トップページへ
ブックリブックス(目録) 注文方法 目録の見方・本の状態
当店について ブックリブックス通信 リンク集

ブックリブックスの店主デクノロジジイの日記です。暇を持て余している人以外は近付かないほうがよろしいようで。
また本や映画については、ネタバレに関しての配慮はしていませんので、その点もご注意ください。
日付

2008年   −1月 −2月 −3月
2007年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月
2006年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月
2005年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月
2004年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月

■2004.5.31(月) ラジカセの修理 
 

近所のオーディオ製品修理専門店から電話があり、ラジカセを取りに行く。修理代は1万円までと言っておいたら税込みで10080円だった。愛着のあるラジカセだからありがたいことなのに、7000円までと言っていたらそれで直ったのではないかなどと、すぐ意地悪なことを考えてしまう。

コーンの縁(?)のところを張り替えてあるのだが、切り方が下手くそだし白いものに替えてしまうからそれがよけい目立つのだけど、音は見事に復活。ハウリングや音が割れていたのは、コンデンサーの液漏れなんだとか。

話の流れで、パソコン用に作ったというオリジナルの真空管のスピーカーを試聴させてもらった。名曲を聞き分ける能力など私にはないのに、そうとは知らず店主はCDを選ぶ選ぶ。値段は10万円。確かに素晴らしいピアノ曲が飛び出してはきたけれど、今だったらパソコンの本体を買ってしまうな。


■2004.5.30(日) 映画『キューティーハニー』『ヒューマン・キャッチャー』 
 

自転車で虎ノ門まで(新橋に1分だけ顔出し)。そこからは地下鉄で新宿へ。

新宿東急で『キューティーハニー』。お手軽って言ってしまえばそうなんだけど、情けない実写よりはずっといい。こういう映画もアリなんだよな、と納得。ただし佐藤江梨子のキューティーハニーは適役なのかどうかは? イメージとしては演舞場の『おはつ』でやっていた役の方が合っていた、ってよく知らないのだけど。

ミラノ座から出てくる家人を待って一緒に食事。そのあと、また一人でシネマミラノへ。

『ヒューマン・キャッチャー』は原題が Jeepers Creepers 2 となっているから続編なわけね。23年ごとに現れ23日間人間を喰い続けるって言われてもな、わけわからん。けど続編だから、それはもう前に解説済みなのかしら。陸なのに捕鯨船みたいなことやらかすし、話はテキトー。全部都合のいいように作ってしまっているんだが、なかなかユニークな怪物ではありました。案山子のようなコウモリのような。

お気楽2本立てもたまにはいいやね。あー、でも帰りは虎ノ門からまた自転車……。


■2004.5.29(土) メダカの死(また) のろのろ自転車 
 

この間とは別の発泡スチロールに入れてあるメダカの7匹のうち4匹が死んでしまう。残りも1匹を除いて瀕死の状態。別の入れ物に移すがダメかもしれない。

メダカが来て何年にもなるが、こんなことが続くのは初めて。この前の時はタニシは平然としていたから、水のせいではないみたいだし。はやりの鯉ヘルペス?(これどうなったんだろ)

掃除をすませお昼を食べたら眠りたい気分になったので横になるが、昼寝は不発。

14:00頃になってしまったが、自転車で出かけることにした。浅草橋。秋葉原。神保町。帰ったら20:00過ぎ。

町中をのろのろ自転車で行くのはとても楽しい。東京なのに松の大木が、それも真っ直ぐ伸びている廃屋(らしい。根は排水の敷石をゆがめてしまっている)や、これまた植物が入口の下に根をはっているビル(しかもここは何故か入口の高さが180センチくらいしかない)などなど。うまく説明できないので、そのうち写真でも公開するか。

時間がないので秋葉原は裏道の方を少しだけ。神保町では教則本を探すが、楽譜は消耗品なので古いものは入手するのはまず困難とか。戦前のものとなると話は別らしいが、専門店でも中途半端に古いものは商売の対象として考えていない口ぶりだった。

牛丼がなくなって大騒ぎをしていたが、たつ屋にはあるじゃないの(行ってはいないが、らんぷ亭にもあるか)。それも値上げして230円というのだから安いよねー。

誰も信じてくれそうもないけれど、ファーストフードを食べるのは久し振りなのだ。


■2004.5.27(木) ホームページの手直し 
 

ホームページの手直し。通信(この日記)が大量になってきたので、月ごとにファイルを分ける。リンク集は少しだけ追加。ここにはまだまだ載せるものがたくさんあるのだが、やはり目録を優先させるべきなんでしょうね。


■2004.5.26(水) 通過儀礼 母の読書熱 16冊アップ(計464冊)
 

午後に母、そして夕方に妹と甥がやってくる。顔見せとお祝いの、つまり私の一番苦手な通過儀礼ってやつ。

一体何があったのか、母が2カ月位前から急に読書家になってしまったのだ。もっぱら時代小説や推理小説ではあるのだが、昔の母を知っている私にはそれでもにわかには信じられずにいた。

だけど今日は仕事場にまできて、整理中の本まで物色しだしやがった。あー、それは今スキャニングした本なんだけどなー。あー、そこのはさわらないでー。あー、順番がー。あー。

売り物だからと鄭重にお断り申し上げるわけないのな、ぞんざい親子なんだから。しかし、敵もさるもの、500円? 買いますわよー。って勝手に値段を付けるなってんだ。

アップしたばかりなんだけど、そして売れてないのに、売り切れ表示にいたしましたです。


■2004.5.24(月) 孫と対面 20冊アップ(計448冊)
 

次女、退院。孫と対面す。

子供が産まれると、その報告やらお祝いやらで急ににぎやかになる。しらーっとしている(つもりはないんだが)のは私だけなんで、なんか顰蹙をかっているような?

2日前に親戚から電話があった時の会話。

「おめでとう」
「ありがとうございます」
「どう赤ちゃんは?」
「え、いや、あの、まだ見てないんです」
「あら、何してるの? 見てないなんて、おかしいわよ」

って、おかしいですかねー。私は親じゃないんだけどなー。さすがにこれ以上話すのはまずい気がして、家人に電話を押し付けてしまった。

その家人なんだが、そわそわしっぱなし。次女によると、孫に向かって「お母さんは、ちょっと下に行って来ますからねー」と話しかけていたそうだ。う〜む。


■2004.5.23(日) 休日の正しい過ごし方
 

起きるのも、掃除も、仕事も、ぐーたらするのも、時間のかけすぎだー。休日なんだからこれでいいのだ。というような調子で、終日家。


■2004.5.22(土) 映画『トロイ』『ジャンプ』
 

『トロイ』は初日の初回なので、一杯だったらあきらめるつもりでいたが、ミラノ座を満席にするにはいたらず、予告は始まっていたが、私の指定席(前から5番目)あたりはまだまだ余裕があった。

映画は予想以上のデキ。アキレスの心境の変化やトロイの木馬を城内に運び込むことについてのやりとりなど、細かい部分での不満はいくつかあるが、大作負けしていない。単純だから、人がうじゃうじゃ出てくる映画って、もうそれだけでわくわくしてしまうのだが、どの場面もなかなかよく出来ていた。それほどCG臭くもなかったし。

食事のあとテアトル新宿で『ジャンプ』。

これをあとにしてよかった。幕が下りても、まだラストシーンの先を考えている。そして、それを考え出すと胸の鼓動が止まらなくなる。

新宿御苑の方までくねくね歩いて帰る。ブックオフにも寄る。


■2004.5.21(金) 趣味は読書?
 

台風通過。朝までざあざあ降りだったが、あっという間に晴れ上がり、気持ちのいい一日になった。ドクダミの花がきれい。

ブックリブックスが商売にならないのは十分わかったし、目録のアップもままならないしで、やめるという選択肢もあるのだが、それにしてはここまで結構な労力をつぎ込んでしまっているのであって……だからさ、一応趣味ってことで続けようかと。

だったら、本棚は自分好みの本だけを並べておきたい気もするが、そうでないのも適当に入っているというのが普通、でしょう? 本棚の中身って意外と乱雑で、なんでこんな本が、というのもあるよね。衝動買い本や貰い本や拾い本や置き去り本や、だからって簡単には捨てられなくって、でそういうのは当然ハズレのものが多くて。ま、そんなとこっ。

つまりブックリブックス=デクノロジジイの本棚なんだから、これでいいのだ。と、居直ってみたのね。誰に? というか、ただの弁解です。こんなホームページ作っちゃってさ。恥ずかしい。弁解しないではいられないのな。あー、恥ずかしい。

けど、いいことだってある。

まず、本が沢山買える。前はなんとなく遠慮しいしい買っていた。今は、読んだあとは売ればいいんだから、って。あ、でも売れてないんじゃないんすかー。そだね。状況はまったく変わってないのに売ればいい、なんて。……最後はブックオフって手もあることはあるんだけど。

それでね、本が沢山買えるとなると、積ン読も半端じゃなくなるんだけど、それでも以前よりは読書量が増えているわけ(当社比)。やっぱり積ン読の効用というのはある。

本漬け生活は幸せ気分。正確にはハラハラドキドキびっくりうっとりしんみり気分だったりもするけれど。で、今だったら、趣味は読書、なんて、これも大いに恥ずかしいけど、言ってしまうぞー。


■2004.5.19(水) 23冊アップ(計428冊)
 

停滞気味の目録を更新。2月は9回で176冊、3月9回179冊、4月2回32冊、5月は今のところ2回で41冊ではね〜。目標にはほど遠い。


■2004.5.18(火) 難儀な携帯 孫誕生
 

明るいものだから目があいてしまう。時間を確かめるようと携帯を見るとメールが来ている。また長女からだ。まだ5時前なんだけどな。って、受信は2:58(スペインでは夜の8時)になっている。ありゃ、サイレントモードになっていない。けど、着信音には気が付かなかったのね。起こされたら怒るよ。

なになに、日記の言葉がヘンだって。そうかー? ってつい考えて出してしまったらすっかり目が覚めてしまったぞ。はいはい、直しますとも(てことは、長女の言い分が正しいってことではないか)。

携帯はほとんど使わないから、操作がさっぱり覚えられない。昨日の夜も練習と思ってvodafoneからのアンケートメールに答えていたら、急に数字の入力場面になって立ち往生。次女のいる3階まで駆け上がり、助けを乞うはめに。

今朝のメールもあとで気付いたのだが、2通続けて入っていたのだった。最初のは見逃してたよ。寝ぼけてたしね。やっぱりPC宛にしてほしいな。読むのも面倒だし、あちこちバラバラになって整理できなくなってしまう。

あーそうだ。今日は、次女に男の子が生まれて、正真正銘のジジイになってしまったのな。


■2004.5.16(日) 静かな雨の日
 

雨の小さな音を聞きながら、一日中家で静かにしていた。掃除をしたくらいで、他には何もせず。朝もゆっくりだったのに、お昼を食べたらまた眠くなってきて、昼寝までしてしまった。それも2時間以上。

具合が悪いわけではないのにね。風邪もほぼ抜けたようだし、今はPCの前でまだうすぼんやりしているけど、体の芯から解放された気分になれた。

考えたらこのところ休みも目一杯遊んでいたから、体が休息を望んでいたのだろう。

あ、でも昼寝のあと、心臓が痛くなった。しばらく症状が出なかったので忘れていたが、数日前も少し痛くなったのだった。しかし、これは静かにしている時になることが多いから……休息はいけないとか? どうすれば?


■2004.5.15(土) 古着回収 『ビッグフィッシュ』 不良プリンタ
 

家人と自転車で錦糸町の丸井へ。海外へ送る古着3袋(+寄付)を出す。前回(2年前)までは記帳があり、不要な感謝状?をくれたが、やっと無駄に気付いたのだろう、今回はただ回収しておしまい。あっさりしたものだ。

楽天地シネマ8へ。『ビッグフィッシュ』は話や構成は悪くないのだが、終わってしまえば、何かが足らない気分。ティム・バートンに期待しすぎたか。

食事のあと、待ち合わせ場所のヨドバシカメラへ。

次女が買ったキヤノンのインクジェットプリンタが不良で、その交換につき合う。黒を50や30パーセントで出すと、グレースケールにしても緑がかってしまうのだ。普通の写真も全体に緑っぽく(こちらはカラーで刷る)、蛍光灯の下で撮ったのだろうと思い込んでいたが、よく聞いたら戸外で撮った写真なのだと。

交換については、すでにヨドバシカメラ側もほぼ了承済みだったが、同じ症状が出てはたまらないので、ノートパソコンを持ち込んでテスト印字をさせてもらった。私が使用しているエプソンから印字した同一データも持参し、少しでも気になる症状が出た場合は機種変更かメーカー変更を迫るつもりでいたが、交換品で何事もなくきれいなグレーが出てきた。こんな初期不良もあるのですね。

私がわざわざ行くこともなかったかな。でもまあ、この間携帯を買うときに付き合ってもらったので、文句は言えず。

みんなと別れて、亀戸から両国の方までまわり、帰ったらもう19:00。風邪は今日こそ本当になおりそう。

夜、次女が交換品で刷り直したカラーチャートを持ってきて、やはり不良品は青がヘンになっていた、と言う。見比べると、たしかにどれもシアンが余計に出ている。


■2004.5.14(金) メダカの死 深夜の携帯メール
 

風邪は月曜の夜からぶりかえし、そのまま。ひどくはないのだが、気分はよくはない。風邪もひかない、なんて威張りまくっていたからみっともないっす。

メダカが9匹も死んでしまう。原因は不明だが、8匹は同じ発泡スチロールで飼っていたから、水質が急激に変化したのだろうか。いたずらでなければよいが。

深夜、スペインの長女から携帯メール。なんでアドレスを知らせてこない、とある。だってPCでしょっちゅうメールしてるじゃないか。あと携帯を左手で持ち、右手の人差し指で操作するのはやめろって。次女がスペインに告げ口メールしやがった。

慣れない入力方法に、慣れない親指で打ち上げて(どーでぃ! 携帯の2行だが)送信したら、たちまち返事が。

迷惑メールしか受け取らないのは寂しそう(これも次女の告げ口メールだ)だから、毎日書いてあげる、だと。だから、それはPC宛にしてくれ〜。って、打つのは面倒だからもう返信はしない。だいいちこっちは夜中なんだから。そうだ、それに私は寂しがってなどいない、って。携帯は別の目的で買ったんだし。

ブックリブックスのトップページにある更新日が、通信(この日記)の更新に合ってないという指摘もしてくれたが、あれはね、目録の更新日。ちゃんと書いてあるでしょうが。

とはいえ、今のところ長女がこのホームページの一番の読者だし、そう言われてみると紛らわしい。訂正するか。


■2004.5.10(月) 早寝する気なら本に手をのばしてはいけません
 

布団にはもぐり込んでも早寝にはならないのな。ちょうど読み始めたばかりの本に夢中になってしまって、最後まで。でも、まあすぐには眠れなかったが、昨日の夜は早く横になって正解だった。夜中、節々が痛かったから。今日はもうすっかりいい感じ。


■2004.5.9(日) 母の日
 

この前会ったばかりなのだが、家人が母の日だからというので一緒に新橋へ。雨が降り始めたので地下鉄で行く。

また徳寿。で、お茶。6日前とまったく同じなんだから。途中妹も来て仕事の話。

帰って仕事の片づけをしていたら風邪がひどくなってくる。朝の掃除の時は動いていたらだんだん気分がよくなったのに。

もう寝よう。


■2004.5.8(土) 映画『スクールオブロック』 娘のメールと『スパニッシュ・アパートメント』再び
 

仕事の用をすませ、地下鉄で東池袋、古本屋、食事。

テアトルダイヤで『スクールオブロック』。

メチャクチャ面白い。わたしゃジジイだから(という理由はヘンか)ロックはそれほど好きではないが、映画は痛快ですらあった。主演のジャック・ブラックは演技なのか、地なのか。印象が強烈すぎて、もう他の役は考えられないくらい。

でもね、私は彼を追い出そうとした彼の親友のガールフレンドに同情するけどね。

プログラムが売り切れだって。土曜日なのに、もったいな〜い。去年、ミラノ座で『英雄 HERO』を見た時も売り切れだったことがあったが、これって内部的には大問題なんだろうな。どんな手違いがあったのか、気になってしまう。こんなもの、まさか予測して仕入れるのではないだろうし。

目白、高田馬場と歩き回る。途中で喉が痛くなってくる。風邪? 食事して帰る。

昨日遅くにスペインにいる長女からメールがきていた。ほとんどが『スパニッシュ・アパートメント』に関連したことなので、拝借して日記を手抜きしてしまおう。転載許諾依頼(正しい日本語?)メールを書かなきゃな。

(以下、娘からのメール)

私もこの映画観たよ。でも多分おととしとかだったと思うんだけど...。あれは小さな映画だったけど結構ヒットしたし外国人の友達はみんな観てたね。スペイン語のタイトルは「Una Casa de Locos」。英語にすると「A House of Crazy People」でしょうかね。

当時はバルセロナに住んではいなかったけど、やっぱり主人公とそのアパートの住人みたいにエラスムスっていう交換留学/奨学金制度(結構簡単。日本の奨学金制度とは全然違う)で留学してる友達一杯いたし、私も生徒だったからそうだなーって。授業でカタラン語しか使わないって言うのは全部の授業がそうではないけど本当です。

バルセロナの町も旧市街はあんな感じ。特に主人公が住んでるところとかアパート探すところとか。アパート探しが大変だって言うのもうそじゃない。

同居人の国籍が全部違うのも当たり前だしね。まさにEUの映画って感じだよね。というより若者はただでさえ陸続き、飛行機乗ればどこでもひとっとびのヨーロッパに住んでるからああやって他の国の人と暮らす、勉強する、遊ぶとかは普通の感覚だよね、日本人よりは。

私もこの映画すごく好きだったよ。エネルギッシュ!!

バルセロナはなかなか素敵な町だよ。いろんなところ歩いていけるしね。地下鉄もあるし。30分以内なら同じチケットでバス、電車に何回でも乗れる。

忙しいのでまたね。

昨日は1時まで校正やっていて終わらないし、仕事は全然外注先から来ないし頭にきて帰りました。午前9時〜午前1時勤務。在りし日のパパのようですね。

(結局、全文引用してしまった。メールなんで段落は勝手に操作したが) 

娘も書いてるように『スパニッシュ・アパートメント』は、背景としてのバルセロナがとてもよく描かれていて(気がする)、観光映画としても楽しめるかな。もちろんそれを切り離しても(それも困るか)十二分に面白いんだが。

だけど、主人公や他の登場人物に、感情移入できるかというととんでもないよ、と言いたくなる。それは私の価値観が古いからなのだが、そのこととは別の意味で、アパートをシェアしている登場人物たちもお互いにそう感じているわけ。当然だよね。

ではあるのだけど、そして要するにアパート代を節約したいという単純な目的からであるにしても、とにかく違う人間たちが(ここでは人種というよりはっきりしたものになっているが)、一緒に暮らしているというのがいかにもヨーロッパ的であり、日本人にとっても無視できない今日的な主題であるはずなのだ。

アパートの学生たちは、むろん反目し合ってなどいないが、とはいえ認め合っているかというとそれは疑わしく、けれど何かことが起きると妙な連帯感を発揮する。これをもって、地球人よ、だから仲良くしようではないか、となるととたんに胡散臭くなってしまうのだが、映画はあくまで軽やかで、ごくごく自然に、学生たちが愛しくなってくるのだ。

手抜きのつもりだったのに、長くなってる! で、ヤメ。って、まとまらなくなってきたからなのな。いや、だからさ、そのまとまっているんだかいないんだかわからないのが『スパニッシュ・アパートメント』の面白いとこなんだ。ってこじつけてみました。


■2004.5.7(金) プリンタ故障?
 

インクジェットプリンタの調子が悪く、15時頃には終わるはずのものが22時過ぎに。

さんざんあれこれうんざりいろいろげんなりいじくり回して、やっと原因がわかる。なんのことはない、単なるインク切れだったのだ。今回はインク切れのメッセージは出ず、回線が切断されたか繋がっていないとプリンタが言ってきたものだから、ずいぶん余計なことをしてしまった。まあ、だから故障は故障なんだけど。

ヒマだからいいようなものの、気分はへとへと。一旦はあきらめて、新しいプリンタの機種選定までしてしまったしさ。


■2004.5.5(火) 携帯購入 18冊アップ(計405冊)
 

仕事場を離れることが多くなってきたため、ヨドバシカメラで携帯を購入。1円の機種から選び、次女の子扱いにしてもらう。

気前よく、支払いまでしてくれた。でもって、あとであらためて二人(次女夫婦)からと、シャツをプレゼントされた。1円プレゼントは、してしまったらしてしまったで、次女にもちーっとばかりまずかねーか、という心理が働いたのね。たぶん。父の日ね、と念を押されたけど、こんな中途半端な時期だと、去年の父の日分という解釈もありですぜ。

厚い携帯の解説書にため息。


■2004.5.3(月) 映画『スパニッシュ・アパートメント』
 

自転車で新橋。母、家人と徳寿。お茶して解散。

シャンテシネ2で『スパニッシュ・アパートメント』。

不思議な魅力にあふれた映画。ごちゃまぜ感がたまらない。EU拡大万歳!?

2日間悩まされた頭痛(部位は特定できないのだが、たぶん外傷のもの)が直る。


■2004.5.2(日) 映画『エレファント』
 

家人と渋谷へ。

歩いていて企画ものの雑誌のアンケートにつかまる。アンケートなのに、答えにくく時間のかかる質問が多い。1000円分の図書券もらえたが、40分も拘束されたんではな(30分位と言われたのだが)。家人など一緒に連れ込まれたものの、女性のアンケートは必要数が集まってしまったらしく、そしてそのことは私が終わりそうになる頃に言われたのだと。

せっかく早めに家を出たのに映画の時間になっていた。シネセゾンで『エレファント』。

とにかくびっくりの映画。カメラはタイトルされた人名の高校生を追っていく。ほとんどが意味などないと思われるシーンなのだが、それが別の人物の行動を追うことで繰り返される。それも複数の人物のものが。

ある部分でそれは交差し、またある部分では別の人物と交差する。時にスローモーションになったりもするが、特別の意味はないようだ。当たり前というよりは何でもないことを追っていて、ふいにありえないことに遭遇する。

とはいえ、乱射事件を題材にしているということを、ほとんどの観客はこの映画を見る段階で知っているわけで、逆にそれを意識して作っているのかもしれない。つまり遭遇するのではなく、起こるべきことに向かっているのである。この書き方だと誤解しそうだからさらに説明しておくが、乱射事件の部分も同じ延長線で別のカメラと交差している。

なのに、というか、だからか、なんでもないキャンパスの風景にも息がつまりそうになるのだ。

乱射事件に関しての発言は何も読みとれない。映画も唐突に終わる。

だから?という問いを拒否している映画と言えばいいのか。けれど、そのことでその問いは増幅される。だから?と。エレファントという題は不明。

視野の狭いスタンダードサイズはかえって緊張を強いられる。撮りっぱなし、あるいはドキュメンタリーのようでありながら、また同じシーンを違う角度から撮っているのだから、実際には綿密な計算をしているのだろう。

食事。魚が焼けていない。え、またかよ。2週間位の間に、スープが冷めていたり、コーヒーがぬるかったり。当然、場所も店も違うんだが。呪われてるとか。

原宿まで歩く。ものすごい人出。地下鉄の工事で道路が狭くなっていることもあるが、ラフォーレ原宿前辺りはなかなか前にも進めない。

ブックオフ(でかい!)。お茶。疲れた。書くのも。


■2004.5.1(土) 連休初日
 

今日からカレンダー通りの5連休だが、無理矢理押し込まれた仕事の発送が(大事のように書いているが、1キロもないものが1つだけ)。PCに記帳して請求書作りも。たったこれだけなのに、気が付いたらすでに夕方だ。

夜はブックリブックスのホームページの手直し。


日付

2008年   −1月 −2月 −3月
2007年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月
2006年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月
2005年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月
2004年   −1月 −2月 −3月 −4月 −5月 −6月 −7月 −8月 −9月 −10月 −11月 −12月