれてはいるのだけど)はほとんど流し読み状態。

西原克成氏が途中から来る。氏にかかると「腸をコントロールするシステムが脳」で「脳はただの電極」になってしまうが、これはこれですごい。

しかしそれにしても最近本が読めない。いや、売る本を整理しだすと、すぐそっちを読んでしまうから昔よりは読んでいるのだけど。くだらない本ばかりに偏っている。


■2005.4.13(水)

 

果太、昨日Sが半休して用心したのに今度は結膜炎。保育園に行ったのはまだ2日間だけ?? 今日は月曜の代わりで家人が出勤。真ちゃんが病院へ連れて行く。感染性のものではなかったので半休で済むが、次女夫婦は、もう切り札を使い切ってしまったんではないか。夫婦そろって保育士なのに読みが浅すぎないか。


■2005.4.12(火)

 

14時すぎからまた雨。寒々しい。マンション工事の被いが取れる。ウチから見えていた被いの部分は通路の空間にかわったので、圧迫感はなくなるが、ありきたりなデザイン。奇抜なのも困るが。


■2005.4.11(月)

 

果太治らず、家人がバイトを休む。


■2005.4.10(日)

 

仕事。昼を食べるついでに自転車で錦糸町へ。散髪。ヨドバシ、ブックオフなど。

帰ってまた仕事。そのあとは、ドメイン取得に伴うホームページの手直し。メールアドレスも替わるのであれこれと大変。

外泊続きのトロを風呂に入れる。昼間は帰ってきた(寝てるだけ)が、2日続きの外泊ははじめて。今日は朝ごはんも食べない。ってことは? 深まる疑惑。トロは風呂に慣れたのか、湯舟の中で抱きかかえていて、体から力が抜けている!

届いた新しいマットで寝る。新しいものになかなか慣れない私……。


■2005.4.9(土) ドメイン取得 映画『ロング・エンゲージメント』

 

掃除。bookribooks.comのドメイン取得。

自転車で新橋へ。昨日はもう桜が終わってしまうのではないかとじっとしていられなくなったが、行く先々に桜。

さくら通りでは散った桜が風に舞って一瞬素晴らしい場面に。カメラを取り出すが、10分待っても再現されなかった。粘りが足りないって? だからわたしゃカメラマンにはなれないし、なりたくもないんでしょーね。

★写真は、10分待っている間に風が少しだけ強くなった時のもの。よーく見ないとわからんね。一応スローシャッターにはしてみたんだけど。

母、家人と「みその」でステーキ。

ひとりで、109シネマズ木場シアター8へ。『ロング・エンゲージメント』(Un long dimanche de fiancailles)。ここは134席だが、私を入れて4人だけ。土曜日の15:20の回でこれではねー。

映画は、『アメリ』の監督(ジャン=ピエール・ジュネ)とオドレイ・トトゥの組んだ異色作。『ひまわり』(戦場が一面野原になっているところなども)をミステリー仕立てにしたような映画だが、脚本、映像も含めてずっと込み入った作りになっている。

それは、映画の進歩でもあるし、監督の趣味でもあるのだろう。ただし少々ひねくりすぎで、字幕を追っている身にはわかりずらい。逆に言うと好みが合えば、何度も見てみたくなる映画なのだ。

遊び心で作ってはいても、戦争の悲惨さを伝えることは忘れていないから、立派な反戦映画にもなっている。

でも感激はラストシーンだ。マチルドの信念(なのに願掛け趣味?)は、ついにマネクに辿り着く。マネクは記憶を失っているのだが、マチルドは「足は痛くない?」と、かつて言われた同じ言葉で彼に迎えられるのだ。この言葉は、二人の未来を約束している。そして記憶がたとえ戻らなくとも、マチルドはマネクともう一度新しい恋をはじめ、それは成就するのだろうと観客に思わせてくれるのである。

そういえば、途中でジョディ・フォスター突然出てきたのには、びっくりした。終わってポスターを見たけど、名前がありませんぞ。

夜、少しだけだが仕事。


■2005.4.8(金) 花見?

 

出力の引き取りに外へ出たら、桜が目に入ったので、帰りは浄心寺(ここは柳をバックにした桜がいい)から常磐の桜並木まで足をのばす。自転車で駆け抜けただけだけど。昨日だったら最高だったか。

今週は果太が気管支炎で高熱になり、仕事に復帰した次女がパニック状態。


■2005.4.6(水)

 

朝、蜻蛉玉の撮影。必要なのは1枚だけなのに、1時間以上も。腰が痛くなってくる。腕の悪い証拠。


■2005.4.5(火)

 

家人の出張HPづくりの一つが終わったので、今月からは月、金以外はまた二人に。

蜻蛉玉の撮影を仕事場で試みるが、うまくいかない。光との兼ね合いで場所も限られるし。

鳩がまた巣作りをはじめるが、今年はあきらめてもらうことにした。頑張られた後ではさすがに可愛そうなので、そうそうに掃除。


■2005.4.3(日) 映画『世界で一番パパが好き』『カナリア』

 

家人と新宿。食事のあと、東急ハンズで本の収納によいものを探すが、これといったものは見つからず。

家人とは別れ(むこうは別の映画)、武蔵野館2で『世界で一番パパが好き』(Jersey Girl)。

これは拾いもの。映画ネタも多くて楽しめる。マット・デイモンやウィル・スミスがちょい役で出てくるし、最後は学校の寸劇とはいえミュージカルシーンまで。映画好きだと、ベン・アフレックの死んでしまう妻の役がジェニファー・ロペスというのも気をもんでしまうけど、これはもう過去の話でした。

それより、これは子供向け映画ではないよねー。リヴ・タイラーの過激?な女学生におどろいてしまうくらいだから、こちらが遅れているだけなんだけど。

でも一番気になったのは、子供優先にして、『世界で一番パパが好き』って言われてそれでいいのだろうかということ。映画だと、これが無難な結末なのだろうけど。

動き回ると暑いくらい。気温が21℃と表示されていた。食事。

武蔵野館3で『カナリア』。

ラストのセリフと白髪をどう評価するかによって意見は分かれると思うが、カルト教団事件に真摯に向かい合う姿勢は見るに値する。

それに題材はそうであっても、本質は子供と親、そして世間とのかかわりというごくありふれたものなのだ。虐待、援交、レズも登場するからありふれたものというのもへんだが、いやありふれているか。

少年と少女の距離感の微妙な変化も素晴らしい。二人の手は繋がれ、離れ、また繋がる。


■2005.4.2(土) 映画『サイド・ウエイ』『ZOO』

 

池袋へ。テアトルダイヤで『サイド・ウエイ』(Sideways)。

中年男二人のきままなワイナリーめぐり旅。ジャックは結婚前の羽目はずし。それに付き合うマイルスとの関係が出だしから疑問となるが、なるほどクラスメートだったのね。学生時代の友達というのは、社会人になってからでは成立し得ないものがあるから、納得。でも、そこにはどこか甘えのようなものが……。

脚本のデキがよく、一週間の旅の様子をうまくまとめてあり、こんな話なのに退屈せずに見ていられる。ただ内容は、学生時代の友達と同じで、冷静に見ればまったく甘ったれたもの。ジャックは火遊びで鼻をへし折られるけど、何事もなく結婚するし、マイルスは寛大なマヤから返事が……。まあ、映画としてはこうなるんでしょうね。

四天王ラーメン。すぐテアトル池袋へ。急いで行ったのに前の回のイベントが終わらず、しばらくロビー待ち。

『ZOO』は乙一の同名短編集からのオムニバス映画で『カザリとヨーコ』 『SEVEN ROOMS』 『陽だまりの詩』『SO-far そ・ふぁー』『ZOO』の5本入り。

タイトルにもなっていて、だから最後のシメなのであろう『ZOO』以外は、すべて面白い。って、なんかヘンな感じなんだけど、そう。せっかく『カザリとヨーコ』(これが一番)以下、どれもがきちんとした筋があって感心していたのに。おしまいが気分で見せるような映画というのもな。

古本屋3軒。3冊のみ。


■2005.4.1(金)

 

次女の産休が終わり、果太、今日から保育園。次女夫婦が早出で家人が出がけに連れていくのだが、このパターンだと朝食を邪魔されて、新聞がまともに読めないのだ。


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