ヤケ、紙ヤケ |
日光による退色。経年変化による変色は、特に明記しないつもり。経年変化は紙質による差も大きく、ザラ紙やアート紙などに顕著。日焼けというよりは紙質が原因と思われるものについては「紙ヤケ」と記載。 |
シミ |
一番多いのは、天にできる丸い小さなシミだが、他にもいろいろなものが見られる。 |
スレ |
こすれてできたと思われる細かい傷。雑誌は表紙自体が弱いし、カバーをする人もまれなので、ほとんどがこの状態。 |
ソリ(波打ち) |
何らかの原因で全体が反り返ってしまったもの。 |
折れ |
折れ跡。まれに製本ミスのまま市場に出てしまったものも。 |
破れ |
「折れ」もそうだが、カバーが少し破れている本はけっこうある。帯はさらに顕著。 |
水濡れ跡 |
水に濡れて(あるいは湿気で)、ふくらんだり、ごわごわしているもの |
ハゲ |
テープなどの跡で、その部分が薄く剥がれてしまっているもの(つまり剥がした方に本の紙が付いていってしまう状態)。「ラベル跡」の場合は、反対に接着剤がうまく剥離してくれず、ラベルの残骸と一緒に本に残ってしまっているものが多い。 |
ツカレ(クタビレ) |
目立った汚れはないが、何となくくたびれた感じのするもの……らしい。らしいと書いたのは実際にどんな状態につかわれるのか知らないため。丁寧に扱ってはいたが、繰り返し愛読されたような本をいうのだろうか。勉強不足ですみません。 |
ヘコミ |
本を落としたりして厚表紙(ハードカバー)の角などがつぶれてしまったもの。 |
汚れ |
これも判断が難しいものがある。白っぽい本は少しの汚れでも目立つし……。 |
読み跡(手垢) |
本はきれいな手で読みませう! |
傍線、記名、日付 |
傍線が引かれていたり、名前や購入日(読了日)が記入されているもの。筆記具が類推できるものは、それも記載。 |
蔵書印 |
所蔵を示す判が押してあるもの。 |
廃棄印、線 |
廃棄本、見切り本(ゾッキ本)の地に、版元が「済」や「B」などの判を押したもの。判ではなく、線が引かれたものもよくある(ゾッキ線)。 |
古書店店舗ラベル、ラベル跡 |
「ブックリブックス」でラベルを貼ることはないが、古書店を経由した本にはそこの店のラベルが貼ってあるものが多い。また、ラベルを剥がした跡があるものは「ラベル跡」と記載。 |
研磨跡 |
小口などを綺麗に見せるために研磨したもの。マンガ本によく見られる。 |
サイン本 |
出自がはっきりしたものでないと、本物かどうかわからないものも。 |